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田舎にて(1) 田舎にて(1) 美姉妹といっしょ♥~番外編
 
「宏ちゃん……何時になったら帰って来るのかな……」

 若菜は窓から空を見上げながら誰に言うとも無く呟く。
 灰色の雲からは霙(みぞれ)混じりの雨が窓を斜めに叩き、季節外れの空模様に気分も沈みがちになる。

「そうね……宏も何か考えがあって向うに残っているんでしょうから、もう少し待ってみたら?」

 千恵の慰めに若菜が振り向きざま食って掛る。

「だってもう五月だよ!? 卒業したら帰るって約束を破ってまでの考えって何っ!? 何時まで待てばいいのよっ! 姉さんは平気なの!?」

「若菜……」

「……あっ! ごめんなさい! ついっ……」

 若菜は一瞬我を忘れて怒鳴ってしまった事を悔やむ。
 千恵だって若菜と同じく、宏の帰郷を首を長くして待っている一人なのだ。
 早く宏に帰って来て欲しいと思っているのは自分だけでは無い事位知っている。

「ごめん。姉さんに当っても仕方ないのに……本当にごめんね……」

「いいのよ。気にしないで。それより、昨夜(きのう)も電話したんでしょ?」

「うん、いつもと同じ。私が何を言っても『もうちょっと待っててくれ』だって……」

「……そう」

「もしかして、向うに好きな女性(ひと)が出来たから帰って来ないのかな……」

 切れ長の瞳に涙を浮かべながら姉の手を握ってくる。
 震えている手に、千恵は若菜の本心を垣間見てしまう。
 若菜は宏に振り向いて貰えなくなる事が辛いのだ。
 宏から只の幼馴染として思われる事が嫌なのだ。

 ――宏の心から自分がいなくなる事が怖いのだ。

 それは、千恵にとっても同じだった。
 でも、妹にそれを言う訳にはいかない。

(同じ男性(ひと)を好きになるなんて……。双子って好みのタイプが同じなのかしら?)

 千恵は心の中で溜息を洩らす。

「そんな事は無いと思うわ。もしもそうだとしたら、宏はちゃんと言うわ。『好きな女性(ひと)がいるから帰らない』って。そうじゃ無いんだから、宏を信じて待っていましょう」

「でも……」

「好きな男性(ひと)を信じられない女に、男性(ひと)を好きになる資格は無いわ」

 尚も言い募る若菜に千恵はピシャリと切り返す。
 千恵も一時(いっとき)は若菜と同じ様に疑心暗鬼になりかけたのだが、宏を信じる事で吹っ切ったのだ。

「う゛っ……!」

 若菜は一瞬悲しげな瞳を向けて俯くが、すぐに顔を上げて手に力を籠める。

「うん、判った。宏ちゃんを信じる。信じて待ってる」

 その瞳にはもう迷いは無かった。
 愛する男性(ひと)を信じる乙女の瞳そのものだ。

「うん、そうそう♪ どうしても逢いたくなったら、こちらから逢いに行けば済む事だしね♪」

 千恵としては若菜を慰める意味も籠めて、ホンの気休めのつもりで言ったのだが……。

「!! そうよっ! 行けばいいのよっ! 待ってるだけじゃ駄目なのよっ! 宏ちゃんが帰らないなら、私が宏ちゃんの所へ行けばいい事だわっ! 何でこんな簡単な事に今迄気が付かなかったんだろう!!」

 若菜は瞳を煌めかせ、両手を胸の前で組んで悪夢から醒めた様に晴れやかな表情になっている。

「早速、荷物をまとめて宏ちゃんの所に行こうっと♥ ふふっ♪ 宏ちゃん、待っててね~♪」

 今までの暗い雰囲気は一変、背景にお花畑を背負ってルンルン気分の若菜に千恵はたじろぐ。

(じょ、冗談が通じないっ! そうだった……。この娘、昔から宏の事になると見境が無くなるんだった!)

