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最終更新 '17.-3.14. お知らせ (リンク集)                              | Facebook | Twitter |  リンク集 | ▽ このページの下へ |  ライトHノベルの部屋 邂逅(1)


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邂逅(1) 邂逅(1) 美姉妹といっしょ♡ 

「ん~~~~、誰か、ビジネスジェットを操縦出来て、日本語は勿論英語も堪能で、そこそこの給料で働いてくれる人を知らない? 日本人でも外国人でも、宇宙人でも地底人でも誰でも良いわ。心当たりない?」

 晶はフロア全体を見渡すが、全員首を傾げるのを見て、そんな都合のいい人知らなくて当然よね~、と溜息を付く。

「ったく、会長のハゲオヤジめ~~、めんどくさい仕事ばっか押し付けやがって~~~っ」

 眉間に皺を寄せた晶の独り言に、周りにいるOLや男性社員からどっと笑いが起こる。
 晶のいるフロアはいつも明るく楽しい雰囲気に満ち、仕事がし易いと評判なのだ。
 モデル並みの容姿に加え、それなりの肩書き(会長付き第一秘書兼秘書課課長なのだ)を持っている晶だがそれらを笠に着ることは無く、気さくで砕けた性格が人気を集め、転属から二週間も経たずに数百人いる東京支店での人気ナンバーワンの座に就いてしまった。
 また業務に関しても有能な手腕を発揮し、人事や経理、果ては総務の仕事に至るまで冷静な判断と的確な指示を与える晶はもはや秘書課のOLというよりも常務や専務を通り越して代表取締役といっても良いだろう。
 最初、役員連中はそんな晶を煙たがっていた(仕事を取られる恐怖に慄いた)が今やその実力を高く認め、晶は部署を超えたマルチ社員と化して活躍していた。

「お疲れ様です、晶さん。一息入れたらどうですか?」

 後輩OLが柔らかく微笑みながら机の上にコースターを敷き、グラスに淹れられたアイスレモンティーを置く。
 晶が壁に掛かった時計を見ると既に午後三時を過ぎている。
 午後のお茶会には丁度良い時間だ。

「ありがと♪ そうね、少し休んで頭を冷やすわ」

 頭を下げて去って行く後輩ににこやかに手を振り、椅子をリクライニングさせると大きく息を吐く。
 休むとは言ったものの、パイロット探しに頭が一杯で、とても休める気分では無い。

(やれやれ。何でこんな事をあたしが……)

 頭をバリバリ掻き毟り、今朝からの一連の騒動(?)を思い起こす。
 事の起こりは晶のデスクの上に貼られていたメモ用紙から始まった。
 そこには「社用ジェットのパイロットを一名、今日中に探してくれ。年齢・学歴・国籍不問。経験者尚良。任期は三年、労働条件等委細は君に任せる。それじゃ頼んだよん♪ by会長♥」と書かれてあった。

「な、何これ~~!?」

 出勤した晶は開口一番叫んでしまい、フロア中の注目を集めてしまった。
 およそ外資系大企業とは思えない連絡方法(しかも熊さんの似顔絵の入った付箋紙だ)に晶はまたか、と頭を抱え、同時に唸ってしまう。
 今回の会長のリクエストは社内で自分が片付ける裏方事務仕事とは違い、外部からクルー(乗員)を探して契約するという、言わばスカウト業務だったからだ。
 この支店に来てまだひと月も経っていない晶には営業経験と情報が不足過ぎ、早々に手に余ってしまった。

(あのガルフストリームVを操縦出来る人間を今日中に探せ!? これって、業務部飛行課の担当でしょうに。……さては余りの時間の無さに、社長に泣きついたな、あの部長)

 晶は人の良さそうな業務部長を思い浮かべ、顔を合わせたらたっぷりと小言を言ってやろうと心に決め、数人に手伝って貰いながら行動を開始した。
 会社のホームページにクルー募集広告を載せると同時に操縦士派遣の会社に問い合せ、会長や前任パイロットの人脈を辿り、民間航空会社のOB・OG会にまで捜索範囲を広げ、果ては社内にいる全ての人(社員からアルバイト、出入り業者に清掃や社員食堂のオバちゃん達だ)に心当たりを尋ねてクルー探しに掛かり切っていたのだ。

「む~~~、拙いっ。全然ヒットしない。あと二時間で見つけないと。……仕方無い。最後の手段に出るしかない……か」

 晶は一瞬躊躇ったものの時差を確認し、長年使い込まれ、茶色く変色した手帳を開くと受話器を上げた。


         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「Clipper 001, wind 280 at 4, runway 25R, cleared for takeoff.」

