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恋衣~晶 恋衣~晶 美姉妹といっしょ♪~新婚編
 
 駅前商店街では間近に迫ったクリスマスに向けてクリスマスソングが賑やかに流れ、宏達の住んでいる屋敷の近所に目を移すと雪こそ無いものの北西の季節風が葉の落ちた枝を大きく揺らし、時折、電線をも唸らせている、そんな冬真っ直中。

「あ、そうだ。ねぇ晶姉? 今晩、一緒しても好いかな? 今後について話し合いたい事があるんだ」

 夕食も終わり、暖房が心地好く効いたリビングでみんなと談笑しながら食後のお茶を啜っていた宏が、思い出したかのように晶に声を掛けた。
 すると、晶を除く妻達九人の視線が一斉に集まった。
 宏が夜伽相手を直接指名するのは極めて珍しいのだ。

「あら、嬉しいわね♥ ヒロから直々にご指名されるなんて……明日は真夏日かしら? それとも……ドカ雪?」

 読んでいた旅雑誌から顔を上げ、頬をほんのりと赤く染めると満更では無さそうに相好を崩す晶。
 口では何だかんだ言いつつも、宏からのお声掛かりに天にも昇る心地好さなのだろう。
 しかし、夫の言葉を聞き付けた若菜が頬をフグのように膨らませ、突然の果報者に猛然と食って掛かった。

「晶姉さん、ずるい~~~っ! 今夜は私と宏ちゃんがエッチする番なのに~~~っ!!」

 ソファーに座ったまま足を踏み鳴らし、指を突き付けながら腰まで届く漆黒の髪を振り乱す若菜。
 見た目こそモデル並みの長身とスタイルの好さを誇っている大和撫子然とした大人(アダルト)な美女なのだが、駄々を捏ねるその姿はまるで幼い子供、そのものだ。

「ごめん、若姉。どうしても晶姉と余人を交えず必要不可欠な話をしないと拙くてさ。ホント、ごめん!」

 二歳年上の幼馴染みでもある若菜に、頭上で両手を合わせ、申し訳なさそうに頭を下げる宏。

「も~~~っ、やっと順番が回って来て心待ちにしてたのにぃ~~~~」

「若姉、ごめん。この埋め合わせはきっとするからさ、最初だけ順番譲ってくれるかな?」

 宏達の、夜の夫婦生活は原則的にローテーションが組まれている。
 半年ほど前にこの屋敷へ移り住んだ当初、宏は連日連夜六人(晶、優、ほのか、真奈美、千恵、若菜だ)とハメ捲って腎虚になりかけた。
 そんな経験(事故?)と夜伽相手が四人(多恵子、夏穂、飛鳥、美優樹の新規加入妻達だ)増えた事もあり、順番制(ぶっちゃけ、人数制限だ)にしないと宏の体力が危うくなるのだ。
 故に、宏がイレギュラーに直接指名すると、若菜のように順番を飛ばされる者が出るハメになってしまう。
 そうなると飛ばされた本人が滅茶苦茶可哀想なので、宏は極力、直接指名はしない事にしていた。
 しかし、どうしても外せない話がある場合はこの限りではないし、女性陣もそれは充分、理解している。
 特に今回は話し相手が女性陣のリーダー格の晶であり事実上のトップ会談になるので、妻達は承諾するしかなかった。
 宏はそんな妻達の想いを知っているからこそ、若菜に深々と頭を下げたのだ。
 と、ブチブチ文句を言う若菜の背後から近付いた(忍び寄った?)千恵の拳が空気を鋭く切り裂いた。

「きゃんっ! い、痛~~~~いっ!」

「こら、好い加減にせんか! 宏が晶さんと話し合うって言ってるでしょっ! おのれは毎日のように乱入してるんだから一回位我慢せい!」

「……………………」

 何度見てもリアルなケンカにしか見えない千恵の突っ込みに、宏達との付き合いがまだ浅い三人(飛鳥、美優樹、多恵子)は息を殺して成り行きを見守る。
 叩かれた頭を抱えながらも若菜から激しく立ち昇るピンク色のオーラ(それでも宏ちゃんとエッチする!)と腕を組んで仁王立ちする千恵の毅然とした迫力(お前は黙ってろ!)に声も出せないのだ。
 もっとも、緊張しているのはこの三人だけで、夏穂を始め残りのメンバーは普段通りに談笑に花を咲かせている。
 夏穂は美姉妹(しまい)の高校時代に担任として何度も見ていたし、他の面々も二人のド突き漫才に慣れっこなのだ。

