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最終更新 '17.-3.14. お知らせ (リンク集)                                            | Facebook | Twitter |  リンク集 | ▽ このページの下へ |  ライトHノベルの部屋 恋衣~真奈美


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恋衣~真奈美 恋衣~真奈美 美姉妹といっしょ♪~新婚編
 
 暮れも押し詰まった、十二月は晦日の夜。
 今週だけで何度目かの忘年会をこなした宏達十一人は、膨れたお腹をさすりながらリビングでひと息入れていた。
 壁際に置かれたテレビからは年末恒例の特番が賑やかに映し出され、ガラステーブルを挟んで向かい合わせに置かれた三人掛けソファーやダイニングテーブルでは屋敷に集う美女達が談笑の花を咲かせている、そんな中。
 真奈美は宏にお茶のお代わりを差し出しながら、小さく首を傾げて尋ねた。

「ねえ、宏君。初詣はいつもどうしてるの? 明日と明後日で二年参りとかするの?」

 潤んだ瞳に頬と目元を紅く染めているので蠱惑的に見えるが、実際は宴会で呑んだアルコールがまだまだ効いているらしい。
 それでも口調はしっかりしているし足取りも確かなので、見た目ほど深酒にはなっていないようだ。

「初詣~? あ、そうか、まったく考えてなかったわ~。あははははははははっ」

 片や頭をポリポリと掻き、何が可笑しいのか声高に笑う宏。
 間延びした言い方からすると、こちらは多少酔いが回っているようだ。
 そんな陽気な当主に、千恵と何やら熱く語り合っていた二つ年下の後輩が尋ねた。

「あ、そうだ、宏先輩。そもそも、この近所に神社ってあるんですか? 私、ここから駅までの道程(みちのり)で見掛けたコト、無かった気がしますけど」

 長く伸ばした栗色のツインテールを小さく揺らし、首を傾けつつ口元に人差し指を宛がう飛鳥。
 その可愛らしい仕草に、宏以下全員が一斉に目尻を下げる。
 しかし次の瞬間、女性陣は今気付いたかのように目を瞬(しばたた)かせ、「知ってる?」とばかり互いを見やる。
 どうやら、これまで誰も神社の存在を意識していなかったらしい。

「あ~~~、あることはあるんだ。駅とは逆方向に歩いて十分弱の所に。ただ……その……まぁ……なんだ……」

 言い淀む宏に、好奇心満々な態度を見せたのはほのかだ。
 ソファーの背もたれから身を起こし、それまで身振り手振りを交えて話していた美優樹から視線を外すと前のめりになって宏に向き直る。
 切れ長の碧眼は大きく見開かれ、妙に輝いてもいる。

「宏、そこって何か曰く付きの物件なのか? ユーレイが出るとか……何かヤバイ事件が起きたとか。あひゃひゃひゃひゃっ♪」

「物件……って、神社は賃貸じゃ無いれすよ-。それに幽霊……って、神様のいる神社に幽霊なんか、れませんよー。第一、ヤバイ事件って、なんなんれすかー? 」

 ほのかは手を叩きながら陽気にケラケラ笑い、千恵は苦笑したように突っ込むが、その口調はどことなく舌っ足らずな話し方になっている。
 二人ともビールを浴びるほど呑んだ所為で顔は真っ赤に染まり、言動もかなり怪しくなっている。
 宏は宏で酔っ払いの千恵とほのかに構わず話を進めていた。

「飛鳥ちゃん、その神社は普段……って、あれ? 飛鳥ちゃんがいつの間にゴスロリっ娘になってるー」

「宏先輩! 飛鳥(わたし)はこっちですっ! 間違わないで下さいっ!」

「宏さんが今、話し掛けたのは美優樹です」

 宏から見て左のソファーには黒のゴスロリドレスを纏った美優樹が座り、右のソファーには真っ赤なトレーナーと黒のミニスカートにオーバーニーソックス(こちらも黒だ)姿の飛鳥が座っている。
 服装は違えど頭の先から爪先まで瓜二つの飛鳥と美優樹が向かい合っているので、宏の位置から見ると鏡に映したかのようにしか見えない。
 宏は飛鳥に話していたつもりが、実際は美優樹に向かって話していたのだ。

