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発覚(1) 発覚(1) 美姉妹といっしょ♡ 
 
「あれ!? あそこにいるのは……晶じゃないか。にしても、何だかすっげ~浮いてるな」

 誘導路を走行中のほのかは格納庫のドアの前に立って小さく手を振る晶を見つけ、思わず苦笑してしまう。
 パイロットや整備部門に女性の進出が進んでいるとはいえ、まだまだ男の多い殺伐とした現場にあっては華やかで美しく、凛とした晶は風景から浮き立ち、完全に注目の的になっている。
 自社の職員は当然の様に、両隣の格納庫(勿論、他社の所有だ)にいるパイロットや整備員、果ては事務の連中までが押し寄せ、既に二十人近い人間が晶を眺めているのだ。

(やれやれ、目立ち過ぎるのも厄介なモンだな~)

 ほのかも飛行機から降り立てば毎回注目の的になるのだが、そうとは気付いていないので他人事(ひとごと)の様に微笑む。

「さてさて、晶も待ってる事だし、さっさと仕事を終らせるかね~♪」

 ほのかはマーシャラー(誘導員)に従ってビジネスジェットをスムーズに操り、駐機場の定位置に一センチの狂いも無く、ピタリと停める。
 エンジンを止め、飛行後のチェックを終えて全ての電源を落とした所で、晶がにこやかな笑みを浮かべて飛行機に近寄って来た。
 ほのかも嬉しそうに手を挙げて応え、タラップから降り立つと場の華やかさは一気に何倍にも膨れ上がり、自社の整備員でさえ作業の手を止めて二人の美女に魅入ってしまう。

「お疲れ様、ほのか♪ いつ見ても鮮やかな操縦ね♪」

 腰まで届くロングヘアーをソフトウェーブにし、白色のヘアバンドで髪を押さえている晶。
 濃紺のスーツとタイトスカートに身を包み、大きな瞳に目鼻立ちが整った小顔、そして凛とした顔立ちは、いかにも会長付きの秘書らしいクールな雰囲気を醸し出している。
 しかし黒いストッキングに包まれ、細くて長い足から漂う爽やかなお色気が一見冷たく見える晶を物の見事に親しみ易い雰囲気へと変えている。

「おう♪ 晶もお疲れさん♪」

 片や、腰まで伸びた波打つ金髪をアップに纏め、パイロットの制服に身を包んだ長身のほのか。
 透き通る白い肌、鼻筋の通った小顔に切れ長の瞳は澄み切ったブルーに彩られ、引き締まった表情と威風堂々とした姿はベテラン機長の風格さえ漂わせている。
 そんな美女二人に注目が集まらない訳が無い。
 実際、遠巻きにこちらを窺っている人間がいつの間に数十人に増えている。

「あ~あ、みんなヒマだねぇ~」

 周りを見回しながらほのかが呆れた様に呟くと、注目を集める事に慣れている晶も思わず苦笑し、同じ様に首を巡らす。
 すると顔を向けられた男達は二人の美しさに顔を赤らめ、女達からは二人のスタイルの好さに羨望の溜息が洩れる。
 晶とほのかが揃うと、何処へ行っても見る者全てを魅了してしまうのだ。

「さて、それはともかく。会長秘書がひとりでこんな所に何の用だ?」

 事務所に足を向けながらほのかが尋ねると、晶は悪びれる様子も無く語り出した。

「今日は仕事が早く終わったし、丁度貴女が羽田に戻る時間だったから一緒に帰ろうと思って迎えに来たの。その為に常務の社用車、無理矢理使わせて貰っちゃった♪」

「お、おいおい。それって……公私混同じゃねーか!?」

 眼を剥き、思わず立ち止まったほのかに晶が目を細めて可笑しそうに笑い出す。

「……ふふっ♪ な~んてね♥ ホントはここの飛行課に打合わせを兼ねて書類を届けに来たの。それで、最初は電車で来るつもりだったんだけど、常務が夕方の便で大阪に出張するって聞いたから羽田まで便乗させて貰ったの♪」

「ププっ! あははははっ! 立っている者は上司でも使う、って言う噂は本当だったんだな」

「……なによ、それ」

 再び歩き出しながら、ほのかが大口を開けて豪快に笑うと、晶は眉根を寄せて憮然とした顔になる。
 そんな二人の様子に周りのギャラリーからは「あの屈託の無い笑顔がイイんだよなぁ~♥」とか「怒った顔も綺麗~♥」と言う声が聞えて来る。

「いや、先輩パイロットが話してたぜ? 会長付の秘書課課長は会長を顎で使う、東京支店の影の実力者だ、って」

「……ったく、ヘンな噂、信じないでよ。あたしはただ、効率重視で動いているだけよ」

 ほのかは笑いを噛み殺しながら晶の肩をバンバン叩く。
 慰め方も豪快なのだ。

「あははっ、晶らしいな。所詮、根拠の無い、暇人の噂話だしな。 ところで、これからどうする? 時間も早いし、ちょっと寄り道でもしていくか?」

 親指を都心部に向けて微笑むほのかに、晶は直ぐに頷く。

「それじゃ、たまには銀座でウィンドウショッピングでもしようか♪」

 二人で銀座を歩く事などそうそう無いので、晶も寄り道案に乗り気になる。
 破顔したほのかはサムズアップ(パイロットでは承諾の合図だと、後に晶は教えられた)して格納庫内にある事務所へ戻る。
 入ったすぐ隣には応接用のソファーが置かれ、奥の階段を上がると乗員用ロッカールームとシャワールーム、休憩室になっている。
 とても格納庫内にある事務所とは思えない明るくて清潔なフロアでは十人程が書類やパソコンに向っていたが、ほのかの姿を認めると一斉に微笑み、手を休めて声を掛ける。

