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最終更新 '17.-3.14. お知らせ (リンク集)                              | Facebook | Twitter |  リンク集 | ▽ このページの下へ |  ライトHノベルの部屋 疑惑(3)


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疑惑(3) 疑惑(3) 美姉妹といっしょ♡ 
 
 晶達が宏から隠し事を聞き出そうと新たな作戦(?)を立てている頃。
 宏はバイト先で汗を流しつつ、これからの段取り(間違っても仕事の段取りでは無い)を考えていた。

(きっと、今頃俺達を不審がって鳩首会談でもしてるんだろうな~。そんで晶姉の事だ。絶対俺と優姉の行動を四六時中マークさせるだろうな……。となると……)

 宏はタオルで汗を拭きつつ、優との連絡方法も考える。
 今までは二人っきりになる時間が多々あったので問題無かったが、これからはみんなからのチェックが相当厳しくなるので迂闊な言動が取れなくなる。

(もう優姉と密談出来無いな……。しようにも晶姉達が聞き耳立てるだろうし。ん~~~、即時性は無くなるけどパソコンのメールで連絡を取り合うか。でも、俺や優姉のパソコンは晶姉も時々使ってるから読まれる危険があるし……)

 宏達の屋敷にはパソコンが五台あり、そのうち三台を宏、晶、千恵が使い、宏のパソコンは誰でも自由に使える様になっていた。(今の所、使っているのは若菜だけだが)
 そして残り二台を優がネットトレード用とメールなどの個人用に一台ずつ使っているのだった。

(携帯は……ダメだな。これも話が洩れちまう。あとは……俺一人で動くしかない……か。ん~~~、優姉に頼んだ保険が利いてくれるといいな)

 会社の時計が二十時を告げると宏は終了の挨拶を済ませ、一分で着替えるとタイムカードを押して会社を出た。


     ☆     ☆     ☆


 屋敷のリビングで優を除いて雁首を揃えていた妻達は、晶から下された指令に戸惑いの色を見せる。

「あの~、晶先輩? ホントに、宏君の後を追うんですか?」

 真奈美が形好い眉毛を八の字に下げ、心底困り果てて一つ年上のお姉様を見つめる。
 宏の行動に業を煮やし、想い余った晶が事もあろうに夫である宏を尾行しようと言い出したのだ。
 これには千恵や若菜は互いに顔を見合わせて困惑し、ほのかなどはあからさまに顔をしかめている。

「そうよっ! こうなったら、ヒロをずっとマークするのっ。そして何を喋っているのか尾行しながら聞き耳を立てるのよっ。携帯でも、公衆電話でもっ!」

 会社での業務は完璧でも、人の素行調査には絶対向かない晶に、ほのかは呆れて手を振る。

「おいおい、そこまで普通するかぁ? もっと宏を信じろよっ。妻なんだろ? 愛する男性(ひと)を信頼しなくてどーすんだよっ!」

 あたかも宏が悪い様な言い草をする晶にイラつき、最後の言葉に力が入ると思わず握り拳をガラステーブルに叩き付けてしまう。
 その衝撃で番茶の入った湯飲みやお茶請けが器ごと一瞬宙に浮く。
 目鼻立ちの整ったハーフ美女が柳眉を逆立てて怒る顔はまるで般若だ。

「「ひぇ~~~っ!!」」

 千恵と若菜は余りの迫力に戦慄の声を上げるが、鼻息の荒い晶は怯む事無く、逆に指を突き付けて言い返す。

「いいっ!? これは情報戦なのっ! いち早くヒロの持つ情報を捉える事が勝利への道なのよっ!!」

 宏の企み(?)を暴く為に、晶はまるで金だけの為に噂や臆測だけでさも事実の様に書き立てる下劣な週刊誌記者やパパラッチの如く、なりふり構わない状態になっている。

 ――恋は盲目――

 とは好く言ったものだ。
 最も、晶の場合は金が目的では無く、単に宏が自分に隠れて何かしようとしている事が気に食わないだけなのだが、ほのかにはそこまで判らない。
 宏の筆頭妻を自称するくせに、夫のする事を信頼していない様に映ったのだ。