「ふふ♪ 酔った宏さんもお茶目で楽しいですね♪」

 目を細め、頬も染める美優樹。
 好きな男性(ひと)の意外な一面を見られてご満悦らしい。
 頭に載せた黒のヘッドドレスと相まって、今日もキュートな笑顔を振り捲いている。
 一方、妹と間違えられた飛鳥は面白くない。

「何よ! いくら酔ってても、つ、つ、つ、妻の顔を間違えるなんて、信じらんないっ」

 二人の違いに気付かなかった夫に、飛鳥は不満気に眉根を寄せて頬を膨らませる。
 しかし、自分を『妻』だと、堂々と言えないので毎回どもってしまう。
 そんな姉の初々しい(?)態度に美優樹は瞳を細め、可笑しげにクスクスと笑い声を上げる。

「あ~、左が美優樹ちゃん、右が飛鳥ちゃん……ね。了解~」

 まるで間違い探しをしているかのように目を眇めてじっくりと眺める宏に、リビングは温かい笑い声に包まれた。

「ヒロったら全く~、しっかりなさいっ。夫がそんなんでどーすんのっ」

 苦笑した晶の突っ込みに、笑って誤魔化す宏。
 シラフでは一瞬で二人を見分けられるが、酔った頭では服装の違いすら目に入らないらしい。
 それもそのはず、宴会では十人もの美女達から代わる代わるお酌をされるので、否応なく呑んで(呑まされて?)しまうのだ。

「……で、その神社、普段は無人だけど、年末年始だけお札や破魔矢を売って営業してるんだ。しかも、境内には大きなお焚き上げもやってるし、参道下にはいくつもの屋台がズラリと並ぶんだ」

 宏は何事も無かったかのように腕を組み、宙を見上げて記憶を呼び起こす。
 そんな夫の言葉に、金髪碧眼娘が大きく破顔した

「なるほどー、日本の神社はその利益で経営が成り立ってるのかー。しかも仏像彫刻をランドマークとして観光入場料を取り、賽銭箱を置いて二十四時間三百六十五日稼げるようにしてるんだなー」

 いつの間に移動したのか、宏の横に座ると肩に手を置き、合点がいったかのようにウンウンと頷くほのか。
 そんなハーフ美女に、全員、呆れ顔になる。

「来日して七年以上経つのに、オマエの日本観はいったいどーなってるっ! 酎ハイ呑み過ぎて頭のネジが全部外れたんじゃねーのか!?」

「……あながち間違いとは言えないけど、ほのかの脳みそはアルコールで溶けた。もはや修復不可能」

 眉間に深い皺を寄せ、こめかみを押さえた晶と優の突っ込みが残りの面々の心を代弁したのだった。


     ☆     ☆     ☆


「で、宏クン? 近所に神社があるのは判ったとして、初詣の話はどうなったのかなー? もしかして、ウチを案内してくれるのかなー?」

 酔っ払いの集団に苦笑した夏穂が、教師みたいな(実際、女子校の国語教師なのだ)口調で続きをせがむ。
 しかし、凛とした言い方とは裏腹に表情はだらしなく蕩け、口元に手を当てて今にも涎を啜りそうになっている。
 どうやら、宏と一緒に初詣へ行くプランが脳内で出来上がっているらしい。

「ほえ? 初詣……ですか? いつ、誰が行くんです?」

「……宏クン、好い度胸、してるじゃない。このウチにボケるとは……何て命知らずなヤツ♪」

 元・生徒の可愛い切り返し(マジボケ?)に、夏穂は目を細めて大喜びする。
 宏との高校時代を彷彿とさせるワンシーンに、テンションが急上昇したのだ。

「あの頃も、こんな感じだったっけね~。……まぁ、その頃はウチがボケるだけで宏クンは専ら笑ってたけど、今や宏クンが突っ込む立場だもんね~、肉棒を♥」

 聖職者なのに下ネタを豪快に(?)飛ばし、今や愛しき夫となった元・教え子を熱い視線で見つめる夏穂。
 目元を紅く染め、自らの身体を抱き締めて悶えている。
 しかし、古き良き時代を突き崩す強者が現われた。

