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     ~ラブラブハーレムの世界へようこそ♪~


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バラード(2) バラード(2) 美姉妹といっしょ♪~新婚編
 
「おいおい、ま~だヘソ、曲げてんのか?」

 薄ピンク色のショーツだけを纏うほのかは、大学の同級生であり今は職場の同僚でもある晶に苦笑いしつつ歩み寄る。
 飛行業務部長に就く晶は二十六歳にしてほのかの勤める会社の実質的なトップであり、事務方のトップでもあるのだ。

「しかしヘソ曲げてる割りには、偉く宏にご執心じゃないか。やっぱ愛しの君は目に入れても痛くないってか?」

 晶はここ宏の部屋に来るなりベッドサイドの円卓で祝杯を上げ続ける夏穂(晶の高校時代の担任だ)の対面にどっかと座るや長い足を組み、テーブルに肘を着き手の平に顎を載せた姿勢で眼光鋭くず~っと宏を見つめて(睨んで?)いるのだ。

「……フンッ!」

 晶はほのかに一瞥を与えると鼻息を荒げ、眉根の皺を更に増やした。
 妙に眇めた瞳とへの字にきつく結んだ口元が、如何にも不機嫌さと『誰も近寄るなオーラ』を発している。
 現に、触らぬ神に祟りなし、君子危うきに近寄らず、とばかり、夫である宏と、晶より歳上の多恵子と夏穂以外は誰ひとりとして近寄らないし声も掛けない。
 かれこれ二十年以上晶との付き合いがある千恵や若菜の双子姉妹ですら、気には掛けているのだろうが時々チラ見するだけだ。

「オマエもよくもまぁ、夕方から仏頂面、キープし続けられるよなぁ。疲れねぇか?」

「…………」

「今度はダンマリか? ま、その様子だと今日の晶(オマエ)は休姦日確定だな」

 周囲にはセクシーランジェリー美女と全裸娘が大挙しているのにも係わらず、目の前の拗くれ女は腰まで届くソフトウェーブの髪を首の後ろで緩く束ね、パジャマのボタンもきっちり上まで留めての就寝スタイルなのだ。
 同じ円卓に座り、下着を着けずにシースルーのミニスリップを纏い、豊満な肢体を惜し気も無く晒して宏とのエッチに犯(や)る気満々の夏穂とは偉い違いだ。

(ホントは宏の傍にいたいし声を聞いていたいしエッチだってしたいくせに、相変わらず意地っ張りなヤツ)

 などと、ほのかは決しておくびにも出さない。
 言葉にしたら余計に晶の気分がこじれ、こっちまで要らぬとばっちりを被る事、請け合いだ。

「ならばオレが宏とのエッチを待つ間、ここに座らせて貰うぜ」

 ほのかはチラリと背後を見、それから晶と夏穂を視界の両端に収める位置で円卓に着く。
 上から見ると三人は正三角形の頂点に座っている形になるだろうか。

(ホントはオマエを宥めに来たんだが、表立って言うと更にヘソを曲げるからな。それにこの位置なら宏が晶の仏頂面を見ずに済むだろうし、晶だって宏に今の顔、余り見られたくはねぇだろうしな)

 職業機長の性(さが)なのか一瞬にして周囲の状況を把握し、さり気無く夫と筆頭妻をフォローするほのかだった。

「それにしてもホント、飽きねぇヤツだよなぁ。その執念さと、オマエ自身を眺めていて、の二つの意味でな」

「巨大なお世話よ! 放って置いて!」

 今度こそ茶化されたと思ったのか、不機嫌な表情を浮かべたままの顔が初めてこちらに向いた。
 その瞳に宿っている剣呑な光は、まるで長年探し歩いた末にようやく敵(かたき)に出会った復讐者のようだ。

(やれやれ。放って置いてと言う割りには、だったら何でここにいるんだ、って話だよなぁ。ひとりになりたいなら自分の部屋に籠もってりゃ好いのに、そうしないって事は……)

 ほのかは学生の頃と少しも変わらぬ見栄っ張りで意地っ張りな晶に苦笑いを浮かべつつ、ここに来た本来の目的を果たそうと半身に構えて切り出した。

「だったら好い加減、宏の就職を認めてやれよ。そいつを知らされて無かったからって、いつまでも根に持つなんてオマエらしくねぇぞ?」

「あたしはヒロの就職ならとっくに認めてるし、元から根に持ってなんか無いわよっ!」

 どうやらピンポイントで核心に触れたらしく、晶はジロリと上目遣いで睨むや吐き捨てるように言い、円卓に置かれた缶ビールをかっさらうと一気に呷る。
 この時、夏穂が「あぁ!? ウチのビール……」と手を伸ばし抗議しかけるも、元生徒の余りの迫力に負けたのか、それとも既に手遅れと諦めたのかは不明だが(絶対に後者だ)、手を引っ込めると新たな缶ビールを手にチビチビと嘗め始めた。
 晶は晶で呑み干した缶ビールをそのまま片手で握り潰してもしまう。

