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新居(9) 新居(9) 美姉妹といっしょ♡ 
 
「ちょっと、あんた達っ! いったい何時までお風呂に入ってんのよ! 折角の料理が冷めちゃうじゃないっ!!」

 風呂から上がった宏達を待ち受けていたのは、額にピキマーク(怒りの印)を大量に浮べた千恵だった。
 リビングにはテーブル(アパートで使っていたちゃぶ台の他、ダンボール箱を繋げてその上に板を置き、シーツを敷いて仮のテーブルとした)と人数分の座布団が置かれ、その上にはビールグラスや数々のご馳走が山盛りになって湯気を立て、主(あるじ)の着席を今か今かと待ちわびている。
 宏は何時も夕食前に風呂へ入るのが常で、一日の汗と埃を流してからでないと夕食を摂る気分になれない。
 そこで汗を流していた宏の所へ若菜と晶が乱入(?)し、なし崩し的に一戦交えてしまったのだ。

「ご、ごめんっ! ちょっと長湯になっちゃった」

 千恵に頭を下げた宏が時計を見ると、既に十九時を回っている。
 宏が風呂に入ってから優に一時間半が経過していた。

「ったく~~っ、なんで背中を流す『だけ』でこんなに時間が掛かるのよ!?」

 最初は宏が風呂に入っている間に若菜と千恵の二人で夕食を作っていたのだが、途中で若菜が宏の背中をみんなで流そうと提案して晶は賛成したものの千恵は恥しさから断念し、残ってくれた優に調理の続きを手伝って貰っていたのだ。
 千恵が若菜を睨むと、若菜は悪びれた様子も無く姉に向かって舌をチロッと出す。

「だって~、宏ちゃんといろいろとお話してたら『色々と』盛り上がっちゃったんだもん♪ ごめんね~」

「ふ~~ん、『色々』、ねぇ~」

 千恵は晶に視線を移し、じ~~~っとジト目で見つめる。
 その視線には「何で晶さんまで若菜と一緒になって騒ぐの? 本来なら貴女は若菜の暴走を止めるべき役割じゃないの!?」という意思が込められ、鋭く晶を貫く。
 千恵は相手が年上であろうと誰であろうとも、間違った事はビシッ、と指摘するタイプなのだ。
 晶も先に宏に抱かれた事で気が咎めたのかさっと目を逸らし、頬を指で掻きながら乾いた笑い声を上げる。

「あ……、あはは~、ごめんね。あたしもつい、調子に乗っちゃって」

 晶の応えに優は苦笑しながら千恵の肩に手を乗せ、諦めた様に小さく首を振る。

「……今日は新しい家(うち)での新たな生活の第一歩。みんな嬉しくて浮かれまくってる」

 千恵は優の言葉には同意するものの、晶と若菜の妙にスッキリとした表情とツヤツヤした肌を見て胸がチクッ、と痛み、そして大きな溜息を付きながら肩をガックリと落とす。
 若菜が先頭になり、晶もいっしょになって宏と交わった事が容易に想像出来たのだ。

(あたいはまだキスしかしてないのに……)

 この時、心の奥底で嫉妬心とは違うドス黒い感情が芽生えた事に、本人はもとより誰も気付く者はいなかった。

「別に宏と『交わるな』とは言わないけど、もうちょっと周りの状況とかを考えてくれると、ありがたいんですけど?」

 宏は首を竦めて千恵の皮肉めいたお小言を聴き、若菜と晶は宏の背中を流すだけに止(とど)まらなかった事が千恵にバレてしまい、顔をほんのり赤く染めながら俯いてしまう。
 と、ここで宏の精を膣内(なか)で存分に浴びて気分の浮かれた若菜が言わなくても良い事をつい言ってしまう。

「判ってるわよ~♪ ちゃんと姉さんの分は残して来たから♥ 後でたっぷりと宏ちゃんに注いで貰ってね~♪」

 一瞬の静寂の後、屋敷中に千恵の怒号が響き渡り、三十分以上に亘って宏と優が必死になって怒り狂う千恵をなだめ、頭を抱えてうずくまる若菜を晶が苦笑しながら慰めるハメになってしまったのだった。


     ☆     ☆     ☆


 ちょっとした波乱(?)があったものの普段以上に愉しく、賑やかな夕食が済み、ひと段落した所で千恵と優が風呂へ入り、宏はリビングで旅雑誌「るぶぶ」を見ながらくつろいでいた。
 そこへ宏の左隣でテレビニュースをチェックしていた晶がふと気付いた様に声を掛けて来る。

「ねえ、ヒロは今夜寝る場所はどうするの? ベッドもないままフローリングに布団を敷いて寝る? それだと明け方とか結構冷えるから空いている和室で寝た方がまだ温かいと思うけど?」