「夏穂ちゃん? 貴女まで酔ってどうするの。そんな事では、立派な保育士にはなれませんよ?」

「そうそう。毎日、園児相手にお遊戯したり一緒に昼寝したり……って、ウチは高校教師だっつーのっ! 誰が教室で歌って踊って寝てんのよっ!」

 多恵子のボケ(?)に、本気(マジ)で突っ込む、妹の夏穂。
 もっとも、その突っ込みも既にノリツッコミの境地に突入しているが。

「あら、夏穂叔母さん、いつから園児になったの? 私、ちっとも知らなかったー」

 そこへ、酔いに任せたのか、更に話をズラす飛鳥が加わった。
 隣に座る若菜の肩に片手を回しつつ(四つ上の先輩なのに)、ソファーで踏ん反り返っている。
 そんな、口だけは達者な飛鳥だが、よくよく見ると若菜に回した腕で身体を支えている。
 どうやらアルコールで腰が砕けたらしく、若菜が肩を組ませて介抱していたようだ。
 しかし、そんな姪の状態に係わらず、夏穂は猛然と口から火を噴いた。

「誰が叔母さんじゃっ! 誰が園児じゃっ! ウチは……ウチは宏クンの奥さんなんだからぁ――――っ♥」

 言うなり、すぐ隣にいた宏に嬉々として抱き付く夏穂。
 両腕を首に巻いたかと思いきや、片手で頬を撫で、もう片手は宏の尻を撫でていた。
 何とも素早い痴女振りである。

「あ~~~~~、夏穂先生がセクハラしてる~~~~~っ!! 私も混ざるぅ~~~~~っ!!」

 そんな淫乱女教師に同調するのは、屋敷のセックスマスターでもある若菜だ。
 宏の横に陣取るや素早く唇を重ね、濃厚なキスの間に恩師と一緒にズボンのファスナーに手を掛けていた。

「って、夏穂先生に若姉! 今はまだダメだって! ……んむ゛っ!?」

 慌てふためく宏の言葉を封じたのは優だ。
 背後から物音立てずに忍び寄り、宏の頬を両手で挟むと一気に後ろへと倒したのだ。
 この時、宏の首からゴギリと嫌な音が響いたが、誰も気にしない。

「……ヒロクン、もしかして二年参りならぬ、二年エッチしたいの? だったらボクが協力してあげる♪」

「あぁ……優姉、まだダメだよぉ~、明日はみんな一緒に年越しのカウントダウンするんでしょ……あぁあっ!」

 宏の言葉を封じるように首を後ろに倒したまま耳たぶを甘噛みし、吐息を吹き掛けながらキスを繰り返す優。
 しかし顔はもちろん、首から耳まで真っ赤に染まっているのは絶対にアルコールの所為だ、と誰もが思う、優の酔い振りである。

「ごくり♪ ナニが出るかな、ナニが射精す(で)るかな?」

「宏ったら悦んじゃってまぁ。……あたいも後で咥えようっと♪」

 筆頭妻の晶や屋敷の良識人である千恵でさえ暴走気味の優を止めるどころか、むしろ指を指しながら目を輝かせて赤ら顔で笑い飛ばしている。

「……ホラ、ヒロクン。諦めて万歳して♥」

 泥酔状態(?)の優は顔を綻ばせ、宏の上着(ジャージ)に手を掛けて半ば強引に脱がそうとしている。

「ホレホレ、さっさと腰を浮かせなきゃ♪ オレが最後まで面倒見てやるよ♥」

「宏ちゃん~。嫌がってる割りには、パンツがおっきく膨らんでるよ~♪」

 ほのかと若菜は満面の笑みで優に手を貸し、脱がせたズボンを放り投げるとパンツにまで手を掛けている。
 多恵子や夏穂、飛鳥に美優樹の新規加入組は、かような騒ぎに驚くよりも何やら期待を込めた視線で生唾を呑んでいる。
 この四人も、すっかりと宴会慣れしたようだ。