「ったく、そんな怒髪天を衝く態度で『認めてる』だの『根に持って無い』とか言ってもまるで説得力無いぜ? だったら何が不満なんだ? 言いたい事はこの場で全部、吐いちまえ。筆頭妻の晶(オマエ)がいつまでも不機嫌だとみんなの精神衛生上よろしく無いし、第一、宏だって素直に喜べんだろうが」

 諭すように言うほのかも円卓に置かれた缶ビールに手を伸ばし、プルタブを開けるや喉を鳴らして豪快に呷る。
 この時、「あぁあっ!? またウチのビールが!」などと涙声が聞こえた気もしたが、おそらく空耳だろう。

「んくっ……んくっ……んくっ……プッハ~! やっぱみんなと呑む酒は旨いなぁ♪」

 口元を腕で拭い、目の前に座る夏穂と晶に笑い掛けるも。

「……………………」

「ウチのビール……もうここの冷蔵庫、空なのにぃ」

 晶は相変わらず不機嫌全開だし、夏穂は夏穂で指を咥え、涙目になって晶の潰した空き缶とほのかの手に収まる缶ビールを交互に見つめている。
 この部屋の隅には小型の冷蔵庫(宏がヘソクリで買った)があるのだが、どうやらこの酒乱女教師はその中にストックされていた缶ビールを全て呑み干してしまったらしい。

(ホント、ここに集う面々は見てて飽きないよなぁ。これも宏の人徳の成せる業、だな♥)

 白い裸体に黒のパンストだけ纏う美優樹と深く繋がる愛しの君にチラリと視線を向けたほのかは、先ずは呑み友でもある夏穂を宥める事にした。
 この女教師は酔いが回ると、ご当主たる宏以外、誰も手が付けられなくなるからだ。

「夏穂さん、ビールならオレが下の冷蔵庫から持って来ますから、少し待ってて下さいね」

 言いつつ腰を浮かせ、わたくしが持って参ります、と気遣ってくれた多恵子を微笑とウィンクひとつで制するとショーツ一枚のあられもない姿のまま階段を駆け下りる。

「よし、取り敢えずワンケース分あれば足りるだろ」

 キッチンの冷蔵庫から缶ビールを運搬用の籠(スーパーにある買い物籠と同じ物だ)に入れ、速攻で廊下を戻る。
 この時、新たな缶ビールを冷蔵庫に補充するのを忘れない。
 忘れるとキッチンの管理者たる千恵から「呑んだ人が補充しといて!」とお小言を貰うからだ。

「夏穂さん、お待ち遠様。ハイ、キンキンに冷えた缶ビールです。残りはこの部屋の冷蔵庫に入れときますから」

「わ~い! ありがとう、ほのかきゅん♪ だ~い好きぃ♥」

(き、きゅん!? な、何で萌え言葉っ!? と、とにかく、これで夏穂さんは暫く安泰だな。問題はこっちの……)

 席に着くほのかの視線が缶ビール片手に浮かれまくる夏穂から同い年の同僚に向く。
 そして前屈みになり、声を顰めて晶に迫った。

「あのな。さっきも言ったけど、己の不機嫌さを外に向けるなら、それ相応の理由を話せ。でないなら、その仏頂面を止めろ。みんなが不愉快な気分になるし、宏と美優樹ちゃんの門出に水を差す事にもなるんだぞ」

 現役機長からの至極真っ当なご意見に、それまでの不機嫌丸出しだった晶も目を見開き、対面に座る同僚を暫し見つめる。
 そして数秒、或いは数分後、ようやくへの字だった口元が緩み、眉根に寄った皺の数も一本にまで減って、それまで黙して語らなかった晶の重い口がようやく開いた。

「あたしだって美優樹ちゃんのコンペ優勝は心から祝ってる。ヒロの就職だってそう。でもあたし自身の心が言う事を聞かないのよ」

「どーゆー事だ? 心の奥底では二人の門出を否定してる、って事か?」

「違う! 決してそうじゃ無い。否定してるのは……強いて言うなら、あたし自身が素直になる心、よ」

「はい~? ソレはつまり何か? 祝いたいのに祝えない、ってか? つか、素直になれない、って……」

 思った以上に深刻な告白に言葉を失い、椅子の背もたれに寄り掛かってポリポリ頭を掻いていたら。

「……深刻でも何でも無い。お姉ちゃんは単に、ほのかに好いトコ持ってかれて拗ねてるだけ。自分が知らないうちに事が進み、全てが丸く収まったから、自分の出る幕が無くてつまらなく思ってるだけ。要は単なるジェラシー」