「まぁまぁ、千恵姉。そんなに怒らないであげて。話が終われば若姉も一緒して好いからさ。ね、若姉。だから話が終わるまで、少し待っててくれるかな?」

 最愛なる夫から真摯な瞳で見つめられ、吐き続けていたクレームをしぶしぶ呑み込んだ若菜はゆっくりと頷く。

「んもぅ~~~、宏ちゃんがそこまで言うなら仕方無いじゃない。……じゃ、お話が終わったらすぐ呼んでね~♥」

 最後はいつもの明るい表情に戻り、切れ長の瞳をバチバチとウィンクする若菜。

「もちろん! 話が終わったら、直ぐに連絡するね♪ 千恵姉とほのかさんも、話が終わったら呼ぶからさ」

「あたいは大丈夫だから気にしないで♪ お話が済んでも、呼んでも呼ばなくても、どっちでも好いわ」

「オレも、どっちでも構わんぜ♪ なにせ、普段からい~~~っぱい、愛されてっからな♥」

 千恵とほのかの二人も破顔したまま、大きくサムズアップする。
 今夜は、この二人も当番だったのだ。
 宏は改めて千恵とほのかに目礼し、若菜にも頷いて了承を伝えた。

「宏先輩、さすがだね♪」

「宏さん、すごい♥」

「宏さんは夫としての貫禄が充分、備わってますわね」

 問題も決着し、固唾を呑んでいた新規三人の緊張が緩み、笑みが漏れる。
 どうやら、宏の采配と互いが互いを思いやるシーンに胸が温かくなったようだ。

「話は着いたわね。それじゃヒロ、さっそく部屋に行きましょうか♥」

「……って、早っ! まだ九時前じゃん。……………………晶ちゃん、実は餓えてた?」

 手にした缶ビールを振って下ネタを飛ばす元・担任に、これ見よがしに胸を張った晶は鼻で笑って応戦する。

「ふふっ。『二十代の若い者同士』、積もる話があるんです~♪」

「!? あ、あ~ら、熟した果実の方が美味しいって、知らないのかしらぁ?」

 殊更年齢を強調し、ニコリと目を細めて三十路の恩師を挑発する晶に、頬を引き攣らせつつメリハリのあるボディーをくねらせ、熟女(?)の熟れ具合を強調する夏穂。
 夏穂にとって、三十越えのハンディは大きいのだ。
 二人の間に火花(電撃?)がバチバチ飛ぶが、夏穂は晶と同世代に見える若々しさなので、傍から見ると仲の好い同級生がじゃれ合っているようにしか見えない。

「夏穂姉さん、それじゃ子供のケンカだって」

 やれやれと首を振りながら姪である飛鳥が突っ込むと、残りのメンバーは笑いながら一斉に頷いた。


     ☆     ☆     ☆


 ちゅっ♥ ちゅっ♥ んちゅ~~~~~~~っ♥ 

 ベッドの中で横臥し、キスを繰り返す宏と晶。
 手を繋いだまま部屋に入るや否やきつく抱き合い、ライトキスを交わしながら服を脱がせ合い、宏は素っ裸に、晶は純白のショーツ一枚残してベッドに入ったのだ。

「晶姉の唇、いつもプリプリしてて最高だよっ♪」

「あん♥ ヒロのキス、甘くてとっても美味しいわ♥」

 晶の瞳に自分を映しつつ、鼻の頭を掠めながら情愛たっぷりのキスに宏の鼓動は早鐘のように脈打っている。
 触れ合う胸に、晶の鼓動もハッキリと感じられる程の高まりだった。

「ふふ、こうして二人っきりになるなんて……久しぶりだわ」

「あはは。いつも最初から誰かと一緒だもんね」

 火照った顔に目元を赤く染め、潤んだ瞳で見つめる晶。
 上になった片足は、離れたくないとばかり宏の腰に巻き付いている。
 宏の片足も膝を軽く曲げて晶の両足の付け根に潜り込み、小刻みに動かしていた。

