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最終更新 '17.-3.14. お知らせ (リンク集)                                            | Facebook | Twitter |  リンク集 | ▽ このページの下へ |  ライトHノベルの部屋 コンチェルト~夏穂(2)


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コンチェルト~夏穂(2) コンチェルト~夏穂(2) 美姉妹といっしょ♪~新婚編
 
 エアマットの上で仰向けになり、タオルで目隠しされた宏は顔の両脇に何かが降ろされるのを感じ、すぐにペニスが握られる感覚を覚えた。
 同時に、顔面に甘酸っぱい香りが近寄って来るのが判った。

(あ……。晶姉か優姉が跨って来たんだな)

 そう思った直後、頭の上から甘えるような声がした。

「ん……ヒロ。アソコ、舐めて♪」

 果たして蕩けきった晶の声に、宏は返事の代わりに顎を上げて匂いの元に口を被せた。
 すると両頬や鼻から顎にかけて熱い滑(ぬめ)りが一瞬で広がり、興奮の度合いが伺い知れた。

「ひゃんっ!」

 裏返った甲高い声と同時に、ペニスに這わせていた舌と股間が弾かれた様に遠ざかってゆく気配がした。
 きっと、余りに感じ過ぎたので反射的に身体が逃げたのだろう。
 純情可憐な反応に、思わずほくそ笑む宏。

「晶姉、すっごく濡れてるよ。太腿まで溢れ出てる。……そんなに期待してたの?」

「う、うるさいわねっ! 今のは……ちょっとビックリしただけよっ」

「ふふ♪ 可愛い反応だね。まるで最初(はじめて)の頃の晶姉みたいだ」

 覆い被さって来たのが従姉だと疑わない宏だが、実際は別の人物が被さっていた。


     ☆     ☆     ☆


(な゛っ! なにっ!? この痺れるような快感はっ!? 自分の指で触るとのは……受ける刺激の度合いがまるで違い過ぎるっ!!)

 宏の顔面に一瞬だけ腰を降ろしたのは晶と優、宏の高校時代の担任だった夏穂、その人だった。

「ふふ♪ 先生、驚いてる。でも、まだまだ始まったばかりなのよね~」

 晶は自分が跨った様に見せかけ、恩師にシックスナインの形を取らせたのだ。
 ビックリしたかのような台詞も、元・担任の反応を見ての、咄嗟のアドリブだった。
 一方、宏に覆い被さった夏穂は宏から受けた性電気の強さに戸惑っていた。

(こ、こんな激しい刺激だなんて……想像した以上だわ! こんなの続けられたら……絶対、耐えられない!)

 ほんの一瞬の触れ合いだったにも係わらず、今にも心臓が口から飛び出そうなほど鼓動が高まっている。
 これから、こんな性電気をまともに受け続けるのかと想像した夏穂は宏との触れ合いを喜ぶよりも、自分が我を忘れる恐怖に慄いてしまう。
 しかし。

「ねぇ、ヒロ? 今度はちゃんと腰を下ろすから、い~~~ぱい舐めて気持ち好くして♪ あたしも可愛がってあげるから♥」

(……って、えぇ!? そ、そんな無茶なっ! まだ心の準備が出来て無いわよっ)

 両目を大きく見開き、狼狽える夏穂からの視線も何のその。
 宏を煽り、元・担任に対してさっさと腰を下ろしなさいと目で語り掛けた晶は宏の腰の横に座って肉棒に舌を這わせ始めた。

(晶ちゃんったら、自分のコトばっかり! ウチにどーしろってゆーのよっ!?)

 恨みがましく晶を見ると、その顔は年上の女を弄くる喜びに満ちているようでもあり、宏との風呂場エッチに悦んでいるようにも見える。
 紅(あか)く上気した美顔は緩み、元・担任を見つめながら竿に浮き出た血管を舌先でなぞり、こうするのだとばかり皺のひとつひとつを丹念に舐め上げていた。

「ふふ♪ いつ味わっても美味し♥」

 瞳を潤ませた晶は、小さく呟いては恩師を挑発するかのように灼けた肉槍に何度も頬擦りする。
 優も恩師に見せ付けるかの如く、姉と一緒になって反り返る勃起肉に舌を這わせ始めた。
 鈴口を突(つつ)き、カリ首を尖らせた舌先でなぞってゆく。
 宏の肉棒は、美女姉妹(しまい)によるダブルフェラを受けていた。