「あ、そうか。うん、そうだね。どうしようかな……」

 宏も今気付いたとばかり晶の顔を見、そして天井を見上げて思案する。
 昼間の部屋割りで、「この家で一番広い部屋は家長である宏に」、という意見が優から出され、若菜や千恵、晶も強く賛同したので北東側の洋間は宏の部屋としてすんなりと決まったのだ。
 ところがその後、宏の部屋の向い側、つまり東廊下側の和室二部屋を巡って若菜、晶、千恵の三者で壮絶な(?)部屋取り合戦が繰り広げられる事となった。
 その心は「宏の近くに居たい」という一点のみ。

「あたしは朝日を浴びて目を覚ましたいから、東廊下側の部屋を使わせて貰うわ♪」

「綺麗好きな私はお風呂が近くにないとダメなの。だから私は東廊下側の部屋を使うわね♪」

「あたいは洗濯とかしないといけないでしょ? だから洗濯機のある脱衣所に近い部屋じゃないとね♪」

 晶、若菜、千恵の最もらしいがこじ付けっぽいプレゼンテーションに宏と優は早々にさじを投げた。
 これでは一生掛かっても部屋は決まらない。
 そこで鶴(宏)の一声で、恨みっこ無しのジャンケンで決める事にした。
 何度もあいこが出る中、最初に部屋を選ぶ権利を得たのが若菜だった。
 若菜は出窓があるという理由で玄関と風呂に一番近い和室を選んだ。
 次に勝ち上がったのが晶で、自動的に東廊下奥の南東側の和室になった。
 千恵は若菜に負けた事で悔しそうにしていたが、宏の部屋に少しでも近いという事で西廊下のリビングの隣の和室を選んだ。
 ところが実際よくよく考えてみたら、社会人組(宏と晶)は朝が早く、夜も遅い時があるので玄関と風呂が近い東側の部屋が使い易いという事に皆が気付く。
 若菜は食事の世話をするのでやはり朝が早く、社会人組みと生活のリズムが近いので東廊下側で台所に近い部屋で正解だったのだ。
 千恵は若菜と一緒に台所に立つ頻度が高いという理由で台所に一番近い西廊下手前の和室にして正解だし、優に至っては最初からどの部屋でも良い、と言うので西廊下奥にある、屋敷で一番静かだろうと思われる南西側の和室に決まった。
 残る西廊下の北西側の和室は客間として使い、納戸はパソコンルーム兼書斎として使う事にして部屋割りは無事に終了したのだった。

「ん~~~、今日は……客間で寝ようかな」

 宏が客間で寝ようと決めかけた時、晶から普段よりトーンを落とした声が掛る。

「なんだったら、あたしの部屋で寝る? 歓迎するわよ♥」

 晶の艶っぽい流し目に心が揺らいでいると、ひとりで五人分の食器を洗っていた(夕食を遅らせた上に姉を激昂させた罰として千恵からきつく言い渡された)若菜がエプロンで手を拭きながら血相を変えて駆け寄って来た。
 恐ろしい地獄耳である。

「ちょ~~~~~~~~~っと待ったぁ~~~~~~~~~~~~!! その話、聞き捨てならぬぞ!」

((今は江戸時代か!))

 宏と晶の無言のツッ込み視線に怯む事無く、若菜が宏の右隣に勢い良く座り込む。
 そして宏の右腕を取ると胸の谷間に挟みながら甘えた声で宏を篭絡する。

「今夜は~、私と一緒に寝るのよね~♥ ムフ♪ 朝まで一緒~♥」

 宏が右腕に感じる柔らかくも弾力のある双丘に関心が寄ると、今度は晶が宏の左手を取り、スカートを捲り上げて横座りしている自分の両太股の間に挟み込む。

「あら、今日はあたしがヒロを朝まで暖めてあ・げ・る♥」

 耳元で囁かれ、温かく、スベスベしてむっちりとした太股の感触に宏の理性が蕩けかけると若菜は更に腕を強く抱き締め、身体全体で擦り寄って来た。
 若菜と晶が宏を挟んで軽い電撃を飛ばし合っていると、風呂から上がった千恵と優がリビングに現れた。
 ポニーテールを解いて髪を下ろした千恵はいつもと違ってアダルトな雰囲気になっているが……。

「……あんた達、何やってんの? 若菜、洗い物は済んだの?」

「丁度終わったよ~。今は関が原の決戦中なの~」

 千恵が言葉鋭く問いただすと、若菜は腕を抱いたまま良く判らない答えを返す。
 どうやら宏の寝場所をめぐっての晶との対決(?)を指しているらしい。

「今夜、俺の寝床を何処にするかで……。ほら、ベッドが無いからフローリングに布団敷じゃ寒いだろう、って……」

 宏がジト目で見つめてくる千恵に向かって半分困って、半分デレッとして応える。
 と、そんな宏のにやけた態度に千恵の心の奥底に潜んでいたドス黒い感情が溢れ出し、棘のある氷点下の声で宏に言い募る。

