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コンチェルト~美優樹(1) コンチェルト~美優樹(1) 美姉妹といっしょ♪~新婚編
 
「はぁ~~~、何であたいが女性(ひと)の『初体験(はじめて)』をアシストするハメになったのかしら」

 灯りの落ちたリビングを抜け、オレンジ色のフットライトに浮かび上がる東廊下を歩きつつ千恵は形好い眉を八の字に下げて自嘲気味に呟く。
 今宵、宏と同衾するのは千恵の番なのだが、今回は黒を基調としたゴスロリ衣装を身に纏った美少女を従えていた。
 頭にはレースのヘッドドレスを冠り、白いレースのフリルがそこかしこを飾るドレスを纏う少女は、初めての経験を前にしてもいつも通りの格好だ。
 いや、こんな時だからこそ、普段通りの格好をしているのかもしれない。

「やれやれ。何でもかんでも面倒を見てしまうあたいの姐御的性格も考えモノだわ」

 眉根を寄せたままブツブツと口の中で呟いていると、後ろを歩く七つ年下の美少女が青ざめて見える顔のまま緊張気味に声を掛けた。
 どうやら、千恵の独り言が耳に届いたらしい。

「千恵さん。もう賽は投げられたんです。諦めて協力して下さい。美優樹には千恵さんしか頼る人がいないんですから」

「う゛っ! …………♪」

 それまでの憂いはどこへやら。
 後輩の可愛い女の子から哀願され、プライドをもくすぐられた千恵は、いとも簡単に機嫌が上向く。
 歳の離れた可愛い妹みたいに思い始めていた美優樹からのお願いには、とことん弱い先輩だった。

「ったく、しょうが無いわね」

 腹を括った千恵は宏の部屋の前に立ち、ドアノブに手を伸ばし掛けた所でクルリと振り向いた。

「いい? これから中へ入るけど、ホントに好いの? やめるなら今のうちよ?」

 ロングポニーテールを揺らした千恵は両手を腰に当て、今夜の主役である美優樹を仰ぎ見る。
 このゴスロリ少女は身長百八十センチと屋敷一高いので、それより三十センチ低い千恵が傍に立つとどうしても見上げる形になってしまうのだ。
 そんな心配気に見つめる千恵に、少女は強張った顔のまま、油の切れた、からくり人形の如くカクカクと頷く。

「あ……は、はいっ。あの、そのっ……大丈夫ですっ。いっ、行きますっ」

 好きな男性(ひと)の部屋を前にした所為か、はたまた一世一代のイベント(?)を目前にした所為か、緊張の度合いがピークに達したらしい。
 言葉は硬く、動作もギクシャクとしているし、切れ長の瞳から放たれる視線も妙に固まったまま微動だにしない。
 血の気の引いた白い肌と纏う衣装が相まって、目の前の美少女は本当にアンティークドールになったかのようだ。

(やれやれ。石みたく固まって全然大丈夫じゃ無いじゃない。可愛い顔に似合わず強情……と言うか何と言うか、案外頑固なのねー)

 千恵は美優樹の青白く見える顔色に、心の中で溜め息を吐(つ)く。
 さすがに人生の一大転換期を迎えているだけあって、周りを見る余裕や微笑む気持ちの余裕すら無いようだ。

「あのさ。別に、十六歳の誕生日を過ぎた途端に慌ててコトを進めなくても好いと思うんだけど? チャンスはこの先いくらでもあるんだし、もっと絆を深めてからでも遅くは無い……」

 声を潜めた千恵は、後輩の美少女の翻意を促してみる。
 この先はノリや勢いだけで済ませて好い部分では無いし、先走った行動を取って後々、後悔して欲しくない。

「でもっ! もう……心が……美優樹の心が言う事を聞かないんですっ! だからっ……」

 千恵の言葉を遮り、意気込む美優樹の瞳に、見る間に大粒の雫が浮かんで来る。

「あ――――っ、ハイハイ、判ったから! こんな夜中に、こんな所で泣かないでっ!」

 フットライトに煌めく涙を見た千恵はポニーテールを激しく揺らし、慌ててなだめに掛かる。

(今泣かれたら、起き出したみんなから何事かと問い詰められるのは目に見えてるじゃないっ! 殊に安眠を妨げたかどで晶さんからの糾弾に耐える自信など、あたいには無いわよっ)