「あぁ、気持ち好いよ! 晶姉と優姉、最高だよ! うぅ……舌の動きが……ツボを突いて……たまらんっ♪」

 腰を浮かせて自ら快感を貪る宏は両手を伸ばした先にあるだろう腰を掴み、一気に自分へと引き下ろす。
 いつまでも腰を浮かせたままの晶に辛抱出来無くなり、お返しに蕩けた秘裂を舐め回そうと目論んだのだ。

「ひっ!? あ、いやっ!」

 未だに痺れる股間に戸惑っていた夏穂は強制的に腰を掴まれ、元・教え子の顔面に腰を下ろしてしまう。

「ひぐっ! あぁっ! そ、そこ、ダメぇ! 感じ過ぎて……あぁ! ……む゛ぅっ!!」

 しかも、着顔と同時にピンポイントで芽吹いた秘核を吸われたのだから堪らない。
 自分だとバレないよう咄嗟に指を咥えて声を押し殺し、腰を逃そうとしたものの下から太腿をガッチリと押さえられているのでどうやっても逃げられない。
 その間にも強烈な性電気が膝の力を奪い、股間で這い回る舌の動きが尖った乳首にまで痺れるような媚電流を流し込んで来る。

「ひぎぃっ! かはぁあっ! う゛ぅ~~~~っ!!」

 夏穂は絶えずビクビクと腰を震わせ、初めて受けるクンニリングスの洗礼に為す術無く翻弄される。
 セミロングの髪を振り乱し、白い肌を朱く染める女教師は身体全体が性感帯になってしまったかのような錯覚に陥った。
 腕の力が抜けて宏の下っ腹に突っ伏し、一方的に攻められる形となった。
 太腿を這い回る宏の手からも、絶えずピリピリと性電気を流されているかのようだ。

(死んじゃうっ! このまま舐められたら……ウチ、快楽の波に呑まれて……溺れ死んじゃうぅっ!)

 意識が徐々に白濁し、熟れた女体は想いを寄せる男からの愛撫に過敏なまでに反応していた。
 尖った乳首が宏の腹で擦られつつ押し戻され、それが新たな刺激となって全身を駆け巡る。
 全身に汗が噴き出し、ローションと混じって更なる滑(ぬめ)りを生じさせ、それが乳首の擦れ具合を増加させる。
 教え子の顔を強く挟んだ太腿は常にヒク付き、本能的に逃げようとする動きがそのまま肉裂を押し付ける動きになった。

「晶姉、今日は一段と敏感になってる? さっきから身体が震えっ放しだよ?」

 宏にはそれが悶えているものだと思い、更なる快感を与えようと舌の動きを一段と活発化させた。
 舌先で慎ましやかな紅真珠を左右に弾き、窄ませた唇で勃起し始めた秘核だけを強く吸い上げる。
 平たくした舌で縦筋全体を舐め上げ、蜜で濡れそぼる女の割れ目を尖らせた舌先で左右に割り開き、中の媚粘膜を丹念に愛撫する。
 膣口に舌を当てたまま細かく振動させながらこんこんと湧き出す愛液を啜り上げ、左右に分かれた薄肉片を唇で挟むと吸い上げながら舌先で小刻みに突(つつ)いてゆく。

 ――じゅるるっ! ずずずっ……クチュクチャ……ピチャピチュッ――

(あぁっ!? イヤらしい音を立てないでぇ! ヌレヌレになってるの、宏クンにバレちゃってる~!)