「あら~、我が夫君はモテモテでよろしいですわねぇ~、鼻の下デレッと伸ばしちゃってまぁ、素敵です事!」

 千恵の怒気を孕んだ台詞に晶と若菜は流石にこのままではマズイと一瞬で感じ取り、二人同時に宏から離れて立ち上がると必死になって千恵をなだめに掛る。
 そんな禍々しいオーラを全身から放つ千恵の横顔を見ながら、優は冷静に千恵の心境を分析する。

「……千恵さん、今日一日ヒロクンとちゃんとしたスキンシップまだ取れてないのに真っ先にお姉ちゃんと若菜さんがヒロクンに抱かれ、追い討ちを掛けるみたいに目の前でイチャイチャされて疎外感を強く感じてしまったみたいだね。……ヒロクンも、もうチョット千恵さんを気に掛けてあげてもいいのに」

 自分に向けられた優の思案気な表情から、宏は千恵の心情を読み取ると同時に己の迂闊さに凍り付き、浮かれていた自分を心の中で激しく罵倒し、何度も殴り付けて大いに反省する。
 そしてゆっくりと立ち上がると晶と若菜を片手で制し、千恵の手を取って大きな瞳を真っ直ぐに見つめる。

「千恵姉、今夜一緒に寝てもいいかな? 俺の部屋、ベッドがまだ無くて床に布団敷いても寒いんだ。だから千恵姉の部屋で寝させて欲しいんだ」

 宏は千恵の手をギュッ、と両手で包み、唇を寄せて手の甲にキスをする。
 千恵は一瞬嬉しそうな表情になったものの、まだ完全に腹の虫は収まらない。

「宏には素敵な奥さんが二人もいるでしょっ! そっちに行ったら?」

 手は宏に預けたまま視線を晶と若菜に向け、わざとつっけんどんな態度を取ってしまう。
 千恵とて、みんなに対して怒っている訳では無い。
 ただ、若菜や晶の様に積極的にみんなの前で宏にアプローチ出来無い自分を歯痒く思っていた所へ、拠り所である宏が成り行きとは言え千恵を気遣う仕草も見られず、今まで放って置かれた事が辛く、悲しかったのだ。

 自分自身の不甲斐無さと、宏と触れ合えない淋しさ――

 これが千恵のドス黒い感情の正体だったのだ。

「俺は千恵姉と一緒に居たいんだ。千恵姉だって妻のひとりなのに今まで放って置いてゴメン。ホントにゴメンね」

 宏の真剣な眼差しに、やっと自分に振り向いてくれた、気持ちを判ってくれた、という思いに千恵の頑(かたく)なな心がゆっくりと溶けてゆく。
 千恵は大きな息を吐くと宏の手を逆に握り返し、小さく微笑みながら呟いた。

「いいわ。一緒に寝ましょう♥ 宏に風邪でも引かれたら大変ですものね♪」

 ここまで来てまだ素直に嬉しいと言えない千恵に、優は苦笑しながら語り掛ける。

「……良かったね、千恵さん。でも、もうチョット素直になると、もっと可愛くなる」

 若菜と晶もこれで一安心とばかりに笑顔が戻り、口々に千恵に詫びを入れる。

「ごめんね~、姉さん。宏ちゃんを独占しちゃって~」

「千恵ちゃん、ごめんなさい。千恵ちゃんの気持ちを忘れてちょっと浮かれ過ぎてたわ」

「ううん、いいの。あたいが素直になれなかっただけ。誰も悪くはないわ」

 千恵は本来の明るい表情に戻るとそれぞれが手を取り合って互いに詫び合い、やがて笑い声が起き始める。
 妻達のちょっとした擦れ違いがすっかり解消されると千恵はゆっくりと宏に向き直り、上目遣いに見つめて来た。

「ゴメンね、宏。あたいの我が侭でみんなを嫌な気分にさせちゃったわね……」

「そんな事無いっ! 千恵姉は悪くないっ! 俺が考え足らずだった。これから気を付けるよ。みんな平等に愛する、って。決して誰一人として淋しい思いはさせない、って」

 千恵の言葉を遮り、宏は力強く誓う。
 そんな宏に千恵は大きく頷き、いつもの明るい笑顔を見せてくれる。
そして大胆な提案をみんなに投げ掛けて来た。

「どうせならあたいの部屋へみんなの布団を持ち込んで、そこでみんな一緒に寝ましょう♪ 五組の布団を敷けば広いベッドとそう変りはしないわ。ね、そうしましょ♪」

 そう言うと宏に向かってウィンクする。

「但し、今夜はあたしから抱いてね♥ その次に優さんをね♪ そのあと晶さんと若菜ね♪ ガンバレ、旦那様♥ 今夜は寝かさないわよ♥」

 千恵の吹っ切れた(ぶっ飛んだ)台詞に宏と晶、若菜はお地蔵さんの様に固まってしまう。

(((いつもの純情純真な千恵はいったい何処へ?)))

 ただひとり、優だけは優しい眼差しでようやく素直になった千恵を見つめていた。


                                            (つづく)

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