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ノクターン(3) ノクターン(3) 美姉妹といっしょ♪~新婚編
 
 結婚一周年――紙婚式を迎えた晶、優、ほのか、真奈美、千恵、若菜の六人が宏から贈られた金色の折り鶴を嬉々として開くと、折り紙の裏面には夫である宏から自筆の手紙がしたためられていた。


     ☆     ☆     ☆


『晶姉へ。

 晶姉と俺が正式に結婚し、人前結婚式を挙げて今日で一年経ったね。
 長いようで凄く短い一年だったと思う。

 晶姉、結婚一周年、ありがとう!

 この間、まだまだ社会経験が浅く、人間的にも成熟度の浅い俺を常に支えてくれてありがとう。
 俺の至らない部分で他の奥さん達をフォローしてくれてありがとう。

 いつもは言葉で感謝の気持ちを述べたり態度で示したりするけど、こうして文字に残すと何だか照れるね。
 でも、手紙だからこそ、言える事もあるよね。

 晶姉、俺の従姉でいてくれてありがとう。
 俺が生まれてから今日(こんにち)まで、いつも傍にいてくれてありがとう。
 そして……俺の奥さんになってくれて、本当にありがとう。

 俺、晶姉と夫婦になれて本当に嬉しいし、今でもすっごい幸せだよ。
 晶姉がいてくれたからこそ、今の俺があるのだと感謝してる。
 この気持ちは恐らく……いや、一生、変わらないよ。

 晶姉。
 これからも――そして共に老衰で死んでからも、俺の隣で一緒に歩いてくれると嬉しいな♪

                             晶姉を心から愛する宏より』

 瞳を潤ませ、読み終えた晶の手紙を持つ手に力が籠もり、ほんの僅か、折り紙に皺が寄った――。


     ☆     ☆     ☆


『優姉へ。

 優姉と夫婦になって、今日で一年経ったね。

 優姉、結婚一周年、ありがとう!

 優姉がいるから、優姉の愛情があるからこそ、俺は俺でいられるんだと思う。
 優姉、ありがとう。

 また。
 いつも屋敷の財産を管理してくれてありがとう。
 俺は昔から数学が苦手だったら、本当に感謝してる。
 同時に、他の奥さん達への、利益の分配、ありがとう。
 みんなと俺が金銭面で何の憂いも無く過ごせるのは、全て優姉のお陰だよ。

 本当にありがとう。

 優姉が、俺の従姉でいてくれて嬉しかった。
 優姉が、俺の奥さんになってくれて、本当に嬉しかった。
 優姉と出逢えて、俺は本当に幸せ者だよ。

 優姉。
 これからも俺の隣にいてくれると、もっと嬉しいし幸せだな♪

                             優姉を心から愛する宏より』

 涙でぼやけつつ何とか読み終えた優は、そのまま手紙を胸に抱き締め、そっと目を閉じた――。


     ☆     ☆     ☆


『ほのかさんへ。

 ほのかさんと晴れて夫婦になって一年。

 ほのかさん、結婚一周年、ありがとう!

 刻(とき)が経つのは、本当に速いね。
 ほのかさんと出逢い、何度か交流し、そして結婚。
 他のみんなとは違って結婚するまでの期間が短かったけど、その分、ほのかさんとは濃密な付き合いが出来ていたと思う。
 だからこそ絆を深め合い、結果、こうして結婚出来て本当に好かったし嬉しいよ。
 
 ほのかさん、俺と結婚してくれてありがとう。

 たとえ出逢いは偶然でも、夫婦になったのは必然だったと、俺は今でも思ってる。
 それ位、俺はほのかさんに惹かれたんだから。

 これからも、みんなに負けない位に絆と愛を深め合って行こうね。
 
 あ、それから。
 ほのかさんが仕事で何処かの国の遥か高空を飛んで俺とは何千マイル離れていても、俺の心の中には常にほのかさんがいる事を忘れないでくれると……嬉しいな♪

                             ほのかさんを心から愛する宏より』

 読み終える頃には、ほのかの澄んだ碧眼からは涙が滝のように溢れ、折り紙をしとどに濡らしていた――。


     ☆     ☆     ☆


『真奈美さんへ。

 真奈美さんと結婚し、今日で一年経ったね。

 真奈美さん、結婚一周年、ありがとう!