 いつの間に来たのか、晶の双子の妹でもある優がほのかの隣――フローリングに横座りしていたのだ。
 スレンダーボディを黒のタンクトップと黒のスキャンティで着飾っている様子からして、どうやら宏とのエッチの順番待ちの途中らしい。
 しかも、ちゃっかりと座布団持参で、だ。

「おわっ!? い、いつの間にいたんだ、オマエは! ビックリするだろうがっ!」

 思わず座ったまま飛び上がってしまうほのかだった。

「……キンキンに冷えたビール、の辺りからいた。気付かなかったのは、ほのかだけ」

 相も変わらず淡々と話す優の言葉に、何で気付かないとばかり晶は怪訝そうに、夏穂は面白そうに頷いている。

「ま、本気(マジ)かよ。ちっとも気付かんかったぜ――って、それはともかく! ジェラシーって言ってたな?」

「……うん。お姉ちゃん、ヒロクンの事は常に気に掛けてた。けど、新人社員教育があるから、どうしてもそっちがメインになってしまう」

「今年の新人女子二人は一筋縄ではいかん特異な相手だってな。事務のお姉様ネットワークから漏れ聞いてるぜ」

「……お姉ちゃんが新人研修に躍起になっている間、ほのかは着々と準備を整え、形を作り、事を成した」

「仕方ねぇだろ! こっちだって死活問題だったんだから。こちらで打てる手は何でも打った結果、宏を獲得出来たんだ」

「……だからお姉ちゃんも表立って文句が言えない。ほのかは、ある意味抜け道ルートだけど真っ当な手段を使い、真っ当な手続きでヒロクンを手に入れた。自分がしようとしてた事をほのかが先に手を付け、しかも完璧と言って好い結果を残したのだから」

「だからジェラシー、か」

「……そう。でも、実際はヒロクンの就職を心から喜び、祝ってる。ただ、ヒロクンの就業に自分だけが蚊帳の外に置かれたのが気に入らないだけ。決してほのかを呪い、あまつさえヒロクンの就職にケチを付けてる訳じゃ無いから安心して好い。常に人の先頭に立ち、目立ちたがるお姉ちゃんが後塵を拝したが為の単なるイジケとジェラシーだから」

 双子ならではシンパシーなのか、優は姉の心情を実に事細かく解説してくれる。
 もっとも、呪いとかは極めて信憑性に欠けるし、むしろ面白可笑しく施した脚色にしか思えない。
 しかしそんな優の言葉を裏付けるように、晶が唇を噛むのが見えた。

「……お姉ちゃんの心中はヒロクンを祝う気持ちとヒロクンに何もしてあげられなかった悔しさが綯い交ぜになり、自分の心に折り合いが付けられないでいる」

「つまり、宏の就職に際し自分の見せ場が無くてヘコんでイジケてた、ってだけかよ!」

「……更に言えば、ヒロクンがほのかの職場に取られて悔しい気持ちもある。言わば、鳶に油揚状態」

「そっちでもジェラシーって事か。……ところで優。宏は油揚なのか? まぁ、味噌汁に入れたら旨いけどさ。で、トンビって、オレの事か?」

「……うむ。他に誰がいる?」

 眉根を寄せたほのかのささやかな突っ込みを、いとも簡単に切り返す優。
 しかも優がさも当然と大きく頷くものだから、ほのかは大きくずっこけてしまった。

「自分の亭主を掴まえて、そーゆー例えはどうなんだ?」

 苦笑したほのかが体勢を整える間にも、優の解説が続く。

「……だからこそ、お姉ちゃんは自分の不甲斐無さに腹を立てている。従姉として、そして何よりヒロクンの妻として助けになりたかったのに、そう出来無いままヒロクンを取られてしまった。そんなお姉ちゃんの悔しい心中を察して貰えると、ボクも助かるし嬉しい」

「ったくもう! だったら最初から素直にそう言えよ。オマエは不器用な中坊か!」

 金髪碧眼ハーフ美女の、今度は缶ビールを突き付けての激しい突っ込み。
 すると、晶が諦めたように大きく息を吐き、ヒョイと肩を竦めた。

「ホント、優に掛かると、あたしも立つ瀬が無いじゃない。全くもってその通りよ。あたしら双子って、こんな時は不便よね。相手に自分の気持ちや見聞きした事が寸分違わず伝わっちゃうんだもん。隠し切れ無いじゃない」

「……お姉ちゃん、最初こそ、ほのかの独断専行に腹を立ててた。会社の人事に現場の人間が首を突っ込むな、って。違う?」

 優の切れ長の瞳が優しく姉を見据える。

「当たりよ。最初は現場の人間が何勝手な事してんのよ! って思ったわよ。しかも、あたしの知らん所で会長を言いくるめ、ヒロを獲得する準備を進めていただなんて機長としての分を完全に超えてるし、決して赦されないと思ったわ」

