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夢のかたち(8) 夢のかたち(8) 美姉妹といっしょ♡ 
 
 宏達一行がおよそ三ヶ月に及ぶ新婚旅行(新婚旅行に六週間、ほのかと真奈美、晶の実家で二週間ずつ過ごし、最後の一週間は千恵と宏の実家は隣り合っているので宏の実家で過ごした)を終えてようやく我が家に帰って来ると、妻達は我が目を疑った。

「な……、何で二階家になってるの~~~? ここ、ホントに私達のお家(うち)だよね~?」

「大家さんが改築でもしたのか? それとも、他にワケありなのか?」

「ちょっと、ヒロ? 大家さんから何か聞いてないの?」

「でも、より立派なお屋敷になって、貫禄あるわ~♪」

 若菜はポカンと口を開けて二階部分を見上げ、ほのかは首を捻りながら眉を寄せて口の中で呟き、晶が宏に迫ると真奈美は手放しで喜んでいる。
 妻達が見たものは、今まで平屋だった武家屋敷風の元商人宿に瓦葺きの二階部分が出現し、西側にも少し伸びた屋敷の姿だった。

「宏、また何か企んでいるんじゃない?」

 真っ先に千恵が腰に手を当て、目を細めて宏の顔を下から上目遣いに見つめて来た。
 その瞳は屋敷の変化に困惑しているよりも、宏の悪巧みを探る目だ。
 宏は千恵の鋭い観察眼に、ほんの一瞬たじろいでしまうが、そんな僅かな変化を千恵は見逃さなかった。

「やっぱり♪ ホレホレ、全部吐いて、スッキリしちまいな♪」

 ニヤリと笑い、姐御口調で宏の胸を突(つつ)く千恵に、宏は両手を挙げて降参のポーズを取る。

「みんな、中に入って♪ 上で説明するよ」

 宏は先頭に立つと鍵を開け、久し振りの我が家に足を踏み入れた。


     ☆     ☆     ☆


「――こうして、階段を上がると出窓付きの廊下に出るんだ」

 宏達は廊下の奥に作られた階段を上り、二階の廊下に出る。
 一直線に伸びた廊下の南側にはフローリングの大部屋があり、等間隔に並んだ四ヶ所の扉から出入り出来るようになっていた。
 廊下と部屋の壁には腰から頭までの高さで窓が並び、中の様子が判るようになっていた。
 同時に、日の光が廊下を明るく照らすようにもなっている。
 丁度、学校の廊下と教室の造りに似た感じだろうか。

「さぁ、どうぞ」

 宏は階段に一番近い引き戸を開け、妻達を先に中へと通す。
 すると、一斉に歓喜の声が上がった。

「うわぁ~~~、高くて、ひっろ~い♪ まるで小さなホールとか体育館みたい~♪」

 子供の様に無邪気にはしゃぐのは若菜だ。
 ピョンピョン飛び跳ねても部屋の入り口にある梁まで十分な高さがあり、身長百七十五センチの若菜にとって頭をぶつけずに済むので何より嬉しい事のだ。
 外の光が存分に降り注ぐ明るい部屋の造りに皆一様に目を見張り、新たなバリアフリーのフロアを見回しては盛んに頷いている。

「一階同様、天井も高いのね。大きな窓のお陰で中も明るいし。……へぇ~、バルコニーに出られるのね♪」

 窓の外に設(しつら)えられたバルコニーに立った晶と優が極上の笑みを浮かべ、同時に空を仰ぐ。
 この美女姉妹(しまい)は星を見るのが大好きで、二階にバルコニーのある家に住むのが夢だったのだ。
 その夢が叶い、内心踊り出したい位、気分が高揚していたのだ。

「なるほど♪ 二階は間仕切りの無い、多目的スペースになっているのか。 これなら、必要に応じて自由に使えるな~♪ で、どの位の広さなんだ?」

 ほのかが感心した様にウンウン頷きながら二階のフロア全体を見渡し、笑みを零しながら尋ねて来た。

「え~と……およそ八十三畳分だよ♪」

 宏の台詞に一同がどよめく。
 個人の一軒家で八十畳を超える部屋など、お目に掛かった事などないからだ。

「宏っ!! ありがとうっ♥」

 みんながざわめく中、ほのかは宏の手を取るとハミングしながらステップを踏んで踊り出した。
 間仕切りの無い、広い部屋がある家に住みたいという夢が叶い、天にも昇る気分になったのだ。