 また、俺が仕事で屋敷を空けている間、掃除や洗濯の家事に精を出してくれてありがとう。
 俺が帰る家に真奈美さんがいてくれて、本当に嬉しいよ。

 俺と真奈美さんが出逢ってからの歴史は晶姉達と比べるとずっと短いけど、その分、これまで以上に密にしていこうね♪

 真奈美さん、俺と結婚してくれて本当にありがとう。

 俺は真奈美さんと出逢えて好かったと、心底思ってる。
 これからも、俺と一緒に喜怒哀楽を共にしてくれると嬉しいな♪

 そして。
 真奈美さんがいるから、俺達の暮らす家が常に優しい空気に包まれているとも思う。
 本当にありがとう。
 ……真奈美さんがいてくれるから、俺はいつも笑顔でいられるんだよ。

 これからも、俺と一緒に人生を歩いて行こうね♪

                             真奈美さんを心から愛する宏より』

 読み終えるや、小さくしゃくり上げる真奈美は唇をきつく噛み締め、暫く顔を上げられなかった――。


     ☆     ☆     ☆


『千恵姉へ。

 俺と千恵姉が結婚して一年。

 千恵姉、結婚一周年、ありがとう!

 俺が安心して暮らせるのは、全て千恵姉のお陰だよ。
 千恵姉が屋敷を維持管理してくれるから、俺は安心して働きに行けるんだ。
 千恵姉が食事や生活環境に気を遣ってくれるから、俺は健康でいられるんだ。

 千恵姉、本当にありがとう。

 俺、千恵姉と結婚出来て本当に嬉しいよ。
 千恵姉と幼馴染で好かった。
 幼い頃から常に傍にいてくれて、ありがとう。
 傍にいてくれるから、どんなに心強かった事か……本当に感謝してる。

 千恵姉、俺と結婚してくれてありがとう。

 これからも俺達の愛の巣を維持管理し、いつも俺と一緒に過ごしてくれると嬉しいな♪
 最後に。
 俺達の生活を支えてくれて、本当にありがとう。
 俺の心の中には、いつも千恵姉がいるからね♪

                             千恵姉を心から愛する宏より』

 読み終えた千恵は、膝に手紙を載せたまま両手で顔を覆ってしまった――。


     ☆     ☆     ☆


『若姉へ。

 今日で結婚して一年経ったね。

 若姉、結婚一周年、ありがとう!

 幼馴染から奥さんになってくれて、俺はすっごく嬉しいよ。
 本当に感謝してる。

 そして、いつも美味しい料理を作ってくれてありがとう。
 若姉の作ってくれるご飯のお陰で、より健康体になれたしね♪

 朝から晩、そして翌朝まで明るく楽しく過ごせるのは、全て若姉のお陰だよ。
 また、みんなとの『性活』が充実しているのも、若姉の尽力の賜物だよ。

 若姉が俺の奥さんで、本当に好かった。
 大声で、「俺の奥さんは、こんなにも素晴らしい女性(ひと)なんだ!」って地球全体に自慢したい位だよ。

 若姉、俺と結婚してくれて本当にありがとう。

 これからも、常に俺と一緒に笑ってくれると嬉しいな♪

                             若姉を心から愛する宏より』

 読み終えた若菜は脱兎の如く宏の背後に縋り付き、両肩を掴みながら広く温かい背中に額を押し付けていつまでも咽び泣いた――。


     ☆     ☆     ☆


「………………………………」

 いったい、どの位の刻(とき)が過ぎただろうか。
 ほんの数秒かもしれないし、たっぷりと数分経ったかもしれない――そんな、誰もが刻の推移を忘れ掛けた頃。

「……ふぅ」

「……ほぅ」

 図らずも手紙を読んでしまった多恵子と夏穂の吐(つ)いた深い吐息が、静まり返っていた場の空気を動かした。
 若菜の手から舞い落ちた手紙を隣にいた多恵子が、千恵の膝から滑り落ちた手紙を夏穂が咄嗟に受け止めていたのだ。

「な、なんて素敵な……そして心の籠もったお手紙なんでしょう! こんなにも心に染み入るお手紙は初めてですわ。これでは、貰った側は一溜まりもありませんわね。若菜さんが感極まって滂沱と涙するのも、ごもっともですわ」