 眉根から完全に皺の取れた晶の言葉に、ほのかは宴会前の自分達を思い出す。
 宏の就職決定の経緯(いきさつ)を聞いた後の晶の険悪な言動を予想し、予(あらかじ)め人目に付かぬよう脱衣所に誘い出した事を。
 果たして、一言一句聞く毎に瞳を吊り上げてゆく晶に本気で胸ぐらを掴まれた事も。

(そん時のアイツの目、本気(マジ)だったからなぁ。あんな本気で怒った晶を見たのは大学以来かも)

 などとボンヤリと回想していたら、晶のご立腹した声で現実に引き戻された。
 見ると、再び瞳が吊り上がって眉根に皺が寄り、円卓に置いた右の拳がプルプル震えてもいる。

「しかも、ほのかから会長が直々に箝口令を敷きドッキリに加担してたって聞かされて、あたしは開いた口が塞がらなかったわよ! ほのかがほのかなら、会長も会長よ! ホント、あの道楽オヤジには困ったものだわ。会社を遊び場所か何かと間違えてるとしか思えないし!」

「……でも、そんなほのかの行動力と会長さんの柔軟な対応がヒロクンを救った。二人に感謝こそすれお姉ちゃんがいつまでも怒る理由にはならない」

 こちらも核心を突く優に、鋭い視線を向けた晶は語気を荒げた。

「判ってる! だからこそ、自分の許容量が思ってた以上に狭くてヘコんでるんじゃない! あたしは、こんなにも心が狭いのか、って」

 ここで言葉を切った晶はベッドで仲睦まじく夫婦和合に励んでいる宏に視線を向け、怒りの感情を抜くよう小さく息を吐いた。

「あたしは、何時如何なる時もヒロを救い導くのはあたしの役目だと、ヒロが生まれた時からずっと心に決めてた。だけど、今回の件では、あたしは役目を全く果たせなかった」

 晶の、部屋の灯りを映し込んだ瞳がこちらに向く。

「経緯(いきさつ)はどうであれ、ヒロ自身が自らの意志で未来を手に入れたのならば、従姉として、何より妻として手放しで喜ぶべきだった。しかし、事の顛末を聞いても素直に喜べなかった。これは……あたし自身が未熟な証拠なのよ。あたしが置き去りにされたと思う、心の寂しさなのよ。きっと」

(晶……。オマエは意外と不器用な女なんだなぁ。プライドと感情の板挟みじゃん)

 小さく微笑む晶だが、ほのかには自虐的な笑みに感じていた。
 ほのかの憐れむ視線が同い年の同僚に向けられている間にも、隣に座る優の解説と晶のやり取りが続く。

「……自分に厳しいお姉ちゃんだからこそ、自分が赦せなくなった。それが仏頂面となってしまった」

「ホント、あたしもまだまだ、よね。ヒロが絡むと途端に冷静でいられなくなっちゃう。しかも優には感情が駄々漏れしちゃうし、これじゃ筆頭妻は失格だわ」

「……冷静でいられなくなるのは誰でも同じ。程度の差はあれ、ヒロクンを想う気持ちは十人皆同じ。だからお姉ちゃんは筆頭妻失格では無い」

「優……」

 優の慈しむ瞳と晶の潤んだ瞳が交差するのが、傍らにいるほのかにもハッキリと判った。
 しかも、晶の表情がさっきまでと打って変わって穏やかな表情に戻ってもいる。
 どうやらこれで晶の仏頂面ともオサラバ出来るだろうし、宏達も少しは安心するだろう。

「晶は不器用な、否、オマエ等は器用な姉妹だよなぁ。言葉にしなくても相手の心が判るだなんて、今後はサトリ姉妹と呼んでやろう。……それにしても、悔しい程に羨ましい姉妹愛だぜ」

「……ほのか、妬いてる?」

「や、妬いてなんか無い!」

「……ホントに妬いてない?」

「う、五月蠅い! ひとりっ子のオレには判らん世界だって事だ!」

 何やら風向きが怪しくなり、慌てて話題を強引に変えるほのかだった。

「……でも、ほのかは、今はひとりっ子じゃない。みんな、ヒロクンのお嫁さん。自分以外に九人もの同じ立場の奥さんがいる。だからこそみんな心強くなれるし、お互い頼ったり頼られたりする事が出来る」

「優、おまえ、好いヤツだな」

「……ほのかに言われても、少しも嬉しく無い」

「――って、オイッ!」

 ほのかの猛抗議を封じるよう、優の視線が呑んだくれ女教師に初めて向けられる。

「……それに、夏穂先生も偉い」

「「へ?」」

 ほのかと晶が同時に首を傾げると、名指しされた夏穂の肩がビクッ! と震えるのが判った。


                                            (つづく)


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バラード(3) バラード(3) 美姉妹といっしょ♪~新婚編
 
「……それに、夏穂先生も偉い」

 いつも通り淡々と話す優からの指摘に夏穂の肩がビクッ! と震えるのが、ほのかにもハッキリと判った。

(夏穂さんも偉い……って、何がだ? 晶の不機嫌と夏穂さんに、何か関連があるのか? しかし、晶も元担任を訝しむ視線で見てるって事は、晶自身も知らぬ何かがあるのか?)