「だからっ、宏のする事は宏に任せて、オレ達はその後をゆっくり付いて歩けば好いだろっ!?」

「あらっ、それじゃ、ほのかはヒロが隠れて何をしているのか全く興味無い……と? 関心無い、と言うのね?」

 鼻で笑い、挑発とも取れる晶の言い回しに熱し易いほのかがいきり立つ。

「誰も、ンなコト言ってねぇだろっ! 妻として宏を、夫を信じろと言ってんだっ!!」

 確かに最近の宏の言動は気にはなるが、それよりも自分の信ずる好きな男性(ひと)が蔑ろにされ、辛抱堪らなくなったほのかの怒りが頂点に達する。
 ソファーから勢い良く立ち上がると一人掛けのソファー(普段は宏の席だ)に座る晶に向って突進する。
 長い金髪を振り乱し、碧眼を吊り上げて詰め寄るド迫力に千恵と若菜は座ったまま身体を大きく仰け反らせる。

「信じるも何も、隠れてコソコソしてるのはヒロでしょ!? やましい事が無いなら、あたし達に隠す事無いでしょっ!」

 晶も負けじと両手を腰に当てて仁王立ちになる。
 片や身長百七十センチの純国産美女、片や身長百七十三センチの北欧産ハーフ美女が鼻先を突き合わせて対峙する。
 交わす視線は激しく火花を散らし、近寄ったら大火傷する事請け合いだ。

(((こっ、怖いっ!!)))

 三人掛け長ソファーから見上げる形になった真奈美、千恵、若菜はガンを飛ばし合う二人の美貌に見惚れる所では無い。
 全身から発せられる怒りのオーラに中(あ)てられて互いに抱き合い、小さく縮こまるだけだ。

「それは直接宏に言えっ! ともかく、オレは尾行には絶対反対だっ! 第一、宏が好い顔しねぇだろ、ンな事されてよっ」

 妻から尾行される宏の気持ちを考えると、とてもじゃないが晶に賛同出来無いほのかは渾身の眼力を籠めて晶を睨み付ける。
 長ソファーの隅に固まっている三人は正に前門の虎、後門の狼状態に陥って身動き取れない。

(((今、下手に動いたら絶対巻き込まれるっ!)))

 ここで何か言ったら宏を尾行する破目になりそうだし、表立ってほのかに味方すると後で晶からどんなお仕置きを食らうか判らない。
 しかし三人は尾行には反対するものの、目の色を変えて宏の事を知りたがっている晶の気持ちも痛い程判るのだ。
 それは自分達の気持ちでもあるからだ。

 ――好きな男性(ひと)が自分に隠れて『何か』をしている。打ち明けて貰えない寂しさ、言い様の無い漠然とした不安感、自分の中で信じる心と懐疑的になる心とのぶつかり合い――

 それらを打開する為の尾行は宏に対する晶の想いの深さであり、愛情の裏返しなのだ。
 だからと言って夫の後を付け、会話を盗み聞きするのは明らかにやり過ぎだ。

「あのっ! 優先輩に直接聴いた方が早くありません?」

 事態を打開すべく、真奈美が果敢にも今尚火花をバチバチ飛ばし合っている虎(晶の事だ)と狼(ほのかの事だ)の間に割って入る。
 真奈美とて、自分の胸の中に漠然とした不安感を抱えたまま宏と普段通りに接する自信は無かった。
 このままでは宏と二人っきりになった途端に晶同様、激しく問い詰めてしまうだろう。
 好きな相手だからこそ、それだけは避けたいと思っていたのだ。

「「あ……」」

 真奈美の言葉がヒートアップした二匹の猛獣(?)を現実に引き戻す。

(そうだよっ! 何でもう片方の当事者を忘れてたんだろう)

(優……か。こうなったら意地でも口を割らせるか……)

 ほのかと晶は互いに顔を見合わせ、頷いたかと思うとダッシュする。
 行き先は勿論、優の部屋だ。
 千恵と若菜は我が身に火の粉が降り懸からずに済み、真奈美に感謝の涙を流しつつ二人の後を追った。


     ☆     ☆     ☆


「……え? ボクがヒロクンと結託してみんなに隠し事をしている? ……そうなの?」

 デスクトップパソコンに向っていた優が椅子を回転させて晶を見上げると、晶はこめかみに血管を幾つも浮かべて優に迫る。

「あたしが聞いてるのよっ!!」

「……そうなんだ。……で、何を聞きたいの?」

「だからっ!!」

 トボケる優に突っ込む晶。

((((……このコンビ、好い味出してるわ~♪))))

