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邂逅(2) 邂逅(2) 美姉妹といっしょ♡ 
 
「……と言う訳で、ご希望通りパイロットを一名、確保しましたっ。彼女は現在日本に向けてフライト中ですので、明日の午後、挨拶に伺いますっ。詳細はファイルに纏めてありますから御確認下さいねっ!」

「あの~~、晶さん? もしかして怒ってる?」

 軽い笑みを浮かべた晶なのだが怒気を孕んだ声と、こめかみに浮かぶピキマーク(怒りの印)を見た会長(すっかりハゲ上がった六十五歳・男)が恐る恐る尋ねる。
 晶が更にニッコリと微笑んだ顔を見た瞬間、会長は背中に冷や汗を浮かべ、この場から逃げ出したくなった。
 美人が笑顔のまま目を吊り上げ、怒りに震えている表情が物凄い圧力となって迫って来るのだ。

「いいえぇっ、怒ってなんかっ、いませんわよっ、これっぽっちもっ!」

「いや、どう見ても怒ってるって」

 思わず呟いたツッ込みが聞こえたのか、首をぐるりん、と回した晶の鋭い視線が会長室の隅で成り行きを見守っていた業務部長に突き刺さる。
 本来、パイロットを手配するのはこの業務部長なのだが、何故か巡り巡って晶にお鉢が廻って来たのだ。
 その事でこの部屋に来る前に晶は散々小言を言ったのだが、この部長、ちっとも堪えてない。
 晶の顔を見るなり「今回の調子でまた頼むよ♪」と笑顔でのたまい、今でさえ、まるで他人事の様に振舞っている。

(この人、責任感ゼロね)

 晶は金輪際、この部長とは仕事をしない事を固く心に決めた。

「ともかくっ! パイロットを雇う仕事は私の管轄ではありませんのでっ! これっきりにして下さいっ!」

 秘書課課長として机の上で小さくなっている会長と部屋の隅でのほほんと立っている業務部長をひと睨みし、一礼してから大股で部屋を出る。
 しかし、晶が怒っているのは何もこの二人の不甲斐無さだけでは無かった。
 仕事の為とはいえ、新たな火種を呼び起こした事に対する自己嫌悪があったのだ。

(あの娘(こ)、ヒロの事をまだ……。ったく、あたしも人が好いというか、何というか)

 晶は深い溜息を吐(つ)きながら自分のデスクに座る。
 するとタイミングを見計らったかの様に目の前にコースターが敷かれ、レモンが添えられたアイスティーが差し出される。
 時計を見ると十時半、午前のティータイムだ。

「ありがと♪ 丁度飲みたかったの♪」

 顔を赤らめた後輩OL(今年の新入社員だ)にウィンクすると、そのOLは逆上せた様に首から上が真っ赤に染まって俯いてしまう。
 憧れの先輩OLにお茶出し出来た上にウィンクまでされ、フリーズしてしまったのだ。

(ふふっ♪ 初々しくて可愛いわね~♪ あたしもこんな時期があったのよね~)

 思わず現実逃避に走った晶だが、これから先の事を考えると再び溜息を吐いてしまう。
 と、晶のしかめっ面を見ていたひとつ年下の後輩OLが声を掛けてきた。

「さっきから深い溜息ばっかりですけど、悩み事ですか?」

 彼女は転勤して来た晶に、この支店の情報(裏情報含む)を何かと教えてくれた秘書課の同僚のひとりだ。

「ん~~~、悩み……というか、嵐の予感……というか」

 言葉を濁す晶に同僚OLがニヤリと笑う。

「もしかして三角関係ですか? 旦那さん……宏さんが浮気した、とか!?」

「ん~~~、浮気じゃ無くって、新たな同居人が――」

「えぇっ!? 五人目の奥さん登場なんですか!? ……宏さんって、あちこちに奥さんいるんですね~♪」

 眉間に皺を寄せ、どう説明しようか迷っている晶に同僚OLは目を見開いて驚きを露わにする。
 この会社の人間は晶が既に結婚し、四人いる妻の一人だという事も全て知っているのだ。

「いや、まだ五人目とは決って無いし、あちこちなんていないわよ。その娘は大学のサークルであたしと一緒だった娘で、ヒロ……夫と一度や二度、会ってるの」

「なぁ~んだ。つまりは共通の知り合い、って事だけじゃないですか。つまんないの♪」

 何を期待していたのか、同僚OLはがっかりして自分のデスクに戻ってしまう。
 そのうしろ姿に、時場所状況を選ばす、OLというのはゴシップ好きよね~、と改めて思う晶だった。

(それにしても、あの娘が今でもヒロを好きだったとは思わなかったな~)

 晶はあの娘がアメリカでビジネスジェットのパイロットをしている事は知っていたが、とっくに宏の事は冷めていると思っていた。
 なにせ宏と最初に出逢ってから既に四年近く経ち、その間に数える程しか逢ってないのだ。

 ――それでも再会したら恋心が再び燃え上がるかもしれない――

 そんな予感が晶の頭を掠(かす)め、あの娘を自分の会社に引き抜く事を躊躇ったのも事実だった。
 果たして、あの娘は今でも宏を想っていると言う。

(……ま、仕事は仕事、プライベートはプライベートだし、何とかなるでしょ♪)

