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夢のかたち(4) 夢のかたち(4) 美姉妹といっしょ♡ 
 
「みんな……すっごく綺麗だ。好く似合ってる……♥」

 開けたドアに手を掛けたまま、宏は居並ぶ妻達に魅入ってしまう。
 頭にロングベールとティアラを載せ、肩を大きく出したシルクのドレスを着ている点は全員同じだが、身に纏うドレスのシルエットはそれぞれ違っている。
 晶とほのかはウェストから大きくスカートが拡がったプリンセスラインのドレスを、千恵と真奈美は足が長く見えるAラインのドレスを、背の高い若菜はマーメイドラインのドレスを、ボディーラインが綺麗な優はスレンダーラインのドレスを身に纏い、その美しさはまるで女神を見ているかの様な錯覚を起こさせる。
 手には白のロンググローブを嵌め、首元にはチョーカーイヤリングを付けた美女六人。
 宏は自分の見立てが間違っていなかった事に心の中でガッツポーズを取った。

「あ、宏ちゃん~♥」

 部屋の入り口で呆けたまま立ち尽くす宏に最初に気付いたのは若菜だ。
 その声に妻達が一斉にドアへ振り向き、同時にスカートをつまみ揚げると高いヒールもなんのその、宏に向かって走り寄る。
 ほのかは純白のウェディングドレスを着られた嬉しさに顔を綻ばせているが、困惑の色を覗かせている者もいた。
 千恵と真奈美、優は花嫁衣裳を着るのは幼い頃からの夢だったが、ほのかの勤め先である羽田の事務所に突然連れて来られ、訳も判らぬままドレスを着る戸惑いもあったのだ。
 その中でも晶は血走った大きな瞳を吊り上げ、先頭を切って宏に掴みかからんばかりに(実際、掴みかかったのだが)詰め寄った。

「ちょっ、ちょっとヒロっ!! こっ、こっ、こっ……っ!!」

「……コケコッコ~?」

 顔を真っ赤にし、余りの興奮で「これはどういう事?」と言葉が続かない晶に、ウェディングドレスを着られて上機嫌な若菜が思わず合の手(?)を入れる。
 しかし直後に、こめかみに青筋を立てた千恵のグーパンチが若菜に炸裂した。

「!! こっ、このおバカっ!!」

「いった~いっ! 姉さん、なにすんのよ~~~、ちょっとしたお茶目じゃない~~~」

 涙目になった若菜が苦しげに鳩尾を抱え、姉の顔の高さにまで上体を折り曲げる。
 どうやら腰の入ったパンチが決まったらしい。

「今はそんなボケかます時じゃ無いでしょっ!!」

 千恵のドスの効いた声を背景に、宏は表情を引締めると晶の前に進み出る。
 今も口をパクパクさせるだけの晶とウェディングドレス姿の晶とのギャップに内心噴き出しそうになりつつも、少し真面目な表情を作る。

「晶姉、驚いた?」

 白いタキシードを着込んだ宏の一言でフリーズが解けた晶は、物凄い力でガクガク前後に揺さぶって来た。

「ちょっとっ! これは一体、何っ!? 何なの!? 何でみんなここに居るのっ!? どうしてウェディングドレスを着るのっ!? ヒロのその格好は何っ!? さっさと説明してっっ!!」

 その余りの剣幕に優が姉の腕に手を沿え、小さく首を横に振る。

「……お姉ちゃん、落ち着いて。お姉ちゃんが冷静にならないと話しが進まないし、ヒロクンも困ってる」

「そうそう、まずはここにいる首謀者の話を聞こうぜ♪」

 どんな状況でも冷静な優に続いて、こちらは終始笑顔のほのかが楽しそうに親指を宏に向ける。
 宏に何かあると踏んでいたほのかの予想が当たった形となった。

(宏のヤロー、サプライズウェディングなんて、粋な事をしやがる♥)

 宏の仕掛けにほのかは拍手喝采を送り、今にも踊り出したい気分なのだ。
 真奈美と千恵も、ほのかと同意見とばかりブンブン首を縦に振る。
 その瞳はお星様が瞬いているのが判る程煌き、顔も薄っすらと紅潮している。
 夢にまで見た衣装を着る事が出来たのは好いが、こうなった経緯(いきさつ)も早く聞きたいのだ。