「宏クンの国語の成績は三年間ずっと八十五点を下回ったこと無かったけど……千恵ちゃんに宛てたこの手紙には特上プラス、かつ花丸上げても足りない位だわ。ウチだったら、すぐに国語の教科書に採用するわね」

 興奮気味の多恵子に、高校時代と少しも変わらぬ、教え子の几帳面な文字を追っていた現役国語教師の夏穂も何度も頷き、心からの賛辞を漏らす。
 もっとも、二人して潤んだ瞳で宏と六人の奥さん達をみつめているのは一緒だ。

「宏さんが夜な夜な手紙をしたためてはいましたが、それがこの様な形になるとは……」

「ウチ、全っ然! 判んなかった。今にして思えば、便箋にしてはヤケに小さいなぁ、とは思ってたけど、それが……ねぇ。感心する以外に言葉が出て来ないわ」

 多恵子と夏穂は、宏が何やら書かれた紙を見つつ正方形の紙に真剣な目付きで手紙をしたためていた事は知っていた。
 サプライズと言う性質上、他の奥さん達には内密にする必要があるので自室を宏が手紙を書く場所として提供していたからだ。
 二人はてっきり、当日の宴会中に晶達の部屋にでもそっと置くか、若しくは宴会中に堂々と読み上げるものばかりだと思っていた。
 それが、よもやその紙が折り紙で、しかも折り鶴に変身するとは思いも寄らなかったのだ。

「このお手紙は晶さん達にとって一生の宝物、ですわね。それこそ、額に飾っても好い位ですわ♪」

「た、確かに。CDやDVD、或いはICレコーダーなどのデジタル媒体に音声や画像を残しても、ものの数年で使えなくなったりデータが消えたりするけど、単純だけど折り紙みたく片面を色紙で裏打ちされてある程度強度のある紙を使えば、この先五十年……否、百年、二百年、五百年経っても宏クンの想いは目に見える形として永遠に残るわ。それこそ、平安時代の絵巻物が現代まで鮮明に残っているように、ね」

「そうですわね。宏さんがそう言う風に考えたのかまでは判りませんが、ご自分のお気持ちを自らしたため、お伝えしたのは大正解ですわ。贈られた側も、いつでも宏さんのお気持ちに触れる事が出来るのですから。……もしもわたくしが同じ手紙を受け取ったら、余りの嬉しさと感激で卒倒するでしょうね」

 瞳を細め、細い人差し指で目尻をそっと拭う多恵子に、手の平で顔をゴシゴシと乱暴に拭った夏穂も同調する。

「そうね、ウチも腰が抜けるかも。宏クンってば、ここ数年で恐ろしく成長したわね。元・担任として鼻が高いわ。でも、それが女性キラーにまでなっているとは……想定外だわ」

 メイド姿の多恵子と夏穂は給仕する事も忘れ、夫となってくれた宏を誇りに思うのだった。
 一方、多恵子と夏穂のやり取りや手紙を背後で見て聞いていた飛鳥と美優樹もまた、潤ませた瞳で宏をいつまでも見つめていたのだった。


     ☆     ☆     ☆


 暫しリビングに幾人かの啜り泣く声が流れ、やがて静まった頃。

「さ、みんな。少しは落ち着いたかな? ホラ、若姉。いつまでも背中に引っ付いていると俺が涙で溺れちゃうよ?」

「うふふ♪」

「あはははっ!」

 宏が軽いジョークを飛ばして笑いを誘い、リビングにようやく元の喧騒(?)が戻って来た。
 筆頭妻の晶も、細く白い指先で瞳の涙を拭うと、ようやく笑みを零した。

「さて。ヒロの想いも充分堪能した事だし、鶴に戻して宴会を続けましょうか♪」

「あっ! 鶴を飾るディスプレイケース、人数分用意しなきゃ! 大きさは三十センチ四方で好いわよねっ? それとも開いたまま額に飾る? みんな、どうするっ!?」

「あ、いや、そこまで厳重にしなくても……」

 目元を紅(あか)く染めた晶に、涙を腕で拭った千恵が慌てて展示ケースや額縁を探そうと通販カタログを引っ張り出し、そんな千恵に宏は苦笑いする。

「こうして……鶴を折ると子供の頃を思い出すわ」

「そうだね~♪ 子供の頃は、いっつも折り紙で遊んでたけど、いつの間にかしなくなってたもんね~」

 瞳がまだ赤い真奈美が感慨深げに金色の紙を丁寧に折り戻し、すっかり元の笑顔に戻った若菜は折り上げた鶴を大事そうに翳し、瞳を細める。
 と、ここで。
 各自、すぐに折り鶴に戻せたのだが、ほのかだけが頭を抱え、涙目で雄叫び(雌叫び?)を上げた。