 粘着質な水音が床を暖める為に流しっ放しにしてあるシャワーの音に混じって夏穂の耳に届き、それが己の股間からの音だと気付くと猛烈な恥ずかしさが湧き上がって来る。
 しかし、手足に力が入らないのでどうにもならない。

「はぐっ! うぁあっ!! ひぃい゛っ!! ぁああ゛~~~~~っ!! も゛っ、もうダメぇ~~~~っ!!」

 生まれて初めて男から股間を舐められ、息も絶え絶えに身悶える夏穂。
 しかも、秘裂に舌を這わせているのは三年前まで学生服を着ていた教え子なのだ。
 いくら毎晩のように夢見たシチュエーションとは言え、いきなりのハードな展開に身体と思考が付いていかない。
 股間から沸き立つ快感に飲み込まれ、腰を高く掲げたまま涎をも垂らして喘ぐ事しか出来無なかった。

「はぐはぐっ……、そうだ、ヒロ。ちょっと聞きたい事があるんだけど、いい?」

 今にも昇天しそうな夏穂の様子を面白そうに窺っていた晶は、愛する夫の股間から顔を上げるとシックスナインされている振りのまま宏に問い掛けた。

「ん、なに?」

 こちらも熱く蕩けた淫裂から口を外した宏は、手の力を抜いて顔面に被さる肉付きの好い腰を逃す。
 タオルで目を塞がれている分、甘いだけの雰囲気とは違う、何やら別のニュアンスを晶の声から感じ取ったのだ。
 クンニを一時中断し、従姉の声に耳を澄ませる。
 それは、アクメ寸前の夏穂を助ける結果にもなった。

(あ゛~~~~、あ、危なかった。我を忘れて……イッてしまうトコだったわ)

 太腿を掴む力が緩んだチャンス(?)を逃さずに腰を浮かせ、腕に何とか力を込めて上体を宏から離した夏穂は頭の片隅で安堵の息を大いに漏らす。
 このまま舌を這わせられていたら、声を抑えきれずに叫んでしまった事だろう。
 そうなると、宏に目隠しさせた意味も自分がここにいる意味も全て無くなってしまう。
 とは言え、今なお呼吸は荒いままだし、股間の肉芽や双丘の頂点には痺れるような性電気が滞留し、少しでも触れられたら一気に弾けそうな状況なのは変わらない。

(きっと、晶ちゃんがこんなウチの状態を見て水入りにしてくれたのね。さ……流石に筆頭妻を名乗るだけあるわ)

 その晶を見ると、その通りだとばかりニヤリと笑い、ウィンクを返して来た。
 好きな男性(ひと)とのエッチの真っ最中でも別の人間を冷静に観察するなど、普通の女では考えられない精神力だ。
 今更ながら、晶のポテンシャルの高さに舌を巻き、味方に引き込んで正解だったと胸を撫で下ろす夏穂だった。
 一方、晶は甘いトーンの声に相応しくない、核心を突く質問を宏にぶつけた。

「夏穂先生と一緒に暮らし始めてひと月余り経ったけど、ヒロは先生のコト、どう思ってる? 素直な意見を聞かせて?」

 その言葉を聞いた瞬間、夏穂はさっきまでの快感を全て忘れる程、緊張で全身が強ばるのが判った。
 この答え如何で、今後の自分の運命が決まるのだ。
 胸が痛いほど締め付けられ、背中に冷や汗が吹き出し、マットに付いた手を無意識に握り締めてしまう。
 こんな緊張感は大学入試や教員採用試験の比ではない。

(宏クンの想いは薄々感じてはいるけど……果たしてどの程度の想いなのかしら。今でも教師と生徒……ってコトは流石に無いとは思うけど、だったら店子と大家……はベタかしら? それとももっと進んで女と男……とか? メチャ聞きたいけど……怖くて聞きたく無いような。万が一にでも恋愛対象外だったら……ウチは……)

 風呂場の暑さの所為だけでは無い汗をだらだらと流し、四つん這い(しかも素っ裸)で教え子に覆い被さったまま不安気な面持ちで判決(?)を待つ女教師。
 いつもは超が付く程のポジティブシンキングな夏穂だが、一生を左右する場面なだけに眉根を寄せたまま視線があちこち彷徨い、動揺の色が隠せない。

「「…………」」

 晶と優も愛撫の手を止め、夏穂と宏を交互に見やりつつ言葉を待っている。
 片や、本人が目の前にいるなどと思いも寄らない宏は目隠しをされたまま、迷う事無く胸中を吐露した。