「うわ――っ、ほのかさん、若姉、優姉っ! ダメだって……あぁ! そ、そこ、触っちゃらめぇっ!」

 リビングは美女達の嬌声とアルコール臭に満ち溢れ(宏の悲鳴も少々混じっていた)、酔っ払い集団の本格的なサバト(?)が始まろうかと言う、正にその時。

「みなさん! 少し酔いを醒ましましょう!!」

 真奈美の毅然とした声が屋敷に響くのと同時に、庭に面する四枚の大窓が全て一斉に開け放たれた。
 当然、真冬の吹き荒ぶ寒風がリビングを一瞬で駆け抜け、たちどころに室温が外気温と同じ零度付近にまで急降下する。
 それは、火照った身体と溶けた脳ミソを元の状態に戻すには充分な威力だった。

「うっわ――っっ! さ、さぶいっ! こっ、凍るっ! は、早く窓閉めてぇっ!! 雪女よっ、雪女が来るわっ!! いや~ん、宏ちゃんが皮被って隠れちゃったぁ♥」

 美女九人による阿鼻叫喚(?)がリビングに木霊し、全員の理性が元に戻るのに、そう時間は掛からなかった。


     ☆     ☆     ☆


「宏君、何とか場が収まって好かったわね」

「いや~、真奈美さんには感謝、だね。ありがとう」

「ううん、そんな事、無いわ。ただ、あのままじゃいけない、って思っただけなの。…………ん♥」

 仰向けの真奈美が宏の頬に手を当てると、宏はそっと唇を重ねてくれる。
 そんな何気無い優しさが、真奈美にとっては大きな歓びとなって心に刻まれてゆく。
 一糸纏わぬ二人は真奈美の布団の中で、正常位による合体の真っ最中だった。

「いやいや、あのまま真奈美さんが止めてくれなかったら、今頃どんな状態になっていたか……想像するだけも恐ろしいよ」

 苦笑しつつ肩をひょいと竦める宏に、真奈美は目を細める。

「ふふ♪ みんな宏君が大好きだもの。でも、あのまま止めないで最後まで見ていたかった気もするわ♪」

「う゛、そ、それは勘弁してよ。ただでさえ、明日の大晦日はオールナイトで全員とのエッチが控えているんだもん。今日は真奈美さんだけで許して欲しいな」

「あら、絶倫が売りの宏君とは思えない弱気な発言ね。その気になれば一週間ぶっ通しで11P位、平気なのに」

「そ、そこまで精力無いってっ! ……せめて週二回にして」

「それだけでも充分、絶倫よ♪」

「あははは」

「うふふふ……………………んちゅっ♥」

 見つめ合う目と目、そして言葉の切れ目が口付けの合図となる二人。
 宏は腰を引き、ゆるゆると抽挿を開始する。

「うぅ……真奈美さんの膣内(なか)、熱くうねって……毎度ながら気持ち好いっ」

 宏はペニスを根本までゆっくりと挿入し、ワンテンポ置いてから同じ速度でカリ首まで引き抜いてゆく。
 普段とは違う、媚粘膜同士を融合させるかのような、シンプルで丁寧な抽挿だ。

「私も……宏君が胎内(なか)にいる様子が好く判るの♪ ……ほら、今、奥に突き当たってピクン、って動いた」

 真奈美も宏の動きに合わせ、腰を左右にごく僅か揺らす動きに集中する。
 二人とも決して快楽のみを追求したり絶頂を急いだりしない、心と心の触れ合いを重点に置いたセックスだ。

「真奈美さんのオマンコは、いつ挿(はい)っても気持ち好いよ。ねっとりと絡み付くみたいで」

「宏君のおちんちんも私の膣奥(おく)に届いて……一番気持ち好い所を擦ってくれるから……すごく感じるの♥ それにオッパイからの刺激も合わさって……私、フワフワと宙に浮いてるみたい♥」