 この東廊下には筆頭妻の晶と、千恵の双子の妹である若菜の部屋があり、しかも宏の部屋の正面、目の前にあるのだ。
 こんな所で夜遅くに騒いでいたら頭から角を生やした晶に責められ、館内スピーカーの様な妹に見つかったら美優樹の秘めた想いがあっという間にみんなに知れ渡ってしまうではないか。
 そんな事を考えたら、こっちが泣きたくなった。

(だったらいっその事、みんなも巻き込んで美優樹ちゃんのロストバージンに協力させる……訳にもいかないし)

 鬼気迫るオーラを纏う後輩を眺めつつ、諦めの境地に立った千恵はドアノブにそっと手を掛けた。


     ★     ★     ★


 話はその日の午後まで遡る。
 屋敷の周囲に生い茂っていた木々もすっかりと葉を落とし、街やテレビでは間近に控えたクリスマスの話題で盛り上がっている十二月の初旬。
 キッチンに立って夕餉の準備をしていた千恵は、いつものゴスロリ衣装を纏った美優樹から声を掛けられた。
 厚手のコートを羽織り、ノートや教材の詰まった小さなバッグを背負っている所を見ると、帰宅してそのままここへ来たようだ。

「あの! 折り入ってお願いがあるんですけど……よろしいでしょうか。こんな事、誰にも相談出来無くて……」

 辺りを見回し、誰もいない事を確認した美優樹は自分より遥かに背の低いお姉さんに向かって頭(こうべ)を深く垂れる。
 しかし、勢い込んだものの最後は声が小さくなってしまう年下の少女に、調理の手を止めた千恵は大きく破顔して頷いた。

「何でも言って! あたいだったら、誰よりもどんな事でも立派に解決してみせるからっ」

 胸をドンと叩いて豪語する千恵。
 並み居る妻達の中から他の誰でもない、自分だけに相談してくれたと言う事実が千恵の自尊心をいたくくすぐったのだ。
 中高大学と、面倒見の好い姐御として君臨した時の血が騒ぎ出しているのが自分でも判る。
 人から頼られる快感に、久し振りに浸って(酔って?)いると言っても過言では無い。

「社会人組の四人は十八時過ぎまで帰って来ないし、若菜と真奈美さんは足りない食材を駅前のスーパーまで買い出しに行って優さんも一緒に銀行へ行ってるから、あと小一時間は誰も戻らないわ。今、屋敷にいるのはあたいだけだから安心して♪ ……って、飛鳥ちゃんは? 今日は一緒じゃないの?」

「お姉ちゃんは神保町で資料を探すと言うので大学(がっこう)で別れました。帰りは十七時過ぎになるそうです」

 何やら真剣な表情の美優樹に、話が長くなると読んだ千恵はダイニングテーブルに手際好く湯気の立つお茶を二人分、淹れて置く。

「ほら。まずはバッグを下ろして、コートも脱いで座って。慌てなくて好いから、自分のペースで話してね♪」

 ウィンクひとつ、投げて寄越すお姉様に、美優樹の硬い表情がだいぶ柔らかくなる。
 千恵の今の表情は、新幹線ホームで飛鳥がはぐれた時に見せてくれた時と同じ、心温まる笑顔だったからだ。

「……あの」

 それでも暫く逡巡し、顔を上げて言い掛けるものの、すぐに口をつぐんで目を伏せる美優樹。
 自分の事なのに他人(ひと)を巻き込む事が何とも心苦しく、胸が痛いのだ。

「でも、いつまでもこのままじゃ一生何も変わらない。……でも、千恵さんの厚意を当てにするのは気が引けるし……だからと言ってこのまま悶々と過ごすのはもっと嫌だし……」

 いつまでもブツブツと自問自答を繰り返す美優樹に、千恵は黙って優しい眼差しを向けたままだ。
 先を急がせたり焦れったさにイラついた態度を見せたりする事は一切無く、実に悠然と構えている。
 そんな千恵の頼り甲斐のある態度に、少女は表情を引き締めて顔を上げた。