「夏穂先生? 好きだよ。担任になった頃は憧れていたけど、いつしかひとりの女性(ひと)として見てた。晶姉や優姉達とは違う魅力に溢れているからね。今では正直、晶姉達と共に奥さんのひとりとして暮らしていけたら、なんて思ってる。もちろん、みんなに飽きたとか魅力が薄れたとか、そういう意味じゃ無いから。単に、ひとりの女性としてみんなと同じように愛したい、生涯を共に出来たら、って思ってる」

 そんな淀み無い言葉を聞いた晶はウンウンと頷きながら、

「やっぱりねぇ~。そう言うんじゃないかと思ってたわ。ヒロは高校一年の時から夏穂先生に鼻の下、伸ばしてたもんね~。それにあたし達も夏穂先生は嫌いじゃないし、同じ妻として一緒に暮らせたら、より楽しくなると思ってる。……ま、ダメ元でアタックしてみれば? 案外、簡単に落とせるかもよ?」

 口元をニンマリと緩ませつつ夏穂を見た晶は、夫の希望を百パーセント容認する発言をかました。
 これには宏も驚いた。
 てっきり目を三角にして反対される(踏み付けられる?)と思っていただけに、タオルの下で目を見開き、従姉の真意を尋ねた。

「えっ!? ホントに!? それじゃ、新たな奥さんとして迎えても好いの? マジでっ!?」

 思わず首を上げた為に、覆い被さっている夏穂の股間に顔をぶつけてしまう。

「んぁあんっ♥」

 こちらも思わず妖艶な声を漏らす女教師。
 しかし、宏にはその声は届かなかった。
 耳は夏穂の足で塞がれているし、優の凛とした言葉と重なったのだ。

「……ヒロクン。夏穂先生を愛するのは構わないし、新たな奥さんとして迎え入れるのも構わない。でも、ボク達への愛情をビタ一文、減らしてはダメ。それが出来無いなら、夏穂先生は諦めて」

「晶姉、優姉……。うん、判った。みんなへの愛情は一滴たりとも疎かにしない。これまで以上にガンバるよ!」

 宏は男らしく宣言するものの、目隠しされ、仰向けでフルチン(しかも完全勃起中)と言う情けない姿なので傍から見れば締まらない事この上ない。
 それでも夫からの力強い宣誓に、優は満足気に頷くと視線を元・担任に向けた。
 その優しい瞳は姉と同じく「願いが叶ったね」と言っているように夏穂には思えた。

(こ……これって……相思相愛じゃないっ! しかも……晶ちゃん達からも認められた!!)

 宏の言葉に、それまでの不安や怖れが一気に霧散し、見る間に破顔する女教師。
 胸の中で歓喜の雄叫びを上げ、両腕でガッツポーズをかました夏穂は無意識に目の前でそそり勃つ肉棒に手を伸ばした。
 求めてやまない男性(ひと)が、今、まさに手に入ったのだ。
 竿の中程を五本の指でそっと掴み、上を向かせて教え子の勃起した男性器をまじまじと見つめる。

「あぁ……なんて硬くて……立派なオチンチンなんでしょ。ちょっと左に曲がって、それでいて弓なりに反ってる。こんな熱いモノが……晶ちゃん達の膣内(なか)に何度も出入りしてたのね。初めて本物を見るけど、生徒から没収した裏本で見たのとは段違いに大きいわ。特に亀頭の膨らみとくびれが……リアルだわ」

 小さく呟き、何度も指を曲げて硬さを確かめ、竿を前後左右に振って全体像を眺める夏穂。
 その動きに、もはや迷いや躊躇いは無い。

 ――クチュリ……ピチャ――

 引き寄せられるように舌を伸ばし、零れ落ちるガマン汁を舐め上げると亀頭に唇を寄せて、そっとキス。

(こ、これがガマン汁の味……? 思ったより無味無臭だけど……美味しく感じるのは宏クンだから……かしら)

 鈴口から零れるカウパー氏腺液を味わい、晶と優のフェラチオを見よう見まねで実践し、ペニスのあちこちに唇や舌を這わせていると、その動きに合わせて宏の内腿が震え、腰が少し浮くのが判った

「うぅ……、何ともねちっこい舌の動きが……イイッ」

 唇から伝わる熱さや柔らかさ、そして愛する男の勃起肉を通じての反応に、夏穂はひとりの女としてお腹の奥がキュンと熱くなる。

(宏クン……宏クン! 好きよ! 大好き! 愛してるっ!!)