「Roger, Runway 25R, cleared for takeoff, Clipper 001.」

 コクピット(操縦室)の右席に座るコ・パイ(副操縦士)が管制官の指示に復唱し、キャプテンシート(左席)に座るキャプテン(機長)に向かって左親指を立ててクリアランス(許可)が出た事を伝える。
 ヘッドセットで管制官の声を聞いていたキャプテンも頷きながら右親指を立ててクリアランスを確認し、離陸許可をコ・パイとダブルチェック(相互確認)をする。

「それじゃ、いきましょう」

「よろしくお願いします」

 キャプテンの掛け声にコ・パイが応え、離陸に向けてコクピット内の緊張が高まってゆく。
 コ・パイの右手はホイール(操縦輪)を軽く握り、左手はキャプテンと一緒にスラストレバー(エンジンレバー)に添えられ、いつでも緊急事態に対処出来る体勢を取る。
 キャプテンの左手はホイールに添えられ、右手は二本のスラストレバーを均等に少し前にスライドさせ、一旦止めて各エンジンに異常が無い事をエンジン計器と音で確認する。
 キャプテンはいつもの音と振動に満足し、両足でブレーキを解除すると離陸出力の位置までスラストレバーをスライドさせる。
 すると急激にエンジン音が高まり、二つのエンジンがフル回転を始めると同時に背中がシートに強く押し付けられ、正面の窓から見える滑走路が猛烈な速さでどんどん後ろに流れてゆく。
 離陸滑走中でもキャプテンは両足でラダー(方向舵)を小刻みに操り、滑走路の中心線から機体が流されない様に細心の注意を払う。

「……120……125! ……130!」

 速度計を凝視し、読み上げるコ・パイの声が高まる。
 コクピット内が最も緊張する場面だ。

「……V1(ブイワン)! ……VR(ブイアール)ローテイション!」

 コ・パイのV1コールと共に二人は両手でホイールを持ち、VRコールでキャプテンがホイールをゆっくり手前に引くと機体のフロント・ギア(前輪)が地面から離れ、続いてメイン・ギア(主脚)が宙に浮く。

「……V2(ブイツー)! ポジティブ・クライム!」

 コ・パイが上昇角十五度で正常に上昇している事を高度計と姿勢指示計で確認し、コールするとキャプテンも計器と目視で確認の後、素早く次の指示を出す。

「ギア・アップ!」

「ギア・アップ!」

 コ・パイが復唱し、フロントパネル中央下にあるレバーを下から上にセットすると床下から三本あるギアが収納される音が響き、直ぐにエンジン音しか聞こえなくなる。
 ギアが正常に収納された事を示すグリーンランプが点灯するのを確認したキャプテンがフロントパネル上部にあるスイッチをポン、と押す。

「オートパイロット・オン!」

「オートパイロット・オン!」

 コ・パイが指差称呼してオートパイロットが作動している事を確認する。
 機体はコンピューターに事前に打ち込んだルート、高度を辿って旋回、上昇してゆく。
 この間にも管制官からの指示が飛ぶ。

「Clipper 001, contact Departure, have a nice flight !」

「Contact departure, Clipper 001, good day !」

 コ・パイの復唱にキャプテンが頷く。
 機体は毎分千五百フィートで上昇し続ける。

「Los Angeles Departure, Clipper 001, leaving 1thousand 8 hundred, Climbing.」

 コ・パイが管制官に機体の飛行状況を伝えると、すかさず指示が出る。

「Clipper 001, radar contact, fly present position direct BEBOP, rest of route unchanged, Climb and maintain flight level 260.」

「Roger, direct BEBOP, rest of route unchanged, Climb and maintain flight level 260, Clipper 001, thank you.」

 管制指示に復唱したコ・パイが親指を立てるとキャプテンがオートパイロットのヘディングモードを操作し、機体が北西に向けて旋回し始める。
 ここまで来てようやくコクピット内の緊張が解け、一息付ける様になる。

(……何年振りの日本だろ。今行くからな、待ってろよ♪)

 キャプテンシートに座っている女性が心の中で呟いた。


                                       (つづく)

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【 お寄せ戴いた御意見・御感想 】

[ いつも読ませてもらっています ]
らぶらぶ&えっちなところがいいです!
それにしてもエアバンドのネタとは・・・
その広い知識の少しでも自分にあったらと感服です
これからも面白い作品の投下を期待しております

[ いつもお越し戴きありがとうございます♪ ]
 
 トライスターさん
  コメント&いつもご愛読ありがとうございます♪

  お褒め戴き、作者冥利に尽きます。

  エアバンドネタは、操縦シーンに臨場感を出す為に敢えて英文表記で用いました。
  多少なりともコクピット内の雰囲気が表現出来ていれば好いのですが・・・
  (ちなみに、わたくしは “モヒカンルックのトライスター” も好きです♪)

  今後もご愛顧下さいます様、宜しくお願い致します♪ m(_ _)m
 

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