「へぇ~~~、この部屋、パーティションで五区画に区切られる様に出来ているのね~♪ ふむふむ、これならある程度は防音も出来るし、床も普通以上に頑丈に出来てるわね♪」

 千恵が厚みのあるバーティションをコンコン叩き、フローリングの床を足で踏み鳴らして振動や音の出方を確かめ、続いて水周りのチェックも始める。

「トイレと洗面スペースは……二ヶ所の階段横、フロアの両端にあるのね。……ほ~~~、カメラ付インターホンも……各部屋と屋敷の二つの出入り口に繋がっていて……便利性も好いわね♪」

 生活備品担当の千恵があちらこちらに視線を向けて細かくチェックを入れていると、若菜が当然とも言える疑問を投げ掛けて来た。

「ねぇ、宏ちゃん~。どうして個々のお部屋にしないで、ワンフロアぶち抜きのお部屋にしたの~?」

 フロアではしゃいでいた若菜が両手を宏の首に回して正面から抱き付くと、晶をはじめ五人の妻達が一斉に頷く。
 みんな同じ疑問を抱いていたのだ。
 宏は若菜の細い腰に両手を回して抱き寄せ、フロア全体を見回しながら語り出す。
 それは宏の想い描いていた『家族のかたち』でもあった。

「いつか俺達の子供がたくさん出来た時に、ここで、みんなで協力して子供達を育てて行きたい、と考えたんだ。みんなの部屋で個々に育てるのではなく、みんなと一緒に、みんなで協力し合いながら、俺達の子供を広い部屋で育んで行きたかったんだ」

 宏は部屋の真ん中に進み出ると両手を広げて妻達に微笑む。

「雨の日はここでのびのびと遊び、夜はみんなで布団を並べて川の字になって眠る……。そして誕生会や七夕、クリスマスのパーティーをみんなで一緒に楽しむ……。そんな一家団欒を過ごしたくて大部屋にしたんだ♪」

 宏が語る想いと熱弁に、その場にいた妻達は感動し、同時に瞳を潤ませて声を詰まらせる。
 千恵と真奈美などは既に涙を零している。

「そ、それって……」

 千恵がようやく声を搾り出すと、顔を涙でクシャクシャにした真奈美が宏に勢い好く抱き付いた。

「私が想い描いていた家庭像よ、それ……。私、宏君に理想の家庭像を話したっけ?」

 宏の首筋に顔を埋めた真奈美の台詞に、千恵と若菜の双子美姉妹(ふたごしまい)が一斉に大きく頷く。
 二人共、真奈美と同じ家庭像を想い描いていたのだ。
 晶と優の双子姉妹も瞳を潤ませ、盛んに頷いている。

「えっ!? そうだったの? そうか……みんな、想う所は一緒だった訳だね♪」

 宏はみんなと同じ想いだった事が嬉しく、大きく破顔させると真奈美の頬に手を当て、流れた涙を親指で拭い取る。
 真奈美はくすぐったそうに首を竦め、しかし宏の掌に猫の様に頬を摺り寄せた。
 そんな家族のかたちを示した宏に、瞳を煌かせた優がニッコリと微笑み、声を震わせる。

「……ヒロクンとボク達の想いは同じだった。話し合わなくても……想いは同じだった♥」

 優は宏の右手を取ると自らの胸に抱き締め、大粒の涙を零し始めた。
 心と心が通じ合えている事が改めて判っただけでも、優にとっては物凄く嬉しい事だった。

(……ましてや、これからの将来像が同じだったなんて、なんて素晴しい事なんだろう♥ ヒロクンを愛して好かった♥)

 優は共に人生を過ごせる宏に心から感謝した。

「……ヒロクン♥」

 宏の手を胸に抱いたまま、優は宏の唇に自分の唇を何度も重ね合わせた。
 と、ここで涙を流して微笑んでいた千恵がある事に気付いた。

「ん? まてよ? あのさ、宏。ここって、借家でしょ? 宏の口振りからすると、宏が改装したような言い方だったけど……大家さんがそれを許したの?」

 千恵の指摘に妻達全員が今気付いたとばかり、頬に涙の跡を残したまま宏を凝視する。

「そうだった。この屋敷は宏が借りてたんだっけ。なのに、こんな大掛かりな増築しても良かったのか?」

「それとも、大家さんに言って増築して貰ったの? そんなコト、出来るの?」

 ほのかと真奈美の問い掛けに、宏は思わずニヤリと笑ってしまった。
 その笑いに優がある事に気付き、目を見開いて反応した。

「……あ、まさかヒロクン、あの二億円で!?」

 優は思い出したのだ。
 結婚式の数日前、宏の口座から二億円もの現金が引出されていた事を。
 宏は優の瞳をみつめ、その通りだよ、と笑いながら頷く。

「この屋敷、土地ごと買い取ったんだ♪ で、残りのお金で指輪や結婚式、新婚旅行に充てたんだ♪」

 宏の台詞に妻達は跳び上がらんばかりに驚いた。
 特に真奈美の慌てふためき振りは凄かった。
 先程、宏から自室を六畳洋間から和室の十畳へと改築しといたから、と聞かされていたからだ。