 宏は手の平で真奈美の双丘をやんわりと揉みしだき、親指と人差し指で硬く屹立している蕾をも捏ねていたのだ。

「真奈美さんのオッパイは凄く柔らかくて……いつまでも揉んでいたい気分になるよ」

「あん♥ 私のおっぱいで好ければ、二十四時間三百六十五日、好きなだけ揉んでぇ♥ ……って、恥ずかしいっ!」

 我ながら大胆な台詞に、顔が火照り出すのが判る。

「ま、真奈美さん……か、可愛い♥」

 少し垂れ目がちな瞳が羞恥に塗れ、照れる様子に感化されたのか、宏の如意棒が更に大きく膨らんだ。

「あん♥ まだ……おっきくなるの? 宏君、ホント底なし、ね♪ それじゃ……」

 求められる嬉しさに、真奈美は若菜から教わった括約筋を、ちょっとばかり締めてみた。
 すると、宏の動きがピタリと止まる。

(あら、若菜ちゃんが言った通りになったわ。流石、セックスマスターを自負するだけあるわね)

 などと思っていたら、切羽詰まったかのように宏が音を上げた。

「うぅ……、ちょ、ちょっとタイム! 真奈美さんに萌え過ぎて……膣内(なか)も締まってヤバくなっちゃった」

 声を震わせた宏は、そのまま唇を重ねて来た。
 膣内(なか)でペニスが小刻みに震えている所からすると、どうやら暴発の危険性を感じたらしい。
 恥丘同士を強く合わせ、これ以上の刺激を受けないようにする為か腰を固定して来る。

「ふふ、宏君とこうして肌を重ねるなんて、半年前までは考えられなかったのに……すごく不思議だわ」

 真奈美も、これ以上宏を攻める事はせずに、愛する者との触れ合いに専念する。
 それに、普段の複数エッチでは味わえない、愛する宏を独占出来る歓びにも浸りたい。

「宏君と出逢ってから嫁ぐまでの間……恋しくて……愛しさと切なさで身を焦がしていた頃と比べると、今は何て幸せなんでしょう♥」

「俺も真奈美さんと知り合えた幸運に感謝してる。そして奥さんになって貰ってメチャ嬉しいし、すごく幸せだよ」

「私、宏君と暮らしているうちに、宏君無しでは生きてはいけない心と身体になってたの」

「俺だって、真奈美さんがいない生活なんて絶対にあり得ないよ。俺には真奈美さんが必要なんだ! 俺だけじゃ無い。みんなだってきっとそう思ってるよ!」

「ありがとう、宏君。そう言って貰えるだけで……充分幸せだわ。だから……十番目の奥さんで構わないから、これからも傍にいさせてね♥」

「十番目だなんて! 俺の中には奥さんに序列は無いよ。みんな、俺の大切な奥さんなんだ。誰かが誰かの上下になるなんて考えた事も無いよ!」

 顎を引き、真剣な眼差しと強い口調で言い募る宏に、真奈美は小さく微笑む。

「ふふ、そんな漢(おとこ)らしい宏君がますます好きになったわ♥」

 愛する男の真剣な眼差しに、胸がキュン、と締め付けられる。

「私、たとえ世界を敵に回しても、宏君に一生付いて行くからね。嫌いと言われても付いてくからね」

「俺、真奈美さんを嫌いだなんて一生言わないから。この口や身が裂けようとも……死んでも言わないから!」

 熱く語る夫に、真奈美は心底愛されている実感が猛烈に湧き上がって来た。
 それは胸を焦がし、身体全体から歓喜の感情が次々と溢れ出て来る。

「ありがとう、宏君。その言葉を聞けただけでも……私、嬉しくて……幸せで……うぅ、うっく……」

 感極まると、どうしても涙腺が緩んでしまう。
 制御出来無い涙が目尻から零れ落ち、枕にどんどん染み込んでゆくのが自分でも判る。
 人前で泣いたのは、先月、若菜と一緒に合羽橋商店街と銀座へ出掛けた時以来だ。
 あの時は、己の不甲斐無さを年下の若菜が諫めてくれたっけ。