「あ……、え……、ん~~~、おほんっ」

 ようやく立ち直った晶は取り乱した自分を恥じ、照れ隠しの咳払いひとつ。
 宏の腕を掴んだ手を自分の腰に当て、改めて目の前の宏に詰め寄った。

「さあ、聞かせて頂戴っ!」

 そんな晶の姿を見ていた若菜が切れ長の瞳を輝かせながら感心する。

「晶姉さんって、余りに興奮すると言葉が出なくなるのね~♪ 初めて知ったわ~♪ これが俗に言う『裏の顔』~?」

 すると間髪を入れずに千恵が肘で妹の脇腹を突(つつ)く。

「何、バカなコト言ってんのよっ! 今は宏の話を聞く時でしょっ!」

 ウェディングドレスを着ても、若菜と千恵の美姉妹(しまい)漫才は相変わらずだ。
 宏はドアを閉め、部屋の中央に進み出るとみんなを椅子に座らせ、自分は立ったまま事の顛末を語りだす。

「俺、ほのかさんや真奈美さんが来てくれた直後から考えていたんだ。みんなで一緒に、一生一緒に暮らす為に区切りを一旦付けた方が好い、って」

「区切り? みんなで一緒に契った夜とは別に?」

 晶が小さく首を傾げる。
 真奈美とほのかが屋敷に来た夜に、全員で交わった事を指しているのだ。

((あ……♥))

 その時に処女を捧げた事を思い出した真奈美とほのかは目の周りが少し、紅くなる。
 宏は頷きながら続ける。

「それに、よくよく考えると俺、まだみんなにエンゲージリングやマリッジリングを贈ってないし、結婚式や披露宴もしてないんだよね。千恵姉達が俺の部屋に来てから、流れるままに今迄来ちゃったでしょ? だからこれからみんなと新たな生活を始める為に、けじめを付けたかったんだ」

「宏、そんな事を考えていたんだ。……ちっとも判らなかった」

 少し残念そうに千恵がポツリと洩らし、若菜もしょげたまま頷く。
 千恵と若菜の美姉妹(しまい)は幼い頃から宏と何でも判り合えていると自負していただけに、宏の考えを見抜けなかった事が少なからずショックだったのだ。
 そんな二人に宏は大きく首を横に振る。

「千恵姉や若姉が悪いんじゃ無く、あくまで俺の我が侭なんだ。俺がみんなに黙ってただけなんだから、二人共、気にしないで♪」

 それなら仕方無いか……、と、ぎこちない笑顔を浮かべる美姉妹に、宏は隠しててごめん、と目線で返した。
 話が外れてしまい、焦れた晶は宏に先を促す。

「で、内輪だけの簡単な結婚式をしようと考えて、残業で稼いだ金を元手に優姉に株や為替で資金を増やして貰ったんだ」

「あ……。それで毎日遅くまで残業してたのか……」

「優先輩が毎日のように部屋に篭もってたのも、その所為だったのね……」

 ほのかと真奈美が納得した様に頷き、続けて今日の事を知っていたのかと言う視線で優を見る。
 優は小さく首を横に振り、熱い瞳で宏を見る。
 自分で増やした資金がこんな事に使われるとは想像すら出来ず、宏の想いに感動しているのだ。

「……ボクも知らなかった。ただ、出来るだけ短期間で資金を増やして欲しい、って言われたから」

 優は真剣な眼差しをした宏のリクエストに応え、久々に本気で株と為替に取り組んだ。
 その甲斐あって預けられた三十万円(宏のひと月分の給料に昔からの蓄えを加えたのだ)が四週間で二十倍に増えたのだった。

「ホントは、自分で稼いだ金だけで指輪とか式とか全て賄いたかったんだけど、流石に俺の給料で資金が貯まるのを待っていたら、それこそ式がいつになるか判んないし。だから優姉の助けを借りたんだ」