「実は……」

 温(ぬる)くなったお茶をひとくち啜った美優樹は、胸に抱(いだ)いていた長年の想いを吐露した――。



「なるほどね~。その気持ち、判るわ。あたいもそうだったからね~」

 後輩の長い話を聞き終えた千恵は、すっかりと冷めてしまったお茶を一気に飲み干す。

 ――遠い存在だった宏が身近な存在となったものの、想いを伝えられない切なさや辛さに身を焦がす毎日――

 美優樹の宏への想いは、かつて自分達が抱いていた想いと全く同じだったからだ。
 もっとも、自分達の場合は集団押し掛け女房的な行動で解決したし、お互い相思相愛だったから結ばれるのも簡単だった。
 しかし、この繊細で淑やかな後輩に夜這い同然の押し掛け女房役はたぶん――いや、絶対に無理だろう。

「美優樹に力業(ちからわざ)は無理です。宏さんの隣に立つだけで逆上(のぼ)せてしまいますから」

 本人も自覚しているらしく、想いを伝える切っ掛けすら掴めないと言う。

「なので、ここは是非、屋敷唯一の常識と謳われる千恵さんに、自らの経験を元に美優樹の告白から初体験までを取り持って貰きたい、と考えまして」

「な、なるほど。それで、あたいと宏が同衾する時に同行させて欲しい――と言う訳ね」

 大きく頷く美優樹に、千恵は思わず苦笑する。
 かなりゴマすりな部分はあるが、確かにこんな事は誰にも相談出来無いだろう。
 美優樹は面倒見の好さに定評があると夏穂を始めみんなから聞かされていた事も、千恵を頼る一因となったと語った。

「でもさ。告白と同時に、いきなり……その……初体験(はじめて)……と言うのは、チョッと飛躍しすぎじゃない?」

 未成年に生々しい言葉を使うのを躊躇う千恵に、七つ年下の女の子は首を横に振り、目元をほんのり赤く染めて曰(のたま)った。

「でも、ほのかさんと若菜さんから伺った所によると、みなさん告白と同時に処女を捧げた、と仰っていました。それならば、同じ条件の美優樹にもチャンスは大いにある……と思いまして」

 打てば響く早さで返って来た言葉に、千恵は思わず頭を抱える。

(……って、ほのかさんにあの娘(こ)は未成年になんつーコト教えるかなっ! もうちっと相手の歳を考えろってーのっ! 第一、他人(ひと)の初体験を簡単にバラしやがって……恥ずかしいじゃないっ!)

 顔に出たのだろう、しかめっ面に紅が差す千恵に美優樹が柔らかく微笑んだ。

「宏さんとの馴れ初めを強くお聞きしたのは美優樹です。若菜さんやほのかさんに罪はありません。それに、美優樹はもう十六です。誰に臆する事無く胸を張って結婚出来る年齢になったのですから、好きな人へのアプローチに何ら支障はありません」

 切れ長の瞳を潤ませ、夢見る乙女そのものの美優樹に、千恵はそっと溜め息を吐(つ)く。

(こりゃ、何を言っても無駄ね。恋する乙女は純粋な分、向こう見ずなのよね~。……まぁ、それだけ宏の事を想っている……って事なんだろうけど)

 宏と結ばれた当時を思い出した千恵は、美優樹の想いは他人事(ひとごと)とは思えなくなった。
 今の美優樹は昔の自分達と同じだ。
 ここで美優樹の想いを否定する事は、宏に対する自分達の想いをも否定する事になる。

(仕方無い。ここはもう少し様子を見るか。話すだけ話せばスッキリする場合もあるし)

 ここまで頼られ、懐かれれば嬉しいし、上手くコトが進まなくても最後まで面倒を見てあげようと言う気にもなる。
 翻意を促す事を諦めた千恵は、目の前の乙女に頭の片隅で疑問に思っていた点を尋ねる。

「ねえ? あたいに頼る気持ちは当然として、どうして夏穂先生や飛鳥ちゃんには内緒にするの? 二人とも美優樹ちゃんの宏への想いは知ってるんでしょ? だったら変に隠さないで応援して貰った方が後々好いんじゃない?」

 幾分背負っている先輩の言葉に、黒のヘッドドレスが左右に揺れる。

「これは美優樹個人の問題であり、夏穂お姉さんやお姉ちゃんの想いはこの際、関係ありません。早い者勝ちです。美優樹には、宏さんと二人っきりの場面で告白し、余人を交えず結ばれたい、って言う長年の想いがあります。あ、もちろんサポートして戴ける千恵さんは別です」

 意外と狡猾(?)な面を覗かせる美優樹だが、それだけ一途な想いを抱えている証拠だろう。

(しかも、美優樹ちゃんの中では、あたいが後押しする事が既に決定済みとなってるし)