「泣かないで、真奈美さん。俺の大切な真奈美さん♥ 愛してる♥ この抱き締めた腕は、一生離さないからね」

「大丈夫。これは嬉し泣きなの。宏君に愛され、一緒にいられる、至福の涙なの」

「ホラ、そんなに泣くと綺麗な顔が台無しになっちゃう。真奈美さんには、この先ずっと笑い続けて貰わないとね♪」

「……うふふ。宏君に癒されちゃった♪」

「あはは! 普段は真奈美さんがみんなを癒してくれてるのにね」

「私が……そうだとしたら、それは宏君が傍にいてくれるからよ。私、宏君が傍にいてくれるから、笑っていられるの。宏君の温もりを知っているから、みんなも愛せるの。だから……これからも、ずっとずっと傍にいてね♪ 私の愛しい……だ・ん・な様♥」

「真奈美さん……。もちろんだよ! ずっとずっと一緒にいるからね♥」

 真奈美は胸が潰れる鈍痛にも構わず、宏の背中に回した腕に力を込めた。

「うぉ!? そ、そんなに強く抱かれると……動かなくてもイっちゃうよ」

「宏君の好きな時に好きなだけ射精(だ)して♪ 私、いつでもどこでも受け止めるから♥」

「それじゃ、このまま、ひとつに溶け合おうか。今、この時は二人っきりだし」

 言い終わるや、宏はゆっくりと抽挿を再開させた。

「あぁ……宏君の硬くて熱いのが……膣内(なか)で力強く擦れて……膣奥(おく)を小突いてる♥」

 真奈美は熱い吐息をひとつ漏らすと両足を宏の腰に絡め、全身で縋り付く。
 二人は正常位から屈曲位に近い体位となった。
 密着度が増した分、二人の汗がひとつに合わさってシーツに滴ってゆく。


     ☆     ☆     ☆


「真奈美さんはオマンコの肉付きが好いから、ムッチリとした大陰唇が竿の根本を強く挟み付ける感触がたまらないよ♪ 綺麗に毛を剃ってくれてるから、軟式のテニスボールで強く挟まれてるみたいだ」

 ゆっくりとした抽挿のスピードを保ちつつ宏は柔らかなバストを揉み、硬く勃起した乳首を捏ね回しながら唇と舌を耳たぶにも這わせる。
 真奈美からは艶めかしい嬌声が漏れ、その声は徐々に大きくなってゆく。

「あん♥ はぁんっ♥ あぁ~、宏君のおちんちんはカリ首が高くて弓なりに反り返っているから……お腹側の膣壁をゴリゴリ擦られて……たまらなく好いのぉ~♥ もう……イッちゃいそうになる位に気持ち好いぃ~♥」

 熱い吐息を漏らしつつ瞳は蕩けきり、それだけで真奈美の言葉に嘘が無いのが一目瞭然だ。
 超スローテンポな抽挿にも係わらず、荒い呼吸が浅く速くなり、アクメがすぐそこまで来ているらしい。
 宏の肉棒はこれでもかと言わんばかりに締め付けられ、膣奥(おく)に膣奥にと吸い込まれる感覚なのだ。

「真奈美さん、いつでもイッて好いよ。俺も真奈美さんに合わせて思いっ切り射精するから!」

「だ、射精(だ)してぇ! 私のおまんこ、宏君の精液で満たしてぇ~~~っ♥」

 なおも両手両足で宏に抱き付き、真奈美の豊かに揺れる双丘は胸の間で殆ど潰れてしまう。
 しかし、乳首だけは硬く屹立しているので、二人にはそれも性電気を発生させる大きな源となった。

「真奈美さん、真奈美さん♥」

「宏君♥ 宏君っ♥」

「あぁ……真奈美さんの膣内(なか)が蠢いて……チンポが蕩けるっ! 亀頭裏をくすぐられているみたいで……我慢出来んっ!」

「宏君、もっと……もっと強くっ……激しくしてぇっ! ぶっといおちんちんで……私をイカせてぇっ!!」

 互いの名前を呼び合い、快感の上昇に伴って腰の動きも徐々に激しいものに移行してゆく。
 股間からの粘着質な水音が部屋に木霊し、二人の身体は細かい汗がびっしりと浮かび上がってもいる。
 荒い呼吸と嬌声を塞ぐかのように濃厚なディープキスを延々と交わし、胸と股間からの快感を昇華させる二人。

「出すよっ! 真奈美さんの膣内(なか)に…………うぅっ……でっ、出るっ!!」

「来てっ! 私、もうイッてるぅ――――――――っ!! ………………………………っ」

 どびゅ――――――――っ!! どびゅびゅびゅびゅっ! どびゅびゅ――――――っ!