 千恵達は何の為に優の部屋に押し掛けたのかも忘れ、絶妙なタイミングの美女姉妹(しまい)漫談に見惚れてしまう。
 ほのかと真奈美などは瞳を輝かせ、滅多に見られない超レアな晶&優の双子漫才にすっかり魅入っている。

「あたし達に隠れてヒロと何をしているのか、教えて欲しいのっ! みんな不安がってるんだからっ!!」

 焦れた晶が優に掴み掛からんばかりに詰め寄り、縋り付く想いで優を見つめる。
 みんなも晶と同じ思いなのだろう、優を見つめる瞳は真剣だ。

「……仕方無い。ヒロクンからはまだ黙っている様に言われてたんだけど」

 不安に揺らぎ、瞳に薄っすらと光るものを湛えた五つの顔に、さしもの優もこれ以上隠し通す事は無理だと判断し、小さく頷く。

(……少し、みんなを不安にさせちゃったね。……ごめん)

 宏から頭を下げられてまで頼まれた事とは言え、みんなを不安な気持ちにさせてしまった優は心の中で深く謝る。
 今まで黙り通し、少なからず罪悪感を覚えていたのだ。
 優はパソコンに向き直るとマウスとキーボードを手早く操作し、三つの都市銀行にアクセスする。

「……これがヒロクンとボクとで、みんなに隠していた正体。みんなそれぞれの口座だよ。万が一の為に三つの銀行に分散して預けてある」

 マルチディスプレイには妻達六人分の口座残高が表示され、その余りの桁の多さにこの数字は何なのか、みんな一瞬判らなくなる。

「こっ、これはっ!? え~~~っと……いち、じゅう、ひゃく、せん、まん……」

 ほのかは優と晶を押し退けると身を乗り出し、画面に被り付くと指で数字をなぞり出す。
 そんなとても職業パイロットとは思えない数え方に優は目を細めて苦笑する。

「……じゅうまん、ひゃくまん!?」

 画面を凝視する千恵と若菜は互いに両手を握り、声が震えている。
 二人が貯めた貯金の総額を簡単に越えると目尻やこめかみがピクピク痙攣し始める。

「……せんまん、いち……おく?」

 最後の桁を読み上げた真奈美の顔面は血の気が失せ、陶磁器の様に真っ白くなっている。
 真奈美だけでは無い。
 優を除く全ての妻達は頭の中まで真っ白になっていた。

(((((な゛っ! なに、このゼロの数は!?)))))

 示された数字が現実の物とは思えないほのかは何度も頭を振り、真奈美はしきりに目を擦って盛んに瞬かせる。
 千恵は頬をつねり、若菜は口を開けたまま何も見ていない。

「こ、これって……」

 普段、会社の経理や家での株取引で億単位の金に慣れた晶でさえ目を見開いたままフリーズし、続く言葉が出て来ない。
 宏の口座にある六十億は自分と優が四年掛けて徐々に増やした数字なので今更驚きはしないが、個人口座に、しかも六人分の口座に億単位の金額がいきなり入金されているのは初めての経験なのだ。

「……みんなの口座に、今は五億ずつ入ってる。今後も株で儲けた時は均等に分配するし、放っておいても預金の利息で……今は年五パーセントだから……毎月約二百万ずつ増えてゆくから安心して♪」

 優はヒロクンが内緒にしてた、みんなへのプレゼントなの、と微笑んだ。


                                            (つづく)

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【 お寄せ戴いた御意見・御感想 】

[ 優も ]
宏のサプライズに付き合わされる優も大変だね(^^ゞ
でも・・・宏は本当のサプライズを隠しつつちゃんと奥方の行動を
把握してダミー(?)を用意してるとは・・・
実は既にステルス爆撃機の才能ありか???

この後にコスプレ砲火に発展する訳だが・・・
昌、千恵ちゃんのダブルメイドに遇えなく被弾して・・・
奥方の集中砲火で撃墜(-。-)y-゜゜゜
それでも最後の砦を守り切った宏に乾杯(*^^)v

[ 毎度お越し戴きありがとうございます♪ ]
草薙さん
 コメントありがとうございます♪

 宏の、用意周到なサプライズが頭角を現わし始めた部分ですね。
 この頃は執筆していても楽しかったです。
 勿論、今でも愉しんで執筆してますし♪

 いつも応援ありがとうございます♪ m(_ _)m
 

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