 こめかみに冷や汗を浮かべる千恵を余所に、瞳に力の篭もったゴスロリ美少女の言葉が続く。

「それに……三人一緒になって宏さんの許へ押し掛けても宏さんは困るだけだと思います。夏穂お姉さんははしゃぎ回ってうるさくなりそうですし、お姉ちゃんは恥ずかしがって何も出来無いでしょうし」

 身内だけあって、それぞれの行動パターンを把握しているのは流石だ。
 ここで小さく微笑んだ美優樹は視線を手元から千恵へと向ける。

「その点、千恵さんなら他の誰よりも頼りになりますし、決して美優樹を悪いようにはしないと思っていますから」

 己の抜け駆けをスルーし、さり気なく先輩をヨイショする美優樹。
 伊達に知識だけ優れている訳では無く、人心掌握(世渡り?)術も十六歳にして完璧に把握しているようだ。
 結果、後輩からのおだてに見事に乗った(乗らされた)千恵は鼻高々に胸を張る。

「あら♪ やっぱそう思う? まぁ、あのメンバーを見れば、あたいが一番まともなのは当然よね~」

 再び大きく破顔した千恵は莞爾と笑い、並み居る面々を思い浮かべる。

「晶さんは一から十まで仕切りたがるし、ほのかさんは全員を巻き込んだお祭りになりそうだし。真奈美さんは淫魔の如く豹変するし、優さんは……男女の交わりについて妙なうんちくを語りそうね。あの娘――若菜のことだ――に至っては何も言う事無いわね。そんな面々に、一生に一度の経験(はじめて)を邪魔されたくはないわよねー」

 回想に耽る千恵の言葉に、目を見張る美優樹。
 ここ数週間共に過ごし、思い描いていた各人のイメージとピタリ合致したので、言い得て妙だなと感心したのだ。

「ですから、ここは是非、千恵さんのご協力を以て美優樹の初体験(はじめて)をサポートして下さい! お願いしますっ!!」

「あ、でもさ。肝心な部分だけど、宏の美優樹ちゃんに対する想いはどうなっている……」

 椅子から勢い好く立ち上がり、テーブルに額が着くまで深々と身体を折る美優樹に、千恵は出かかった言葉が途切れてしまう。
 オマケに、お願いされた条件反射でつい、大きく頷いてもいた――。


     ★     ★     ★


「宏。お、お待たせ」

 千恵のいつもと違う、いくぶん緊張気味な声に訝しんだ宏は、ベッドの上で読んでいた温泉雑誌から目を上げる。
 と、部屋に佇む二人目の美女の存在に初めて気付いた。
 ひとりは紫掛かった黒髪を白のリボンで縛ってロングポニーテールにした小柄な女性で、黒のTシャツに白のフレアミニスカートを纏い、ムッチリとした太腿を惜し気も無く晒した千恵なのだが、もうひとりは……。

「あ……あの。こ、こんばんは……」

 徐々に小さくなる澄んだ声と、ぎこちない笑顔で少し俯き加減のかんばせ。
 千恵より頭ひとつ分高く、スラリとした八頭身ボディーの女の子。

「み、美優樹ちゃんっ!?」

 栗色に煌めく髪をツインテールにし、頭には黒のレースのヘッドドレスを冠り、黒を基調として白のフリルで装飾された長袖のドレスを纏っているゴスロリ美少女だった。
 ナチュラルメイクが施され、少女とは思えない大人びた顔と艶っぽく光る紅い唇に目が一瞬、奪われてしまう。
 こちらは裾の長いドレスを着ているので生足は拝めないが、黒のストッキングを穿いている事は判った。

「ち、千恵姉? 美優樹ちゃんと一緒に……どうしたの?」

 いつもと違い、どことなく妖しい雰囲気を纏う美優樹に宏の声が上擦り、鼓動が一気に倍増する。
 目鼻立ちの整った美顔が、真っ直ぐ自分を捉えて離さないのだ。
 黒目がちな切れ長の澄んだ瞳に魅入られつつも、相手が五つ年下にも係わらず屈しそうになる宏。
 背中と手の平にじわりと汗が浮かび、腰も引ける。
 高い位置から見下ろされると、まるで抗争中の若菜やほのか、夏穂や晶と言った年上の長身メンバーと対峙している気分になってしまうのだ。