「あぁ……ヒロの膝が……あたしのアソコに当たってる……♪」

「晶姉の太腿、スベスベしてて気持ち好い♪ それに、膝を動かすだけで滑(ぬめ)った感じが強くなるよ♪」

 束の間の逢瀬を目一杯、楽しもうとする二人。
 宏が十人の妻を娶った以上、就寝前のエッチはローテーションを組んだ上での複数プレイが常だった。
 妻達は当初、宏と二人っきりの夜を過ごしたくて一夜一人制にしようと提案した。
 しかし、そうすると次に宏と合体し、精を受けるのは最低でも中九日空くハメになってしまう。
 当然、次回まで我慢出来無くなる御仁(若菜や若菜、特に若菜など)が現われ、順番に関係無く乱入する事態が頻発した。
 そこで、各自中二~三日を基準にしたローテーションを組み、複数プレイで決着したと言う経緯(いきさつ)があったのだ。

「たとえ短時間でも、二人っきりになって新妻の雰囲気を味わえるのは気分好いわね。文字通り蜜月、って感じで♥」

 切れ長の瞳を細め、頬を紅く染めて笑う晶に、宏も満面の笑みで応える。

「若姉を呼ぶまでは、ここは俺達だけの世界だよ。晶姉も……いつも以上に綺麗に見えるし♥」

 宏は何度見ても、晶の美人度は飛び抜けていると思う。

 ――腰まで届く茶色掛かったソフトウェーブの黒髪に、目鼻立ちの整ったかんばせ。
 肌理が細かく透明感のある肌に長い睫毛と切れ長の澄んだ瞳、そしてピンク色に煌めく薄い唇――

 そんな、スーパーモデルや有名美人女優が霞む程の美女がショーツ一枚で腕の中にいる現実に、宏のテポドンミサイルはいつでも発射可能状態にまで昇り詰めてしまう。
 結果、宏の肉槍が鼓動に合わせてビクンと大きく打ち震えた。

「あら? またお腹を叩かれたわ。んもう、困った『やんちゃ坊主』 ね」

 両手を布団の中に入れ、大きく反り返ったミサイルを両手で捧げ持つ晶。

「うぅっ、晶姉……気持ち好いっ! 晶姉の細い指が絡まって……すごく感じるっ!」

「あらあら、こんなビクビクさせて……しょうがない子♥ やっぱり、あたしがいないとダメね♪」

 片手で陰嚢を転がし、片手で竿を撫で上げる晶に、宏の息が荒くなる。

「フフ♪ 先っちょから、こんなにお汁(つゆ)が出て……こらえ性のない坊やだこと♥」

 中指と親指でカリ首と亀頭裏を撫で擦り、人差し指を伸ばして鈴口をほじるようにくすぐる晶に、宏も男として、受け身一辺倒ではいられない。

「あひゃんっ! に、二ヶ所同時だなんて……欲張りなヒロね♥」

「晶姉だって、こんなに乳首勃たせてるじゃん♪ お尻だって、柔らかい中にも張りがあって……まるで撫でられるのを待ってたみたいだ」

 宏も目の前でプルプル揺れているバストとシルクのショーツに包まれた丸いヒップへ同時に手を這わせたのだ。
 お椀型に膨らむ八十五センチのバストは手の中で自在に形を変え、次の瞬間には元の形に戻ろうと指を弾く。
 その弾力ある双丘の頂点では、屹立する肉筒が濃いピンクに色付いて打ち震えてもいる。

「し、仕方無いでしょ! ……ヒロを独り占めしてるかと思ったら、我慢出来無くなったんだもん」

 ショーツ越しにヒップの割れ目を指で辿られ、熱く火照った淫裂をも撫でられた晶が身を震わせ、甘い声で訴える。
 そんなしおらしい従姉に上目遣いで見つめられ、宏のハート(とペニス)は大きく脈打った。

「晶姉っ! 好きだよっ♥ んちゅぅ~~~~~~~~~~~~♥」

「あんっ!? ヒロ、そんなに慌てないでっ……んふん♥ ……!? んっ~~~~~~~~っ♥」

 唇を深く重ねつつ素早くショーツを脱がし、覆い被さった宏は長いキスの間に蜜壷へ侵入する。
 そこは前戯をしていないにも係わらず熱くぬかるみ、ペニス全体を柔らかく包み込んで来た。