 根が楽天的な晶は、全ては今夜、あの娘に逢ってからだと、自ら起こした火種に蓋をしてしまう。
 今更じたばたしても、なる様にしかならないのだ。

(さてと。あの娘が羽田に着くのは……十八時四十分の予定だから……ここを十八時過ぎに出れば充分間に合うわね。それから家に向かうとなると……帰るのは二十一時過ぎね)

 晶はパソコンでスケジュールを確認し、手帳にもペンを走らせてこれからの段取りを頭の中でシミュレートする。
 今夜は羽田であの娘を出迎え、空港内で食事を摂ってから家へ直行する予定なのだ。

(あの娘と直接会うのは……三年振りかしら。ヒロも懐かしがっていたし、逢うのが愉しみだわ♪)

 晶は久しぶりに逢う友人に想いを馳せつつ、本来の秘書としての仕事に没頭した。


         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「Clipper 001, contact Tokyo approach, 119.1, good day.」

「Roger, switch Tokyo approach, 119.1, good day.」

 管制官が羽田への着陸機を管轄する管制官へのコンタクト(無線切替)を指示すると、キャプテンシート(機長席)に座る女性の顔に笑みが浮かぶ。

(いよいよ到着だ。……懐かしいな)

 管制指示に従って機体を降下させてゆくと、コクピット(操縦室)の窓から夕日に染まった日本の緑の大地が一面に広がり、家並みが小さく見え始める。
あと二十分もすれば彼と同じ土地を踏めるのだ。
 自然と心が逸(はや)るが、今はランディング(着陸)に備えてコ・パイとファイナルチェック(最終確認)に専念する。
 ヘッドセットからは羽田へ降りる航空機と管制官との交信がひっきりなしに聞こえて来る。
 そしてその合間にこの機に向けて管制官から指示が出る。

「Clipper 001, turn left heading 330, descend and maintain 3 thousand 1 hundred, cleared for ILS runway 34L approach.」

 コ・パイ(副操縦士)が復唱し、キャプテン(機長)がオートパイロットのヘディングモード(機首方位)とバーチカルモード(下降率)をセットすると機体はゆっくりと左へ旋回しながら徐々に降下する。
 やがて遠くに羽田の灯りが見え、滑走路の延長線上に機体が載ると、いよいよファイナルアプローチ(最終進入)だ。

「Clipper 001, contact Tokyo tower, 118.1.」

「Contact tower, 118.1, Clipper 001.」

 管制官の指示にコ・パイが復唱し、羽田空港の管制官へコンタクトする。
 同時にキャプテンはオートパイロットを切り、自分の腕で機体を巧みに操ってゆく。

「Tower, Clipper 001, 5miles on final.」

「Clipper 001, runway 34L, cleared to land, wind 330 at 8, welcome Tokyo.」

 管制官はビジネスジェットの我々に歓迎の意を示してくれる。

「Runway 34L, cleared to land, Clipper 001, アリガトウ♪」

「You are welcome♪」

 コ・パイが気を利かせて慣れない日本語で挨拶すると、管制官も気さくに返してくれる。
 定期便を捌(さば)くのに忙しい中、些細な事をさり気無く言ってくれるこの土地が、日本が彼女は大好きなのだ。
 そしてそんな土地に生まれ育った宏の事はもっと大好きだった。

「100……50……30……」

 コ・パイが読み上げる高度に合わせ、キャプテンは右手でスラストレバー(エンジンレバー)を手前に引いてエンジン出力をアイドリングにすると同時に左手でホイール(操縦輪)をゆっくりと引く。
 出迎えた晶が見つめる中、あの娘が操縦するガルフストリームVは見事なタッチダウン(着陸)を決めた。

                                            (つづく)

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【 お寄せ戴いた御意見・御感想 】

[ ]
邂逅(1)を読んだときにも思ったのですが, これはやはり「ほのかさん」再登場なのですね? すごい楽しみだなあ. この調子だと, きっともう一人もいつか登場するのかしらん?

[ お越し戴きありがとうございます♪ ]
 たまきさん
 ご愛読&コメントありがとうございます♪

 お楽しみ戴いている様で作者冥利に尽きます。
 今後の展開は・・・・・・ムフッ♪

 これからも宜しく御贔屓に願います♪
 

[ どうも~♪ ]
始めまして♪いつも楽しく読んでいます♪おお~「ほのかさん」再登場っすね~♪個人的に、「ほのかさん」が、めちゃ好きなんで、これからも「ほのかさん」をバリバリ登場させて下さい♪

[ お越し戴きありがとうございます♪ ]
 四季さん
 はじめまして。
 コメント&いつもご愛読、ありがとうございます♪

 本人(ほのか)は番外編に1回登場しただけなのに、この人気・・・
 レギュラー陣も真っ青ですね(笑)

 今後も御贔屓に願います♪
 

[ 楽しみ ]
いつも楽しく読ませていただいてます。
今、大変ワクワクして読んでます! これからもバリバリ頑張ってください

[ お越し戴きありがとうございます♪ ]
 FOMさん
 コメント&いつもご愛読戴きありがとうございます♪

 新たな展開に喜んで戴いている様で、作者としても嬉しいです。 
 これからも、ご期待に添う様ガンバリます。
 
 今後共宜しくお引き立て願います♪
 

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