 ほのかは首を捻りつつ、夏穂、晶、そして優に視線を巡らせる。
 すると、優の口から想像もしていなかった言葉が飛び出した。

「……夏穂先生、お祝い宴会の時から普段以上にはしゃいでいた。これはひとえに、お姉ちゃんの不機嫌さを執り成そうとしていたから。それは今さっきまで続いていた」

「ホントか?」

「嘘でしょ!?」

 ほのかと晶の訝しむ視線が同時に目の前の酔っ払い女教師を射貫く。

「あ、あははは……な、ナンのコトかしらぁ~?」

 いつの間にやら額に細かい汗を浮かべ、酔い顔の頬が小刻みに震え出す女教師。
 そんな、見るからに動揺している夏穂への、元生徒による解説・其の弐が開始された。

「……すっとぼけてもダメ。夏穂先生、宴会が始まる前に、ほのかとお姉ちゃんが脱衣所で小競り合いしてるのを目撃してた。この事を知っているのはボクだけ」

「――って、オレと晶を夏穂さんが見てたのを、更に優が見てた、って事かよ!」

 人目に付かぬよう晶を脱衣所に誘い出したつもりだったが、少なくともこの二人にはバッチリ目撃されてたようだ。

「……夏穂先生はトイレからの帰りで、脱衣所の扉の影で中の様子を窺ってた」

 その言葉を証明するかのように、ばつが悪そうに首を竦めた夏穂が小さく頷く。
 どうやら教育者なのに図らずも盗み聞きしてしまい、自責の念に囚われているらしい。

「……ボクはお姉ちゃんの激しい感情の揺らぎを感じ取ったから、リビングと廊下の境で様子を窺ってた」

「本気(マジ)かよ!? って、そう言われれば……宏獲得に浮かれてて脱衣所の扉、閉めずに晶に話してたっけ。うっわー、何たる失態!」

 ほのかは自分の迂闊さに思わず頭を抱えてしまった。
 これでは人目に付かぬよう誘い出した意味がまるで無いではないか。

「……お姉ちゃんにしてみれば、ヒロクンがほのか主導で自分と同じ会社に入ったのは青天の霹靂。ましてやほのかと同じ現場だなんて聞けば、大人しくしてるなんて到底無理。大暴れ寸前。それを夏穂先生が『仕事が煮詰まってる』と庇い、みんなにお姉ちゃんの不機嫌の理由を誤魔化してくれた」

「な、なるほど。それであの時、オレの名前出したのか」

 夏穂は晶の不機嫌の理由をほのかから聞いたと、宴会の最初にみんなに言っていたのだ。

「……しかも夏穂先生、こうも言ってた。自分も後塵を拝した、って。これは自分もヒロクンの獲得に半分は本気だったと言う隠された証拠。同時にそれはお姉ちゃんの気持ちが痛い程判るって事でもある。夏穂先生、前々からヒロクンを陸上のコーチに招聘したがってた」

「そう言えば……宏に最初に目を付けたのは夏穂さんだったっけ。今年の夏頃に、『陸上部のコーチに欲しい』、って」

 ほのかが天井を見上げつつ思い出していると、頷いた優の言葉が続く。

「……夏穂先生、普段以上にはしゃぐ事でお姉ちゃんの気分を和らげようとしていた。同時に、場の空気が重くなるのを防いでもいた。自分がはしゃげばはしゃぐ程、みんなの目が向くからお姉ちゃんの仏頂面も何とかぼかせる、と考えたんだろうね。それは同時に、自分自身の慰めにもなる」

「つまり何か、夏穂さんは身を挺して晶の不機嫌さをカバーしてた、って事か!? みんなを不快な気分にさせない為に。そして宏をコーチに呼べなかった無念さを紛らわす為に」

「……そう。ヒロクンが今も美優樹ちゃんと繋がっているのが何よりの証拠。もしも夏穂先生のフォローが無かったら、お姉ちゃんのドス黒い負のオーラにお屋敷が侵食され、お祝い宴会&お祝いエッチどころの騒ぎじゃ無くなる」