「晶姉の膣内(なか)、トロトロに蕩けて……凄く気持ち好いっ! 動かさなくても……膣肉が蠢いて……勝手にイッちゃいそうだよ」

「あぁ……、ヒロったら、いきなり挿れるなんて! ……でも、嬉しいっ! こうして深く抱き合っていると、ヒロの悦ぶ鼓動がビクン、ビクンと伝わって来るの♥」

 抽挿はせずとも、正常位で密着する二人には充分な快感を得ていた。
 胸の間で押し潰されている硬い乳首の存在も、互いを高める大きな要因のひとつになっている。

「晶姉ったら、ちゃんとした前戯してないのに、何でこんなにも濡らしてんのさ」

「……バカね。好きな男性(ひと)と手を握るだけでも、女は充分に濡れるのよ♥」

 結婚したにも係わらず女心に疎い夫を、眉根を寄せて軽く睨む晶。
 しかし、潤んだ瞳と囁くような口調なので甘えているのが丸判りだ。

「ふふ、今みたいな素直な晶姉も好きだよ♥ もちろん、普段の凛とした晶姉も好きだし……俺はそんな晶姉そのものが好きなんだ♥」

「ヒロ♥ 嬉しいコト、言ってくれるじゃないっ! ……まったく、いつの間に『誉め殺し』なんて技(スキル)、手にしたのかしら?」

「誉め殺しだなんて……俺は素直な気持ちを表わしただけだよ?」

「くっ! そ、それが誉め殺しだ、って言ってんのよ!」

「ふふ♪ エッチの最中なのに眉根を吊り上げ、凛とした晶姉も格好いいよ♥」

「……………………ヒロ。今夜は徹底~~的に搾り取ってやるから覚悟なさいっ! 泣いて許しを請うても許さないからね!!」

「照れた晶姉も素敵だよ。……ふふ、顔、真っ赤っか♪」

「もう許さないっ!」

 晶は手足を絡め、宏が逃げられないように全身で縋り付く。
 そして宏の腰の動きに合わせ、自らも腰を突き上げてゆく。

「晶姉♥ 晶姉っ♥」

「ヒロ♥ ヒロっ♥」

 互いの名前を呼び合い、見つめ合いながら唇を重ね、やがて熱い精を迸らせ、子宮に子種を受け入れる――。
 それは童貞を捧げ、処女を捧げた感激と嬉しさを再現したかのようなシーンだった。


     ☆     ☆     ☆


「……で、話って言うのは新規加入組に関する事ね?」

 宏の胸に顔を埋(うず)め、アクメの余韻に浸っている晶は愛しき男に視線だけを向ける。
 身体は蕩けても、頭の片隅で夫の考えを先読みし、的確に指摘する能力は流石だ。
 企業トップ付きの秘書をしているだけあって、家庭に戻ってもその能力がぶれる事は無い。
 もっとも、愛する男性(ひと)と二人っきりになれた嬉しさで本題が最後の最後になってしまった事は内緒だ。

(ヒロと二人っきりのエッチで浮かれまくるなんて……あたしもまだまだ若い、ってコトね)

 こんなにも惚けた自分は誰にも見せられないわねー、などと心の中で苦笑しつつ先を促す。
 エッチの順番を飛ばしてまで直接指名した宏も、僅かばかり目を見開いた。
 どうやら、何をしにここへ来たのかようやく思い出したようだ。
 顎を引き、胸元の従姉へ顔を向ける。

「そうだった。まぁ、その通りなんだ。新たに加わった四人の今後について、なんだ」

「今後……も何も、みんなヒロの奥さんになったんだから、ヒロが指導・教育・調教・洗脳すれば済む事でしょ?」

 腕枕されつつ宏の胸を撫でさすり、ニヤリと笑ってもっともなご意見(半分、誇張有り)を述べる晶。
 愛する宏とのたわいないピロートークも、晶にとっては会社の会議以上に大事な時間のひとつなのだ。
 しかし、当の夫君は胸の上で動き回る手に自分の手を重ね、小さく首を横に振った。

「あ、いや、基本はそうだけどさ。でも、俺は男だし、細かい所まで目が届かない、気付かない時も出て来ると思うんだ」

 俺、結構鈍感だし、女性の細かい機微まで把握出来無い事、多々あるしなぁ――と自嘲気味に肩を竦める宏に苦笑する晶。
 確かに、いくら夫と言えど、男では目の届かない部分が女性にはたくさんある。

「だから同じ女性として、そして長年俺と一緒にいる晶姉だからこそ、夏穂先生や多恵子さん、飛鳥ちゃんや美優樹ちゃんにアドバイスし、目を掛けて欲しいんだ。まぁ、相手が困った時に軽く手助けする程度で好いからさ」