「あ~~~~、それはその~~~~、何と言いますか……………………」

 どう切り出したものかと迷う千恵に替わり、硬い表情のまま美優樹がベッドサイドに歩み寄る。
 そして、天井を見上げると口の中で何事か呟いた。

「十六年分の勇気と気力を振り絞って、清水の舞台から飛び降りるのよっ……えいっ!」

 さらに一歩進み出たゴスロリ美少女は、遂に触れたくても触れられなかった想い人の手を取る事に成功した。

「あのっ! つまり、そのっ……」

 首から上、耳まで真っ赤に染めた美優樹は両膝を折り、ベッドで上体を起こしている宏に顔の高さを合わせる。
 しかし、全ての勇気と気力を使い果たした美優樹の意識は、ここで無情にも混濁してしまった。
 想い人の温かな眼差しが美優樹の理性を吹っ飛ばし、頭の中が真っ白になって前もって考えていた台詞が全て消え去ってしまう。

「えっと、あの、その、だから……」

 両手で挟んだ宏の手の温もりが、美優樹の重力すら奪ってゆく。
 今、自分がどんな姿勢なのか、どこを向いているのかさえもあやふやになって来る。
 しまいには、今何をしているのかさえも判らなくなった。

「あ゛、あ゛ぅ~~~~~~……」

 すっかりパニック状態となる美優樹。
 二本に垂らした髪は落ち着き無く不規則に跳ね回り、口からはオットセイのようにアゥアゥと言う言葉しか出て来無い。
 しかも、切れ長の瞳なぞは漫画のように渦を巻いてしまっている。
 と、そんな泡を食う後輩を見かねた千恵が一歩、前に進み出た。

「あのね、宏。実は……」

 これまでの経緯(いきさつ)を話そうと、千恵が美優樹の肩に手をポン、と置いた、その瞬間。

「宏さん! 美優樹は、ずっと昔から宏さんをお慕い申し上げておりました。好きです! ひとりの女として、宏さんが好きなんですっ! 愛していますっ!! お願いです。美優樹を……宏さんの手で女にして下さいっ!!」

 千恵がスイッチを押したのか、はたまたパニックの果てに自爆したのか。
 ビクンと身体を大きく震わせたゴスロリ美少女は生まれて初めて、異性に対して己の恋心を口にした。


                                            (つづく)

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【 お寄せ戴いた御意見・御感想 】

[ 遂に始動www ]
まさか美優樹が始めに動き出すとは……しかも、後押しが千恵姉って前回の私の妄想を嬉しい方向でぶっ壊していただいて、ありがとうございますwww
というか、千恵姉乗せられやすすぎですよwww寧ろこの場合、美優樹が上手かったのか……いや、美優樹の話術と知恵姉の人の良さの相乗効果ですねwww
ようやく勇気を振り絞って一歩踏み出しました。美優樹の勇気、成就するといいですね(というかエルムさんなら絶対ハッピーエンドにしてくれますwww)
追記
最近、美優樹と真奈美がごっちゃになるときがあります。画数が多い人同士だからかな?
さらに追記
というか、ほのかの誕生日祝えなかった……残念orz

[ 毎度ご愛読戴きありがとうございます♪ ]
きのさん
 コメントありがとうございます♪

 美優樹に限らず、宏に係わる女性はすべてハッピーエンドになります。(←断言!)
 なんたって、この物語は 『明るく楽しいラブラブハ~レム生活♥』 を描いていますから♪ (^o^)v

 なので、誰かしらの誕生日を(うっかり?)忘れても、名前とイメージがごっちゃになっても、誰も気にしません。
 美女軍団の皆様は気の好い女性(ひと)達ですので、笑って済ませますから♪

 とまれ。
 今後の展開にご期待下さいませ♪ 
  
 

[ ]
とうとう始まりましたねwww
コンチェルト・・・楽しみです!
にしてもいいところできりましたね
みゆきの思いは宏さんにどう届くんでしょうか・・・・
期待してます!

[ いつもご愛読戴き 誠にありがとうございます♪ ]
馬騎さん
 コメントありがとうございます♪

 まずは美優樹が動き出しました。
 一方、飛鳥や夏穂はどう出るのでしょうか。
 そして……。 

 今後をお楽しみに♪

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     ご訪問者総数  名様 (2006年 4月~)

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