 千恵は己の失言に頭を抱え込む。
 このままでは本当に若菜は宏の元へ駆け込んでしまう。
 そうなったらあの宏の事だ、無下に若菜を追い払わないどころか最悪、若菜は宏の優しさに付け込んでそのまま同棲してしまうかもしれない。

(じょ、冗談じゃ無いわっ! だっ、誰がそんな事させるものですかっ!)

 同棲、というキーワードに千恵の頭に血が急上昇する。
 千恵自身気付いて無いが、千恵も宏の事になると若菜同様、見境が無くなるのだ。

(このままじゃ、あたいが敵(若菜の事だ)に塩を送った事になっちゃうじゃないっ! だったら……)

 千恵は唇を噛み締め、そしてハラをくくる。

「若菜、あたいも行くわっ! あんた一人じゃ心配だものっ! いいわねっ!!」

「えっ!? 姉さんも行くの? うん、判った。一緒に宏ちゃんの所に行こう♪」

 千恵の気持ちなど、とっくに承知している若菜は二つ返事で頷く。

「えへへ♪ 宏ちゃんの驚く顔が見られるわ~♥」

 こうして美姉妹(しまい)は翌日、愛しの男性(ひと)の元へ新幹線で向かったのだった。


                                             (つづく)

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【 お寄せ戴いた御意見・御感想 】

[ お久しぶりです ]
着々と連載が進んでいますね。
うらやましいです♪
千恵さんと若菜さんが初登場の時よりも
どんどん可愛くなっているような気がします。
わたくしの気のせいでしょうか?
それとも作者のお気に入りだから(笑)

また伺わせていただきますね♪

[ はい。愛しています♪ ]
 祥子さん
 コメントありがとう御座います♪

 祥子さんも「あちら」で毎日の様に掲載されておられます事に頭が下がります。(遅筆のわたくしにはマネ出来ません・笑)

 美姉妹を可愛いと思って戴きありがとう御座います♪
 気のせいではありません。
 千恵も若菜も(晶も優も)わたくしの最愛の女性(ひと)なので、どうしても・・・(笑)

 これからも御贔屓に願います♪
 

[ リンクありがとうございます。 ]
師匠からリンクしていただけるなんて光栄です。

あたしも勝手に相互リンクさせていただきました。

身勝手な弟子の行為として笑って許してください♪

[ こちらこそ♪ ]
 エリさん
 コメントありがとう♪

 こちらこそリンクして頂きありがとうございます♪
 もう笑って許しちゃいます(笑)
 

[ ]
正直な話、つまらないと思う。
表現や台詞が陳腐だったり棒読みのようにしか読めなかったり基本的な文法が守れて居なかったり……。
小説文法の説明をしているサイトなどを回って、もう少し文章の勉強をされてみてはいかがでしょうか。


[ 御指摘有り難う御座います ]
 ムチョさん
 コメント有り難う御座います。

 全てに於いて力不足・勉強不足な点を御容赦下さい。

 作者なりに日々精進してゆきますので今後も御贔屓に願います。
 

[ そうかな… ]
自分は美姉妹といっしょ、楽しく拝見しておりますです。(=゚ω゚)ノ

小説文法やレトリックより、使えてナンボがエロ小説なわけで、万人が納得するシチュなんてあり得ないのでは…。

今後ともHな展開に期待してます~ >管理人さま

[ お越し下さいまして有り難う御座います ]
 eLeeさん
 コメント&ご愛読有り難う御座います。

 ご期待に沿える様、ガンバって更新してゆきます。

 今後も御贔屓に願います♪
 

[ 一途な心は ]
素晴らしい しかし・・宏このときはまだどこにでもいるひとだったのね それがいまはおくさまがたにせいけんを… ともあれ今後にきたい

[ 毎度ご贔屓ありがとうございます♪ ]
凪さん
 コメントありがとうございます♪

 初期段階の作品にコメントを戴く度に、わたくしは冷や汗が出ます。(^^ゞ
 只でさえ拙いモノが、より稚拙に見えてしまうのです。(^_^;)

 こんな小説ですが、ご愛顧戴けると嬉しいです♪ 

【 御意見・御感想の投稿 】



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