「う~~ん、まぁ、そう言われても……」

 一瞬、そこまで首を突っ込んで好いものかと眉根を寄せる晶。
 この屋敷に集う妹(優)や旧知の女性陣(ほのか、真奈美、千恵、若菜の事だ)は誰からも強制されず、各自それぞれの考えで行動した結果、宏と結婚し生活を共にしている。
 いくら宏の――夫の頼みとは言え、妻として加わったばかりの年長者二人と女学生二人の行動や思考領域に踏み込むのは躊躇われる。
 そもそも、この四人は下宿が切っ掛けでこの屋敷に来たのだ。
 そんな逡巡する晶に、宏が背中を押した。

「その上で、十人いる奥さん達の正式なリーダーとして、筆頭妻としてみんなを纏め、先頭に立って欲しいんだ。もちろん、個々へ細かい事を口出しするんじゃなくて、奥さん達を大局的に見る立場になって欲しいんだ」

「大局的……か。それはそれで構わないけど、ホントにあたしで好いの? 最年長の多恵子さんや夏穂先生はどうするの? 多恵子さんはあたしよりひと回り年上だし、夏穂先生はあたしらの恩師なのよ?」

「うん、そうなんだけど……その二人は今のままだと纏め役は無理だと思う。二人共この屋敷に来て間もないから東京(ここ)での暮らしにまだ慣れてないでしょ。それに、夏穂先生は人を見る目はあっても俺達に最後の最後で一歩引いてそうなんだよね、今迄の態度から推測すると。多恵子さんは……旗頭より縁の下の力持ちに歓びを見いだすタイプみたいだし」

 夏穂先生、先生らしく細かい所に気配り出来るけど、それが逆に俺達に対して遠慮してる要因なんだよな、多恵子さんは性格的に控え目だし、それを善(よ)しとしてるみたいだし――と分析する宏に、晶は動きを止めて目を見張る。

(ヒロったら……ウチの会社で人事課長として充分に張れるだけの能力持ってるじゃないっ! 今度、本気(マジ)でスカウトしようかしら♪ ……そうすれば四六時中、ヒロと一緒にいられるし♥)

 二人に対して同じ事を感じていただけに、夫の人を見る目も確かだと改めて判って嬉しいのだ。
 もっとも、最後の部分が限りなく本音に近いと、本人ですら意識していなかったが。

「それに何より、付き合いの長さで言えば従姉である晶姉が一番だし、みんなの好い所も悪い所も全て知った上で、何か起きた時にいつも最善な策を出してくれる頭脳の切れも持ってるでしょ。だからこそ、俺と一緒にみんなを纏める調整役に就いて貰いたいんだ」

「ヒロ……♥」

 この屋敷の主(あるじ)であり、夫でもある宏が筆頭妻の肩書きを正式に認めた事に、晶は満面の笑みを浮かべた。
 自他共に認めるリーダー気質が疼いて堪らない。
 そして何より、夫が自分をどう見ていたか――ちゃんと理解してくれている事が判って一番嬉しかったのだ。

(これまでは『自称』筆頭妻、だったからね。いわば、自分勝手に名乗っていただけだったけど、ヒロから正式に頼まれれば話は別ね。これで、名実共に屋敷での『ファーストレディ』、って事よね♪)

「みんなには、明日の朝に俺から言うから。……あ、リーダーだからって、晶姉は特別な事は何もしなくて好いからね。普段通りに振る舞ってくれれば好いからさ♪」

 従姉の笑みを了承と取ったのか、そう言うと宏はそっと前髪を掻き分け、晶のおでこにキスをした。
 まるで、頼みを聞いてくれてありがとう♥ と言わんばかりに。

「ヒロ♥ ん、判ったわ。あたしから特別な事はしない、みんなを見守り、必要に応じてアドバイスする――。了解よ♪」

 切れ長の瞳を細めた晶は、宏に唇を重ねながら覆い被さってゆく。
 その間にも晶の片手は宏の硬く反り返った勃起肉を扱き上げ、腰を浮かせると自分のぬかるんだ蜜壷に宛がっていた。

(さっきはヒロに好いように抱かれちゃったから、今度はあたしがリードしないと気が済まないわっ)