「ちょっと! あたしが諸悪の元凶みたく言わないでくれる!?」

 額から角を生やした晶が猛然と食って掛かるが、表情を微塵も変えない優は柳に風と受け流す。

「……うん、言って無い。ともかく、夏穂先生のフォローがあったからこそ、みんないつも通りに振る舞ってる」

 お屋敷の財務担当としてFXや株の売買をこなすだけあって、優の鋭い読みと分析力は対人物に於いても半端無い。
 晶は晶で「ちっとも気付かなかったわ」などと他人事(ひとごと)のように目を見張っている。
 もっとも、「夏穂先生が変な理由付けするからヒロとのエッチ、しにくくなったじゃない!」などと恨みがましく恩師を見つめてもいるが。
 そして当の夏穂も、元生徒からの鋭い指摘にあんぐりと口を開けていたが、降参したように小さく笑うと缶ビールを円卓にそっと置いた。

「ったく、あんた達に掛かると教師の面目丸潰れじゃない。ウチが必死こいて演じたのがバカみたい」

 それまでの酔っ払い振りはどこへやら、しっかりした口調と見つめる瞳はどこまでも真っ直ぐに、そして優しさに満ち溢れていた。

「ほのかちゃんから宴会の趣旨や宏クンの就職の経緯(いきさつ)を聞いてた晶ちゃんの様子見て、只事では無いと直感したの。晶ちゃん、それはもう般若も裸足で逃げ出す程に怖い顔して、ほのかちゃんに詰め寄ってたからね」

「む~、そんなコト、無いモン!」

 心当たりが大いにあるらしく、可愛娘(こ)ぶった晶は瞳を吊り上げ、元・担任教師を睨んでいる。
 ほのかもそんな夏穂の言葉に、大いに賛同する。

「そんなコトあるって! だからオレは晶に言ってやったんだ。めでたい席なんだから自分の感情はひとまず仕舞っておけって。だのにコイツと来たら、最初っから仏頂面、隠さねぇしよー」

「そんなの、あたしの勝手でしょ!」

 手の付けられない問題児を見るようなほのかの蔑む視線に、これまた真っ向から対抗する晶。
 
「……こんな勝ち気満々のお姉ちゃんの性格を熟知している元担任だからこそ、ひと芝居打ったのだと思う」

 成績優秀だったと言う優の補足に、夏穂もその通りとばかり頷いている。

「ウチは、宏クンの就職祝いと美優樹ちゃんのコンペ優勝祝いのダブル祝勝会なんだから絶対に上手く纏めないといけない、って瞬間的に悟ったのよ。だから咄嗟にいつも以上に酔った振りをしてバカ騒ぎしてたのよ」

 それに、と夏穂が続ける。

「晶ちゃんが不機嫌な理由を、優ちゃん、みんなの前でバラそうとしてたじゃない。もしもあの場面で暴露したら、みんながみんな、晶ちゃんを慮(おもんばか)って楽しい空気はもう戻らなくなると危惧したの。だから咄嗟に服を脱いで優ちゃんの口を封じたのよ」

 本人からの告白に優は目を見開くが、ほのかは目の前の美女が神々しく映っていた。

「流石、現役女教師。人を見る目は確かだし対処も万全だぜ! しかも美人で頭も切れるし、確か、こーゆーのを日本語で『腐っても鯛』って言うんだっけ?」

「……ほのか、ソレ、褒め言葉じゃ無い」

「フンッ! 夏穂先生なら褒め言葉よ。まぁ、夏穂先生(このひと)ならどっちにも取れるけどー」

 尊敬の眼差しを向けるほのか、呆れたように突っ込む優、投げ遣りな口調の晶の三連コンボに、夏穂は缶ビールを高々と掲げた。

「あははははっ! やっぱ、アンタ達は最高の奥さんよ! 当然、ウチを含めて、ね♪」

 女教師の高笑いが部屋中の視線を一気に集めた――。


     ☆     ☆     ☆


「夏穂先生? そんな高笑いして何かありました?」

 美優樹との一戦を終えた宏は、ベッドサイドで円卓会議している四人の元へ歩み寄る。
 当然、エッチ休憩中のマナーとしてバスローブを羽織ってだ。

「よぅ宏♥ ささ、狭くてむさ苦しいトコだけど、隣に座れよ♪」

「……ほのか。どの口がそんな無礼を言うかな? ここはヒロクンの部屋!」

「あ~、宏クンだぁ♥ ささ、ウチとほのかちゃんが身体ごと、挟んであ・げ・る♥」

 相好を崩したほのかの言葉に優が怒りを露わにし、満面の笑みを浮かべ舌舐めずりする恩師がおいでおいでと手招きする。
 宏は夏穂とほのかの間に腰を下ろし、多恵子が淹れてくれたホットウーロン茶で喉を潤しながら尋ねた。

「何だか、さっきから深刻な顔して鳩首会談してるから、ずっと気になってたんだ。もし差し支えなければ教えてくれるかな?」

 ここは当主として、そして十人の妻を率いる身として、是非とも内容を把握しておきたい。
 目の前でいつもとは違う雰囲気でヒソヒソ話されていると気になって仕方が無いし、不安にもなるので精神衛生上、よろしく無い。
 第一、幼馴染であり従姉でもある晶の不機嫌そうな顔が宴会開始直後からついさっきまで続いていたので今夜中にも解消させてやりたい。
 すると。