 子宮口に亀頭を宛がったままの激しい射精に、真奈美は抗う術は無かった。
 力一杯宏に抱き付き、言葉を無くすと同時に白目を剥き、口の端から涎をひと滴垂らすと眠るように堕ちてしまう。
 抱き付いた手足が宏からパタリと離れ、布団の上で大の字になる真奈美。

「くっ……まだ……出るっ!」

 しかし、宏の射精は終わってはいない。
 大量の精液を子宮に送り込む度に、真奈美の無毛の下腹部もピクピクと痙攣する。

「うぅ……ま、真奈美さんのオマンコ、掃除機並みに凄い吸い込み力だ。チンポが根本からもげるかと思った。……まぁ、ひとりエッチで掃除機使ったコトは無いけど」

 セックスに於けるクライマックスなのに、ひとりボケツッ込みをする宏だった。


                                            (つづく)

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【 お寄せ戴いた御意見・御感想 】

[ ]
一瞬、もげてしまえ!と思ったオイラです(^^;
大丈夫!非常事態に備えて優姉筆頭の宏クン改造チームが控えてるはずですからw
仕事が忙しくてストレスで一時的にでも不能になったとかの話は如何でしょう?
それぞれの妻の驚きと対処方とかの奮闘記。名付けて「宏の本尊復活大作戦!」とか(おぃ

[ いつもご愛読ありがとうございます♪ ]
どりさん
 コメントありがとうございます♪

 宏が改造されたら、いったいどんな姿になるのやら……恐いけど見てみたいですね♪
 本尊復活は……身につまされるので作者が書けそうにもありません。(^^ゞ

 とまれ。
 今後も拙小説をご贔屓に願います。m(_ _)m
 

[ 面白い ]
見ましたよ!
真奈美も宏の時はラブラブですね☆羨ましい(笑)
個人的には多恵子の絡みを希望したいです。

[ お越し戴き、誠にありがとうございます♪ ]
ヒロさん
 コメントありがとうございます♪

 宏達は相思相愛を極めていますね。
 多恵子も、どんな形で愛を示すのか……お楽しみに♪

 今後ともご贔屓に願います♪ m(_ _)m
 

[ 更新 ]
エルム@管理人様>次の更新予定はまだですか?
忙しいのは承知してるのですが・・・

[ 毎度お越し戴き、ありがとうございます♪ ]
ヒロさん
 コメントありがとうございます♪

 拙小説は現在、 「3週毎の金曜日」 に掲載しております。

 わたくしも鋭意執筆しておりますが、仕事その他諸々の事情によりこれが精一杯の更新間隔となっております。
 次回まで大変お待たせして申し訳ございません。
 何卒、ご了承戴きたく存じます。
 次掲載(11/26 予定)まで今暫くお待ち下さいませ。 m(_ _)m

 ……尚、次回掲載まで拙小説の番外編等を(じっくりと)お読み戴ければ幸いです。

 今後とも 「ライトHノベルの部屋」 をご贔屓に願います♪
 

[ 真奈美編 ]
拝見致しました。
真奈美は宏と体を重ねると癒し系美人が崩れますね(笑)
宏は11Pを週に2回と言ってますが、真奈美の言うとおり週2だけでも十分に絶倫ですよ(笑)

[ 毎回ご愛読ありがとうございます♪ ]
MTさん
 コメントありがとうございます♪

 好きな人と二人っきりになったら、誰でも狼(!?)になってしまうかと……。(^^ゞ
 宏の絶倫も、彼女達に鍛えられた賜物……かもしれませんね♪
 

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