 心の中で叫んだ夏穂は張り詰めた亀頭にむしゃぶり付いた。

 ――じゅるっ! ずずっ……はむはむ……んぁ……じゅるりっ……んっくんっ――

 宏のガマン汁と唾液が混じり合って女教師の喉を潤し、カリ首の段差が唇に甘美な刺激を与えると夏穂は夢中になってペニス全体を呑み込んでゆく。

「あぁっ! 晶姉、激しいよっ! そんなに扱かないでっ」

 しかし、宏から発せられた言葉に夏穂は冷水を浴びせられたかのような衝撃を受け、咥えようとした口を大きく開けたままピタリと動きを止めてしまう。
 今、宏を愛撫しているのは自分なのに、晶(別の女)だと思われたままだなんて、いくら何でも女として寂し過ぎる。
 夏穂は右手にペニスを握ったまま背後に片腕を伸ばし、宏の目隠しをそっと外した。


     ☆     ☆     ☆


「あぁ、晶姉。やっと目隠しを取って……って!?」

 宏は目の前の股間に我が目を疑った。
 いつもの見慣れた無毛の股間では無く、全く見覚えの無い股間が目に飛び込んで来たからだ。

「晶姉じゃない!? えぇっ!?」

 パックリと開いた秘裂の下側、白い恥丘に栗色の陰毛が薄っすらとけぶっている。
 天然パイパンの若菜を除き、妻達全員は宏のフェチ――好みに合わせて産毛は勿論、剃り跡すら残さず綺麗に剃毛している。

(立ち上る湯煙が陰毛に見え……る訳無いしっ!)

 となると、これはいったい誰なのか。

(美優樹ちゃん……じゃ無いっ! 美優樹ちゃんはもっとスレンダーな腰付きだったし、同じ体型の飛鳥ちゃんでも無い! ……ってコトはっ!?)

 必然的に導かれる答えに心の中でパニクっていると、目の前で股間を晒している人物が身体の向きを変えて覆い被さって来た。
 ローションの滑(ぬめ)りを利用して胸同士を密着させ、豊かな双丘が宏の胸板で平らに伸ばされる。

「かっ、夏穂先生っ! ウソっ!?」

 想像を超えるシチュエーションに、宏の脳内は真っ白になった。
 どうして夏穂が覆い被さって(しかも裸で!)いるのか、どうして晶姉や優姉と一緒にここにいるのか。
 となると、直前までペニスを舐めしゃぶっていたのは恩師なのか。
 必死になって考えるが、頭がグルグル回って思考が纏まらない。

「ヒロ! 年上の女を落としたからには、責任持って一生連れ添いなさいっ」

 混乱する宏の隣で、言葉は厳しくとも笑い顔で晶が声を掛けた。

「……ヒロクン。ボク達の輪に夏穂先生が加わったお祝いに、先生を抱いてあげて」

 その反対側で、優しい笑顔のままとんでも無いコトをサラリと曰(のたま)う優。
 そして。

「宏クン。ウチの想いを叶えてくれて、ありがとう♥」

 鼻と鼻をくっ付けんばかりに顔を寄せ、夏穂が潤んだ瞳で宏を見つめながらそっと唇を重ねて来た。
 顔を僅かばかり傾げ、軽く触れ合うだけのライトキス。
 それでも、夏穂にとってはこれまでの人生の中での、大きな一歩となった。

「うふ♥ やっと宏クンとキスが出来た♥」

「え……あ……うぅ……えっと……その……」

 しかし宏は未だに混乱の極みにあった。
 いくら心を寄せる女性(ひと)が裸でのし掛かっていても、何ひとつとして自分の疑問が解消していないからだ。

「ふふっ。ヒロったら、まだパニクってる。仕方無い、助け船出したげる」

「……ヒロクン。頭では無く心で考えて。そうすれば自然(おのず)と疑問が解ける」

 夫の戸惑う姿に苦笑した従姉美女姉妹(いとこしまい)が答えを出す……前に。
 夏穂は二人を手で制し、自ら説明役に立った。
 それはこの場をプロデュースした自分の責務だと思ったのだ。