 バツが悪そうに頬を掻く宏だが、誰も異を唱える者はいない。
 宏の心根が痛い程判るし、泣きたい位嬉しいのだ。

「で、その増えたお金でエンゲージリングとマリッジリングを買いに銀座のお店に行った所を、晶姉とほのかさんに見られたんだ」

 肩を竦めた宏が晶とほのかに視線を向けると二人は目を見開き、大口を開けて同時に叫んだ。

「「あ~~~、それでっ――」」

 あそこにいたのか、と口の中で続ける。

「でも宏君、そこで手を握っていた、っていうのはどうなの?」

 真奈美が一番知りたかった事を尋ねると、晶と千恵も同時に頷く。
 そこが一番の問題点であり、浮気疑惑の発端なのだ。
 ただの買い物で女の手を握るのは明らかに不自然だ。

「あ、それね~。いや、実は……」

 宏は照れ笑いを浮かべて視線を一旦逸らす。

「指輪にサイズがある事は知ってたんだけど……みんなを驚かせるのが目的なのに、指輪のサイズを面と向かって聞けないでしょ? だから、みんなで一緒に寝た時に手を握って、薬指の太さを俺の手に覚え込ませたんだ。」

 そう言うと、宏は左右の掌を合わせて指を絡ませ合い、いわゆる恋人握りをしてみせる。

「こうして、覚えた太さを店員さんの指で示したんだ。晶姉はこの部分の太さで、ほのかさんはここの太さ、っていう風に」

「それで店員と手を握り合っていたのか。やっぱり、浮気なんかじゃ無かったな、晶♪」

 最初(はな)から宏の無実を信じていたほのかが、それ見たことか、とニヤリと笑い、晶は居心地が悪くなってソッポを向く。
 真奈美と千恵は宏に掛けた浮気疑惑が全くの冤罪だと知り、俯いて自己嫌悪に陥る。
 疑惑を信じ、愛する宏を疑った事が堪らなく嫌になったのだ。
 そんな三人に宏は気にして無いよ、と笑い掛け、疑わしい真似をした自分にも非があると頭を下げる。

「まぁまぁ、誤解が解けた所で……」

 四人で頭を下げ合う様子に苦笑したほのかが話の続きをせがむ。

「で、話は少し戻るけど、内輪の式と言っても、ある程度は準備が必要でしょ? それに、ハネムーンに出掛けるのに、晶姉とほのかさんの寿休暇の申請もしなきゃいけないし……」

 ここで晶とほのかが驚いた様に口を出す。

「ちょ、ちょっと、寿休暇……って、それはヒロが申請するものじゃ無くて、当事者のあたしが会社に申請する……」

「おい、休暇……って、オレ達パイロットは会社のスケジュール優先だから、ひと月以上前には申請しないと拙い……」

「その説明はワシからしよう♪」

 外に洩れ出た話を聞いたのだろう、晶とほのかの言葉を遮って布袋様似の会長が入って来た。
 その後ろには大黒様似の所長と美貌の副所長が続く。

「会長っ!!」

「所長っ」

 突然の乱入に晶とほのかが同時に叫び、思わず椅子から立ち上がる。
 つられて優、千恵、真奈美、若菜が席を立ち、晶とほのかの上司に頭を下げる。
 すると会長は小さく手を挙げ、そのまま、そのまま、と制し、四人の妻達(優、千恵、若菜、真奈美とは今が初対面なのだ)と簡単に自己紹介をする。

「で、話を戻そう」

 微笑んだままの会長が大きなお腹を揺らし、みんなを座らせると自ら語りだす。

「こちらの宏君から、晶君やほのか君に内緒で式を挙げ、ハネムーンに行きたいので自分が寿休暇を申請しても好いかとの問い合わせが我が支店にあったんだ」

 と、会長は晶を見てニヤリと笑った。

「ワシは普段から、晶君にはそれはもう色々な面で助けて貰っておるからな。丁度好い恩返しが出来ると思って彼の申し出を受けたのだ♪」

「で、その話を会長から聞いた我々が、面白そう……じゃない、いい話だな~、と思って協力を申し出たんだ。可愛い部下の為に♪」

 満面の笑みを浮かべた所長がほのかに向かってサムズアップする。

「宏君から詳細を聞いたワシが所長と話し合って、ここで結婚式をすれば好いと宏君に提案したんだ。費用は掛からんし、式のあと、直ぐにでも飛び立てるだろ♪」

 と、会長が隣に建つ羽田のターミナルに向けて親指を向ける。
 この企業用格納庫エリアから国際線旅客ターミナルまで、車で五分と掛からない距離なのだ。

「丁度フライトの予定も無いし、ここなら大人数で騒ぐのに適当な広さもあるし♪ それに、みんな暇を持て余しているし、何より晶君のウェディングドレス姿を社員達が見たがってねぇ~♪」