 膣口に熱く張り詰めた亀頭が触れると、膣内射精(なかだし)された精液が愛液と共に竿を伝ってシーツに流れ落ちてゆく。

「晶姉、またするの? さっき抜かずの三連発決めたばかりなのに……実は餓えてた?」

 リビングで恩師から揶揄された台詞を蒸し返す宏に、たちまち瞳を吊り上げた晶は口から火を噴いた。

「餓えてないっ! ヒロもあんなエロ女教師の言葉を真に受けるんじゃないっ! …………でも、愛するヒロの子種なら、いくらでも欲しいわ♥ だから、今夜は存分に吸い尽くしてあ・げ・る、からね♥」

「あははっ! お手柔らかに♥」

 蕩ける笑顔のまま竿の根本まで呑み込み、騎乗位でゆっくりと腰を振り始めた晶に、宏はDカップのバストを両手に収めつつ乳首を摘み、腰の動きを合わせてリズムを刻んでゆく。

「あんっ、乳首摘まれて感じる~♥ おっきなヒロが……膣内(なか)でビクビクしてるのが判る~~♥ 熱くて硬いオチンチンが……あたしの膣内(なか)で暴れて……奥まで届いてる~~~~♥」

「くっ!? あ、晶姉の膣内(なか)、いつもよか熱くうねって……無数のミミズがチンポ全体を這いずり回ってるみたいだっ!」

「はぁんっ! 奥、突(つつ)かれると……すぐにでもイッちゃいそう♪ でも……今夜は時間もたっぷりあるし……慌てず急がず、ゆっくりじっくり楽しみましょ♥」

「了~解♥」

 ゆったりとしたリズムの中、二人の甘い合奏(ハーモニー)は夜が明けるまで続くのだった――。


     ☆     ☆     ☆


 一方、その頃。

「あ~~~~んっ! 宏ちゃんから連絡が来ない~~~~~っ!! 忘れられたぁ~~~~~~っ!!!」

 布団の中でひとり悶々と過ごす若菜の泣き声(と恨み節?)が一晩中、おどろおどろしく屋敷に響いていたと言う。


                                            (つづく)

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【 お寄せ戴いた御意見・御感想 】

[ お久です ]
更新待ってましたーv-10

待っている間色んな小説探してみたんですけど、やっぱりここの小説が一番好きですv-2

この次はどういう話になるのかな?と楽しみにしてます。

頑張ってください!!

[ 毎度お越し戴き、ありがとうございます♪ ]
takaさん
 コメントありがとうございます♪

 拙小説を気に入って戴き、作者冥利に尽きます♪
 宏と10人の美女達による純愛物語はまだまだ続きます。
 次は誰がメインとなるのか……色々と妄想しつつお待ち下さいませ♪

 いつも温かな応援ありがとうございます♪ m(_ _)m
 

[ ]
いえいえv-67

でも何より大事なのは御身体なので、体調崩さないようにお互い気をつけましょう!

そういう自分が今日熱中症で倒れたんですけどね(笑)

[ ご愛読ありがとうございます♪ ]
takaさん
 
 わ、笑い事では……。(^_^;)
 とまれ。
 まだまだ暑い日が続くので、何卒ご自愛下さいませ。m(_ _)m
 

[ 晶編 ]
拝見致しました。
最初は晶でしたね☆
これまでは自称・筆頭妻でしたが、これからは名実共に筆頭妻ですね♪
これは個人的な意見ですが、ハーレムのHも良いですが個人的には1人ずつの方が良いと思いました。
その方がお互いの気持ちが伝わるような気がします。※偉そうにすいません。

[ いつもご愛読ありがとうございます♪ ]
MTさん
 コメントありがとうございます♪

 本筋はハーレムでも、個人エッチもアリだと、わたくしも思います。
 そのようなメリハリを付けて、今後も物語を紡いで参ります♪

 忌憚の無いご意見、お待ち致しております♪

[ 返信 ]
拝見致しました。
僕は"若菜"や他の人が参加するのはあまり好みじゃないので・・・
"レズ"?に近いプレイは好きじゃないのです。

[ コメントありがとうございます♪ ]
MTさん
 いつもありがとうございます♪

 現在はハーレム中心の物語を書いておりますが、機会があればマンツーマンエッチ中心の物語も書きたいと思っております。
 今暫くは現状の物語をお楽しみ戴けたらと存じます。

 毎回コメントお寄せ頂き、ありがとうございます♪ m(_ _)m
 

【 御意見・御感想の投稿 】



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