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最終更新 '17.-3.14. お知らせ (リンク集)                                            | Facebook | Twitter |  リンク集 | ▽ このページの下へ |  ライトHノベルの部屋 迷子の仔猫ちゃん(1)


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迷子の仔猫ちゃん(1) 迷子の仔猫ちゃん(1) 美姉妹といっしょ♡ 
  
「え~っと、これで最後かな?」

「ええ、それで全部揃ったわ♪」

 若菜が干し椎茸の詰まった大袋をカートに放り込むと、真奈美は買い物リストとショッピングカートの中身を交互に見比べて大きく頷く。
 ショッピングカートには肉、魚、野菜を始めフルーツ、卵に牛乳パックといった食材が大量に積まれ、今にも零れ落ちそうになっている。
 なにせ七人分の食料なのだ。
 魚や生野菜、豆腐などの冷凍保存が利かない食品は毎日の様に仕入れないと、三日と持たずに冷蔵庫の中身が空になってしまう。
 そこで手の空いている妻達二人が荷物運搬用カート(元々は旅行用キャリーカートだ)を二台持参し、駅前に建つ大手スーパーまで足りない食材を買出しに来ているのだ。

「それじゃ、帰りましょ♪」

「うんっ♪」

 レジで支払いを済ませた真奈美が若菜に声を掛け、二人は肩を並べておしゃべりしながら商店街を通り抜ける。
 長い髪をなびかせ、片手でカートを牽きつつ優雅に微笑みながら歩く二人の姿に擦れ違う者達は男女問わず振り返り、反対側の歩道にいる者でさえ美のオーラを纏った二人に羨望の眼差しを向けて来る。
 二人が通り過ぎた場所には身に着けた香水(柑橘系とフローラル系だ)の残り香と、人々の感嘆の溜息だけが残される。

「あのね、真奈美さん。宏ちゃんはね~」

 今日の若菜は腰まで届く漆黒ストレートの髪を首の後ろでひとつに束ねて白い大きなリボンで縛り、薄いブルーのTシャツとスリムジーンズにスニーカーという飾らないスタイルで自分自身の好さを引き立てている。
 百七十五センチの長身と雪の様に白い肌、少し控えめな胸の双丘(七十八センチのCカップだ)がTシャツを柔らかく押し上げている様はまるで広告から抜け出したモデルの様だ。
 涼しげな切れ長の瞳と目鼻立ちの整った顔や背中を真っ直ぐ伸ばして歩く姿が若菜の凛とした美しさにより一層拍車を掛け、道行く者達全ての注目を集めている。

「ねえ? 宏君は……」

 真奈美は身長こそ若菜より十センチ低いものの、綺麗に整った顔立ちと少し垂れ気味の大きな瞳を持つ癒し系美人で、擦れ違う男達は皆、一様に相好を崩す。
 背中の半分まで真っ直ぐに伸びた艶のある黒髪や白のブラウスを中から丸く大きく盛り上げている二つの丘(八十六センチのDカップだ)、くびれたウェストに膝上までのフレアスカートから覗く肌理の細かい白い肌が滲み出る色気となって見る者全てを魅了する。

「……と言う訳なの~♪」

「成る程♪」

 この二人に限らず、ほぼ毎日違う組み合わせで現れる絶世の美女(晶、優、ほのか、真奈美、千恵、若菜の事だ)二人組の噂は商店街でも噂になっていた。
 曰く、ここ最近えらく別嬪(べっぴん)な外人さん(ほのかの事だ)を見掛ける様になった、曰く、どうやらこの街に住んでいるらしい、曰く、恋人はいるのだろうか、と。
 しかし二人で話している内容に必ず同じ男の名前が出て来る事や、カートに積まれた大量の荷物からはみ出している長ネギや大根、ごぼうといった食材を目にする事から彼女達は所帯を持っている事が推測され、羨望の眼差しが一転、落胆の溜息に取って替わるのも常だった。
 よもや自分達が噂のネタになっているとは露とは知らず、若菜と真奈美は歓呼と絶望の空気が入り混じる商店街のど真ん中を今日も悠々と歩くのだった。

「いくら特売だからって牛乳パックを六本も買うとズッシリ重いわ~。流石にコレが無いと運べないわね~」

 若菜がカートを牽く腕を軽く上下させると、真奈美も食材で丸く膨らんだカートに視線を向ける。

「ほんとね。これならただ持つより倍以上は積めるし、力の余り無い私でも軽く牽けるから助かるわ。宏君のアドバイスのお陰だわ♪」

 二人は顔を見合わせると微笑み、愛する男性(ひと)に想いを馳せる。
 宏からは「重い荷物を両手で持ったまま歩くと大変だし転ぶと危険だから、食料買出しの時はカートを持って行く様に」、と厳重に言われているのだ。
 確かにカートを使えば両手が塞がる事も無いし、雨の日でも傘を差しながら片手で楽々と野菜や牛乳の詰まった重い袋を運べるので妻達は宏のアイデアに喜び、熱烈なキスの嵐と濃密な御奉仕Hで応えたのだった。
 やがて二人は商店街を抜け、屋敷へと続く一本道に差し掛かる。
 宏の借りた家は駅から徒歩十五分の距離にあり、スーパーを出て七、八分も歩けば周りは畑と雑木林、点在する民家だけとなる。

「ん? あれは……何かしら」

 家まであと五分と掛からない所で、真奈美は視線を道端に固定したままふと立ち止まる。
 若菜は真奈美の目線を追って草叢の上で蠢いている小さな毛皮の固まり様な物に恐る恐る近付いた。