 所長の暴露に副所長が苦笑する。

「!! そっ、それでは、一週間の出張の話は……」

 会長と所長の話に晶はまさか、と腰を浮かせる。
 大きく頷いた会長は笑顔のまま、Vサインを出して言い切った。

「それ、嘘♪ 晶君とほのか君の結婚式の為のドッキリだ♪ あ、餞別と言っては何だが、寿休暇は十月末までにしといたから。勿論、有給だよん♪」

 仕掛けたドッキリが上手く運んで上機嫌の会長と所長を他所に、仕掛けられた晶は呆然としてしまう。

(そっ、それじゃ……数週間も前から今日の事は決まっていたの!?)

 晶は額に手を当て、膝から崩れる様に椅子に座り込む。
 自分の知らない所で宏と会長が結託し、暗躍していたのかと思うと受けた精神的ダメージが大きかった。
 何事にも中心的役割で物事を進めないと気が済まない晶にとっては、蚊帳の外に置かれる事ほど辛いものは無かったのだ。
 一方、手放しで喜んだのはほのかだ。

「それじゃ、今日から三ヶ月ちょい、丸々ハネムーン休みか!? やったぁ~!」

 宏に抱き付き、みんなの目の前で熱烈なキスを何度も見舞う。
 派手にキスの音が響く中、晶は今気付いたかの様に顔をパッと上げる。

「それじゃ、今日の事はあたし達六人以外、みんな知っていたのっ!? 会社の人達も!?」

 大きく目を見開き、光る禿げ頭の会長を見つめる。

「そうだよ♪ 今朝、支店やここの事務所には半分位しか社員がいなかっただろう? 残りは隣のハンガーで式の準備しとるんよ♪」

 にこやかにウィンクする会長に、晶は気が抜けると同時に可笑しさが込み上げ、遂には大笑してしまう。
 その余りにも弾けた笑いに、宏と妻達は珍しい物を見るかの様に互いに顔を見合わせる。
 人前で大口開けて笑う晶を初めて見たのだ。

「してやられたわ、ヒロに。ったく、降参よ♪」

 今までの不安感が嘘の様に払拭され、晴れやかな表情になった晶が瞳に浮んだ涙を指で掬い取る。
 そして椅子からすっくと立ち上がるとヒールを鳴らし、宏の前に歩み寄る。

「!!」

 もしかしてビンタのひとつでも見舞うのかと全員が息を呑んで注目する中、晶は両手で宏の頬を挟むと自分の顔に引き寄せ、ほのかに負けじと熱いディープキスを贈った。


                                            (つづく)

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【 お寄せ戴いた御意見・御感想 】

[ 最高潮! ]
ど真ん中直球のラブラブシーンの連続ですね
クライマックスに向け一直線な様子がヒシヒシと伝わってきます
本当におもしろいです

今後も末永く「番外編」で続くことを願いながら・・・・

[ いつもご愛読ありがとうございます♪ ]
 
 ルナさん
  
  コメント&お褒め戴きありがとう♪


  『番外編』 は 『本編』 と違って 「これにて掲載終了」 と言うものがありません。
  不定期ではありますが、いつでも晶達に逢う事が出来ますので、掲載されるまで首を長くしてお待ち下さいませm(__)m
  
  物語は頂上へ向けて加速してゆきます。
  次回更新をお楽しみに♪

 
  

[ happyendばんざーい!!! ]
宏すげーーーー
管理人さんはもっとすげーーーー

僕はhappyendがとても大好きです。

これからも頑張って下さい!!!




[ ご愛読、誠にありがとうございます♪ ]
paraさん
 コメントありがとうございます♪

 お褒め戴き恐縮です。m(_ _)m
 拙小説の基本はラブラブハッピーエンドです。
 
 今後も安心してお読み下さいませ♪
  

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