「何て事は無いさ。単に、宏がオレの職場に来る事になって晶がヘソを曲げてたから慰めてただけさ」

 流石、最先端ジェット機を操るキャプテン(機長)だけあって、ほのかの説明は簡単明瞭だ。

「そうだったんだ。晶姉、結果的に騙すような事になってゴメン。俺も、雇用契約書にサインした直後に晶姉の事を聞いたんだけど……」

 晶に向かって真摯に詫びを入れてから一連の首謀者たるほのかをチラリと見ると、晶は諦めたように眉を下げた。

「判ってる。どうせ、どこかの色物機長が黙ってろ、とか何とか言って口止めしてたんでしょ。その位、簡単に想像付くわよ」

「おいおいおい! 誰が色物機長だって!?」

「あんたに決まってるでしょうよ!」

「なんでだよっ!?」

 ほのかを一瞥し吐き捨てるように言う晶に、切れ長の碧眼を吊り上げ猛然と突っ込むほのか。
 どうやら晶の中では、今回の件でほのかの地位がかなり、下がっているようだ。
 もっとも、ここに集う面々はいつまでも続く喧嘩など出来やしない。
 現に、

「アンタ……今の自分の格好見て言いなさいよ。女なのにパンツ一丁で大股開きで椅子に座り、胸も隠さない機長が色物機長じゃ無い訳、無いでしょ。ヒロだって百年の恋も一気に冷めちゃうわよ」

「あ」

 呆れたように諭す晶に、自分のあられもない姿に初めて思い至ったのか、そそくさと膝を閉じ胸にタオルを捲いて首から上を真っ赤に染めるほのか。

(やっぱこの二人は最高だな。伊達に学生時代からの付き合いじゃ無いもんな)

 宏は苦笑いする晶と恥じらいに身を捩るほのかに魅入ってしまう。
 二人の間には妻同士の繋がりの前に、友情と言う絆で結ばれてもいるのだから。
 そんな、羞恥で俯くほのかを余所に、晶にとっては仕掛け人と同罪だった宏にも視線が向けられる。

「それに、あたしにずっと黙ってたヒロが悪いんじゃない。ヒロだって、ある意味ほのかの犠牲になった側じゃない。訳も判らんうちにテスト受けさせられ、職場参観などと口車に乗せられ、あまつさえ羽田くんだりまで引っ張り出されてさ」

「口車じゃねぇ! 職場参観は実際にある制度だろうがっ! 第一、羽田は日本の中心空港だ! くんだりとは何たる暴言!」

 羽田空港を職場とするほのかからの、怒濤の突っ込み、二発目。
 どうやら晶の雑言を黙って看過する事は出来無いらしい。
 さっきの羞恥はどこへやら、今は唸りながら金髪と柳眉を逆立てている。
 宏はそんなほのかを落ち着かせるよう手を握り(ほのかの目尻が下がり溜飲も下がるのが判った)、晶に視線を向ける。

「まぁ晶姉はそう言うかもしれないけど、俺にとってはこれも何かしらの機運だと思うんだ。たとえどんな経緯(いきさつ)で職に就いたとしても、これはこれでアリだと俺は思うよ。俺は与えてくれたチャンスを掴んだだけなんだから」

「……そう。ヒロがそう言うなら、あたしはもう何も言わない。改めて言うけど、ヒロ?」

「何? そんなマジな顔して真っ直ぐ見つめられると緊張するって」

 表情が強張り、腰も退け気味になると、ほのかと繋いでいた手がギュッと握られる。
 どうやら心配するなと励ましてくれているらしい。
 そんな宏とほのかのコミュニケーションを知ってか知らずにか、目の前の従姉がフッと微笑んだ。

「あら、そんな逃げなくても好いじゃない。最愛の妻から夫へのメッセージなんだから」

 それはもう、後光が差す天使か女神が降臨したかのような、ここ最近目にしなかった極上の微笑みだった。

「ヒロ、就職おめでとう。これであたしとヒロは同じ会社に属する同僚になったのよ。明日からは胸を張って堂々と歩きなさい。何時如何なる時も下を向かず、常に上を見て行動するのよ!」

(晶姉……。さっきまでの不機嫌そうな顔とはまるで違う! 凜とした、いつもの晶姉だ)

 従姉であり筆頭妻からのエールに、宏の心の靄が完全に晴れる。
 今夜中に晶の機嫌を直すと言う目標は、現時点を以て完全に達成されたと言って間違い無いだろう。
 すると、ほのかの向こう隣から従姉に向けて苦笑交じりの声が掛けられた。