「あっ、猫ちゃんっ! 怪我して動けないでいるぅ!」

「ええっ!? それは大変っ! 見せてっ」

 そこには焦げ茶色の毛と白や黒の毛が混じった三毛猫が蹲(うずくま)っていた。
 見ると右後ろ足から真っ赤な鮮血が滴り、草や地面にも紅い染みが点々と付いている。
 おそらく別の場所で怪我をし、この場所まで逃げて来た様だ。

「まだ傷口が新しいわ。……きっと、猫同士の喧嘩で咬まれたのね」

「喧嘩!? だって、まだ仔猫ちゃんだよ?」

 目を大きく見開き、仰け反って驚きを表す若菜に真奈美は素早く状況を分析し、ある意味当然とも思える提案を投げ掛ける。

「知らないうちに、他の猫の縄張りに入り込んじゃったのよ。……可哀想に。若菜ちゃん、家(うち)に連れ帰って手当てしてあげましょう」

 真奈美は手にしていたカートを若菜に押し付けると、白い服が血で染まるのも構わずにぐったりと横たわる仔猫を優しく抱きかかえた。
 仔猫は嫌がる素振りも見せずに虚ろな瞳で真奈美を見上げ、荒くて早い呼吸を繰り返すだけだ。

「野良猫なのに人が触っても抵抗しないし、鳴きもしない。弱ってる証拠だわ。早く帰りましょ!」

 若菜は食材の詰まったカートを思わず受け取ったものの、真奈美の提案に賛同しかねていた。
 自分は仔猫を助けたい。
 しかし近くにまだ親猫がいるかもしれないし、何より猫を連れて帰ると晶の怒りを買う事が容易に想像出来るので逡巡していたのだ。

「親猫とはぐれたからここまで逃げて来たのよ。若菜ちゃん、どうしたの? 早く帰りましょう!」

 真奈美は若菜の葛藤を知る由もなく、仔猫の保護に熱くなっている。
 若菜は真奈美の強く促す声に眉を八の字に下げ、心底申し訳なさそうに告げた。

「あのね、真奈美さん。晶姉さんは強烈な猫嫌いなの。だから家(うち)で猫ちゃんの面倒は見られないわ」

「えぇっ!? そ、そんな。……でっ、でもっ、今はこの仔の傷を治す事が最優先よ!」

 真奈美は晶の顔を思い浮かべ、仔猫を連れ帰るかどうか一瞬迷ったものの、怪我をして動けないでいる小さな命を見捨てる事など到底出来なかった。
 この辺りは東京の外れとは言え野良猫を始めカラスやトンビが多いし、夜には稀に野犬も出ると聞いている。
 保護せずにこのまま放っておけば確実にそれらに狙われ、命を落としてしまうだろう。

(助けられる命は救いたい!)

 真奈美は両手にすっぽり収まる小さな仔猫を慈愛に満ちた瞳で見つめる。
 若菜は真奈美の強い意思を宿す瞳に何も言えなくなり、元々猫好きな事もあって直ぐに頷いた。

「判った! それじゃ急いで帰りましょっ」

 若菜は両手でカートを牽くと先頭に立って歩き出し、真奈美は腕の中の仔猫に振動を与えない様にして早足で屋敷へと戻った。


                                            (つづく)

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【 お寄せ戴いた御意見・御感想 】

[ 昌姉さんの色香に・・・ ]
この話大好きなんですよね~(^^♪
ミケの初出演も良いけど昌姉さんの過去と宏の優しさが今後の二人(奥方全員?)の
信頼関係にに大きな変化もたらす今世紀最初のイベントなんですよね(^_-)
奥方の葛藤も結局は昌姉さんのしおらしさの味付けになってしまう程の逸品ですよね!(^^)!
エッチも良いけどこんなエピソードがこの作品の魅力ですね(^O^)ポッ

ヨシ!! 誰も感想がないぞ!!!!!!!!!!!!!!
そして・・・ミケ! 今こそ転生(変身)のチャンスだぞ・・・アレ?

[ こちらにもお越し戴きありがとうございます♪ ]
草薙さん
 コメントありがとうございます♪

 この章をお褒め戴きありがとうございます♪ m(_ _)m

 それでは、この物語(章)の裏話をひとつ。

 この章は、これまでのエロ一直線路線からの脱却を図った最初の章でした。
 とある読者さんからのコメントで 『エッチだけでは物語がつまらない』 とのご指摘があり、わたくしも 「なるほど、ごもっとも♪」 と開眼(?)し、エロ要素を一切排して試験的に執筆したものでした。

 最初は 「エロサイトだのにエッチシーンが無いのはどうなのか、読者さん離れがもっと進むのでは……」 と不安に思ったのも確かです。
 しかし思った以上に好評を博し(自分で言うなっ)、ホッと胸を撫で下ろしたのも覚えています。

 そしてこれを切っ掛けにヒロイン達の何気無い日常や内面に迫る(?)物語を書き始めたので、この章は仰る通りに 「美姉妹(しまい)といっしょ」 シリーズに大きな変化をもたらすものとなりました。

 これも全てお越し下さる読者さん、そしてコメントをお寄せ下さる読者さんのお陰です。
 この場をお借りしてお礼申し上げます。

「ありがとうございます♪」 m(_ _)m

 今後とも拙小説、並びに弊サイトをご愛顧戴ければ幸いです。 m(_ _)m
 

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