「そ、そう言えばオレ、鶴の折り方、知らなかったんだ! だ、誰か、助けてくれぇ!」

「……ほのか、大ボケ。いっそ、自分が首を伸ばし両腕を拡げて鶴の格好になっていれば好い。……同じ金色の髪(紙)、なんだし♪」

 優のお茶目なツっ込みが、みんなの笑いを大いに誘った。


                                            (つづく)


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【 お寄せ戴いた御意見・御感想 】

[ 何故に我をいじめる・・・涙 ]
まさにサプライズですね>ALL
こんな事されたら嬉し涙を止められないよね>奥方
そして私ももらい泣き(/_;) 一人で読んでて良かった・・・
ミケ編に続いて素敵な作品だがや~

宏君の想いを詰め込んだ究極の核弾頭を受けた取ったみんなはきっと
一生「宏放射能」に汚染されて、除染も効果なしになってしまうがや・・・
・・・っても誰もが絶対に除染を断固拒否だがね(-。-)y-゜゜゜
されど・・・この手紙をもし宏君の思惑通り一年後とかに読んだら・・・
とてもコメントできませんねぇ・・・\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?

そして・・・私も「エルム放射能(菌)」にどっぶりと汚染されました(^_-)



[ 『君のためなら死ねる』 ]
こういう有名なせりふがありましたなぁ
もっともこのセリフを知ったのは、
ラグビー、柔道、プロレスと変化していったかの不朽の名作、
『1.2の三四郎』の方でしたが・・・・・・
『死ねるリスト』とか『燃えるリスト』なんてのもありましたね。

もう一度あのマンガ読んでみたいとも思いますけれど、
30年経った今となっては思い出として残しておいた方が良いのかも知れません。

半年ぐらい経ったらまた同じようなことが起きたら笑えますね。
例えば・・・・
『多恵子さん
 君のためなら死ねる
 岩清水 宏』
なんてね


それにしても流石草薙さん、素早いですねぇ
いつもながらに感心致しております

[ 見事に・・・ヤられました ]
前回のほのかの引きからつい何かしらの『贈り物』が包んであるのかと想像したのですが、見事に予想裏切られました^^;
手紙ですか( ^ω^)金色の折り紙は色が滲まないので手紙にはうってつけ
雅な戯れとして昔流行していたという『扇子に書く手紙』思い出しました

今回の紙婚式でこれだけハードル上げちゃうと4~5ヶ月後の第二回紙婚式は大変なことになりそうで宏に同情半分期待半分って気持ちです

[ 毎度お越し戴きありがとうございます♪ ]
草薙さん
 コメントありがとうございます♪

 まずは拙小説をお褒め戴きありがとうございます。 m(_ _)m
 作者冥利に尽きます♪
 わたくしの放射能(菌)は、時々ヘンな具合に炸裂(?)しますのでご注意を。(笑)
 
 いつも応援ありがとうございます♪ m(_ _)m

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ペンギンさん
 コメントありがとうございます♪

 宏が「奥さんの為に死ぬ」などと言ったら、きっと晶達は目の色変えて引き留めるでしょうね。
 むしろ、「ヒロ、死んだら殺すわよっ!」と首輪を付けつつ言いそうです。(^^ゞ
 こうして見ると、拙小説に暗い話は似合いませんねぇ。(笑)

 毎度ご贔屓ありがとうございます♪ m(_ _)m

 ------------------------------------------------------------------------------------

mさん
 コメントありがとうございます♪

 わたくしも、多恵子達の紙婚式をどうしよう……と今から冷や汗を垂らしております。
 執筆時は、その事をすっかりと忘れていたので……。(^^ゞ
 ここはひとつ、宏のサプライズに(わたくしも)期待しましょうっ。(^_^;)

 いつもお越し戴きありがとうございます♪ m(_ _)m
 

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