「ひっ、ひっ、ひっ、宏君っ!! そっ、それじゃっ、わ、わ、わ、私のお部屋を拡げる為に、わざわざこのお屋敷を買ったの!? たっ、たった、たったそれだけの為に!?」

 大きな瞳を目一杯見開き、口から泡を飛ばして宏に詰め寄る真奈美を宏は優しく抱き締め、艶やかな黒髪ごと頭を何度も撫でる。
 すると落ち着いたのか、真奈美が腕の中で顔を赤らめながら、今度は静かに聞いて来た。

「宏君、私は今までのお部屋のままでも良かったのに、どうして……」

「あ、いや、あのね、真奈美さん」

 宏は真奈美の恐縮しまくりの言葉を遮り、自分の想い描いていたライフプランの続きを聞かせる。

「確かに、以前から真奈美さんの部屋を何とかしようとは考えてたんだ。いつまでも、ひとりだけ六畳間って訳にもいかないでしょ? 言葉は悪いけど、真奈美さんの部屋は『ついで』、だったんだ。二階に子供部屋を作る大掛かりな改築するなら、真奈美さんの部屋も拡げてしまえ、ってね♪」

 宏は建物の北西側にあったほのかの部屋を廊下ごと西側に移動させ、真奈美の部屋(元々はメイド用の部屋を改造した納戸だった)を拡げると同時に二階部分を造ったと聞かせた。

「で、改築が終わるまで三ヶ月掛かる、って言うから、その間に式を挙げて新婚旅行に出掛けてた、って訳♪」

 結婚式から続いた宏の一連のサプライズプランが、全て明らかになった瞬間だった。
 ウィンクひとつ、さり気無く投げ掛ける宏に真奈美は自分の唇を勢い好く重ね合わせた。
 マリッジリングの件と言い、結婚式と言い、屋敷の改築と言い、宏には驚かされる事ばっかりだ。

「宏君♥ 宏君っ♥」

 愛する男性(ひと)への感謝の気持ちを籠めた情熱的な口付けは、いつしか晶や優、千恵に若菜、そしてほのかに取って代わっていった。


                                            (つづく)

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【 お寄せ戴いた御意見・御感想 】

[ 私も驚いた(w ]
最初の1行、いきなり3ヶ月後の展開でまずビックリ
(まぁこれは後のお楽しみってことですよね)

で・・・お家が一挙に2階建て! でまぁビックリ
この展開は誰も想像してなかったでしょうね

ハーレムエンドの一つの回答になるんじゃないですかね
ダンナも妻たちも、その子どもたちも皆で育てていく ってのは

皆がハッピー、読者もハッピー

[ いつもご愛読戴き、ありがとうございます♪ ]
 
 ルナさん

  コメント&いつもご愛読ありがとうございます♪


  今回の話は私なりの 「夢のかたち」 でもありました。
  大家族には、やっぱり大きな家がないと・・・(^^♪

  ラブラブハ~レムは、ハッピーエンドに限りますしね(^o^)v

 

[ ]
ハッピーエンドでよかたーーーー!これからもみなさんガンバです!

[ いつもご愛読ありがとうございます♪ ]
 飛沫さん
  コメントありがとうございます♪

  明るく楽しい物語の終焉にはハッピーエンドが欠かせないかと♪
  それが明るく楽しい未来へと続くのです(^o^)v

[ 家族物語 ]
拝見致しました。
この話は感動して途中で涙が出そうでした。
宏が皆の家族を呼ぶサプライズも最高ですね!!
エルム@管理人様>お忙しい中、毎回のコメントはアリガトウです。
新婚編でも各編の終わりに書き込みしますが、宜しくお願いします。

[ 毎回コメントありがとうございます♪ ]
MTさん
 コメントありがとうございます♪

 拙小説に感じ入って戴き、作者冥利に尽きます。
 いつでもお好きなようにコメントをお寄せ下さいませ♪ 

 毎度ご贔屓戴きありがとうございます♪ m(_ _)m
 

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