「あのね、宏クン。ウチは宏クンが好き。ひとりの女として宏クンを愛してる。この想いはずっと……五年前に出逢った時から変わらなかった。そして下宿とは言え一緒に暮らし始めて……暮らし続けるうちに想いが溢れちゃったの。我慢出来無くなったの。そこで、筆頭妻の晶ちゃんに相談して、無理言って告白の場を設けて貰ったの。……歳はイッてるけど、末席で構わないから奥さんの輪に加えて欲しいの!」

 宏は自分の肩に食い込む夏穂の両手が小さく震えている事に気付いた。
 いくら教職に就いてそれなりの度胸が備わっているとは言え、ひとりの女性として勇気を振り絞っての告白なのだろう。
 見つめる瞳は、かつてほのかや真奈美から告白された時と同じ、熱く、縋るような目だ。

「最初はストレートに想いを打ち明けるつもりだったの。そしたら『腹を割って話すには風呂場が一番♪』って晶ちゃんが教えてくれたし、『本音を聞くなら目隠しが一番♪』って優ちゃんが証人になってくれるって……」

 チラリと、感謝の目を向ける夏穂。
 片や、この状況に至った謎が全て解けた宏。

「晶姉……優姉……。恩師にナニを吹き込んでいるのやら……」

 従姉二人の神算(?)に脱力し、苦笑するしかない宏。
 まるで自分が孫悟空の如くお釈迦様の手の平にいるかのような気分になったのは――きっと気のせいだろうし、そうだと思いたい。

「でも夏穂先生、そこまで俺の事を想ってくれていたんですね」

 来る者は拒まず(但し女性限定)の宏は目の前の美しき恩師を見つめる。
 齢(よわい)三十とは思えぬボディーラインは二十五歳の晶や優と遜色無い美しさを持ち合わせ、肩のラインは思ったよりも華奢で、浮き出た鎖骨のラインや双丘の柔らかな丸味と深い谷間が相まって猛烈な色気を醸し出している。
 仄(ほの)かに上気した顔は赤味が差し、切れ長の瞳は潤んで今にも泣き出しそうな気配だ。

(夏穂先生……こんな可愛い顔もするんだ。教壇に立っている時の凛とした表情とは真逆な顔が……萌える~♥)

 目の前の可憐な美顔に、宏の鼓動が急速に高まってゆくのを感じた。
 胸同士を合わせているので、それが自分の鼓動なのか恩師のそれなのか――宏には判らなかった。
 それでも、目の前の女性(ひと)からの真摯な想いは充分伝わって来た。

「俺の方こそ、先生より十歳も年下ですよ? それでも好いんですか? 俺には、他にもたくさんの妻がいても?」

 何度もコクコクと首を縦に振る夏穂に、腹を決めた宏は瞳を見つめ、ひとりの男として言い切った。

「夏穂先生。俺の奥さんになって下さい。今迄以上に幸せにしますから、一生、添い遂げて下さい!」

 自らの決意を示すように、宏も夏穂の両肩を強く掴んで引き寄せた。
 すると、目の前の美女はポロポロと涙を零しながら首筋に抱き付いて来た。

「宏クン……宏クン! 好き……好き……大好きっ! 愛してるっ♥」

「夏穂先生……俺も愛してます。一生、俺の傍にいて下さいね♥」

 見つめ合う二人の唇は自然と近付き、そしてゆっくりと、深く重なる。
 二人の影は、湯煙の中でひとつの影となった。


                                            (つづく)

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【 お寄せ戴いた御意見・御感想 】

[ www ]
良かったですね、想いが伝わってw
読む度に夏穂先生は女の子だなと思ってしまいましたwww あんな可愛い三十路なんて、普通いませんよwww

宏羨ましいですねwww

更新お疲れ様です。また、楽しみにして待ってますwww

[ 毎度お越し戴き、誠にありがとうございます♪ ]
きのさん
 コメントありがとうございます♪

 年齢に関係無く、女性には誰しも可愛い部分を持っているものです。
 宏はそれを見つける術に長けているようですね。(笑)
 
 次回をお楽しみに♪
 

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     ご訪問者総数  名様 (2006年 4月~)

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