「キャプテン、お疲れ様でした~♪」

「ほのかさん、お疲れ様~♪」

 それに対し、ほのかも手を振りながら気さくに返す。

「みんなただいま~、今帰ったよ~♪」

 飛行課のほのかに対する好意的な反応に、晶は改めてホッとする。
 ほのかの親しみやすい雰囲気と人当たりの好さが受けたのだろう、半ば強引にヘッドハンティングで引き入れたほのかが、みんなにすっかり馴染んでいる事が判って今更ながらに安心したのだ。

「それじゃ、ちょっくら書類書いて提出するから、晶はソファーで座って待っててくれよ。直ぐに終わらせっから」

「そんなに急がなくても好いわ。あたしはお茶でも啜っているから♪」

 柔らかく微笑んだ晶は自分でお茶を淹れてソファーに腰を下ろした。


     ☆     ☆     ☆


 二人を乗せたハイヤーが銀座の交差点に差し掛かった時、晶はほのかの頭越しに見覚えのある顔を見た様な気がした。

(えっ!? ヒロ!?)

 幸いな事に車は赤信号で停まり、晶は目を細めて確かめる様に、とある店の中に目を凝らす。
 そこには絶対に見間違う事の無い――自ら処女を捧げ、相手の童貞を貰い受けた――愛しい男性(ひと)の微笑む横顔があった。

(やっぱりヒロだわ……って! う、嘘っ!?)

 ところが、その微笑みが晶と勝るとも劣らない美貌の持ち主の女性に向けられていたとなると、宏が銀座にいる理由よりもそちらの理由が気になって心中穏やかではいられない。
 心が急激にざわつき出し、居ても立ってもいられなくなる。

「ん? どうした?」

 急に落ち着きの無くなった晶に、いぶかしんだほのかが声を掛ける。

「ほらっ! あそこの店にヒロがいるのっ」

 晶は視線を宏に固定させたまま指差し、ほのかの肩に片手を掛けて大きく身を乗り出す。
 明らかに動揺する晶の視線を辿り、ほのかは振り返って左側の窓から外を見る。
 しかしビル群が乱立した中で店も多く、簡単には見付けられない。

「どこだ? どこにいる?」

「ほらっ、あの煉瓦(れんが)造りのビルで一階が全面ガラス張りの店っ」

 じれったそうに指差す方向と視線を辿ると、ほのかにもようやく判った。
 銀座の一等地に建つだけあって外壁に赤茶けた煉瓦をふんだんに使い、落ち着いた色合いと明るい店内の対比が素晴しく、一度は訪れてみたくなる店構の中に宏がいた。
 幅の広い歩道には人々で溢れ、車道と歩道を分ける植込みも間にあるが、笑みを浮かべた店員と話している宏の姿がハッキリと見える。
 確かにあの横顔は宏だ。

「なんだ? 買い物か? でも何でこんな所で? 第一、宏は……この時間はまだ仕事中の筈だろ?」

 右腕に嵌めた腕時計をチラッと見ると、終業の十七時まであと一時間はある。
 今日、宏からは会社を早引けするとは聞いていないし、銀座は宏の行動範囲外の場所だ。

「あそこにいるの、ホントに宏なのか?」

 ほのかは半信半疑になって晶に向き直る。
 他人のそら似、と言う可能性もある。
 晶も同じ想いなのだろう、一瞬迷った感じで視線を逸らすが、店の中に視線を向けた後にハッキリと首を縦に振る。
 何十年も共に過ごした晶がそう言うのなら、あれは宏だ。

「とすると、こんな所で何をしてる……っっ!!」

 疑問に思いつつも顔を見合わせて再び宏に視線を戻した瞬間、二人は息を呑み、同時に心臓を鷲掴みされたかの様な激しい胸の痛みを覚えた。
 照れ笑いを浮かべた宏が女性店員の差し出した掌をそっと握ったのだ。

「ヒロが……あたしの知らない女に触れたっ!」

 晶は自分の鼓動が跳ね上がり、頭から血の気が音を立てて一気に引いてゆくのが判った。
 手にしたハンドバッグは無意識に握り潰され、ミチミチと金属のひしゃげる音が車内に響く。

「宏が? オレ達の知らん女の……手を取った!?」

 ほのかは自分の瞳が吊り上り、こめかみがピクピク痙攣して長い金髪が逆立っている事さえ気付かない。

((これは夢? 夢を見ている?))

 二人は頭を強く振りながら目を瞬かせ、あそこにいるのは本当に宏なのかもう一度確め様としたがハイヤーは青信号で動き出し、宏の姿は人波に覆い隠されて見えなくなった。


                                            (つづく)

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