「……今の言葉、すっかり管理職のオバチャンに戻ってる」

 従姉の怒りのスイッチを平気で押したのは、それまで黙って事の成り行きを見守っていた優だった。
 どうやら、やっと言葉を挟める雰囲気に戻ったので参戦(?)して来たらしい。
 当然、自分を揶揄する台詞を黙ってスルーする晶では無かった。

「だ、だ、だ、誰がオバチャンですって~~~~っ!? あたしゃアンタと同じ二十六歳だ!」

「……お姉ちゃん以外に誰がいる? それに、同い年だって老けてる女性(ひと)は老けてる」

「あ、あ、あ、アンタねぇ~~~~っ!」

 優の淡々とした話し方は普段と何ら変わらないが、姉を見つめる瞳は明らかに面白がっているとしか思えない。
 しかも、晶は晶で妹のシャレを本気(マジ)で受け取るから面白い。
 晶の手にしていた缶ビールが一瞬で握り潰され、中身のビールが放物線を描いて円卓に降り注ぐ。

(あらら。晶姉ってばオバサン呼ばわりされて般若顔に戻っちゃったし、ほのかさんと夏穂先生は笑いを堪えて震えてるし、相変わらず楽しい奥さん達だなぁ)

 宏も、久々に見る美女姉妹(しまい)コントに微笑んでしまった。
 そんな、晶と優の間に電撃が飛び交う間にも、宏の股間はバスローブを突き破らんばかりに猛っていた。

「晶姉。次は晶姉とエッチしたいな。夏穂先生と優姉、ほのかさんの艶姿に中(あ)てられちゃってさ」

 椅子から立ち上がるや、宏は円卓の対面に位置していた晶に歩み寄り、手を取るとベッドに向かって歩き出す。

「ちょ、ちょっとヒロ! あたしは、今日は――」

 この時、晶の手がそっと握り返してくれたのが、宏には嬉しかった。
 躊躇いがちに拒否する言葉を口にするものの、この反応こそ、晶の本心を表しているからだ。

「今日はエッチしないつもりだった――なんて言わせないよ。ホントにエッチしないんだったら、とっくに自分の部屋に戻ってるモンねー」

 従姉の強がりを強引に封じると、図星だったらしく耳まで真っ赤に染まる晶だった。
 そんな晶に、ショーツ一枚のトップレス姿のほのかが呆れたように茶々を入れて来た。

「なんだよ、やっぱ宏とエッチ、する気満々だったんじゃねぇか。この、むっつりスケベ」

「な、なんですって――んむっ!? んむん……んはぁ……むちゅぅ~~~」

 姦しくなる寸前、宏は従姉を抱き寄せたまま背後からベッドに倒れ、そのまま唇を塞ぐ。
 濃厚なディープキスを見舞っていると、晶からも舌を絡ませ唇に吸い付いて来るのが判った。

「晶姉。こんな邪魔なモノはさっさと脱いで、その素晴らしい肢体を俺に見せてよ」

 暫しキスに溺れてから、自分の顔が映る瞳を見つめつつパジャマのボタンに手を掛ける。
 上から順に外す毎に双丘の中心を走る深い谷間が徐々に見え始め、同時に晶自身の匂いが濃くなってゆく。

「ヒロってば、いつの間に脱いだのよ。さっきからあたしの太腿に硬くて熱いの、散々、擦り付けてたでしょ」

「あはは! バレてたか。だって、晶姉とこれからセックスするんだって思うと、自然と猛って来るんだ。それに……」

 宏は晶のパジャマだけ剥ぎ取ると、そのままプルンプルン揺れるDカップに両手を添える。

「やっぱ、晶姉のオッパイはいつ見ても綺麗だ。アンダーバストのラインは俺の手にジャストフィットするし、大き過ぎず小さ過ぎ無いピンク色の乳輪と、ピョコッと勃つ濃い桜色の乳首のコントラストが性欲をそそるし」

 手に吸い付くような双丘を揉みしだきつつ、宏はおもむろに唇を寄せた。

「はぁん♥ そ、そんないきなり先っちょ、甘噛みしないで! せ、せめて優しく舐めてから……はぁあっ!?」

「舐める前からビンビンに尖ってたよ? ホラ、晶姉が発情してる時と同じ具合にコリコリしてるし♪」

「だ、誰が発情してるっ……うふん♥ そ、そんなデタラメ言わないでっ……あはん♥」

 宏は左手で右のバストを円を描くよう掬い上げ、唇で左の乳首をついばみ、攻め立てる。
 そして右手は当然……。

「はひゃぁんっ! ぱ、パンツの中に手を突っ込まないで! そ、そこはダメェ! 今、弄られたら――」

「晶姉のパイパンマンコ、べっとり濡れてるじゃん。俺と美優樹ちゃんのエッチ見てて発情しちゃったんだね。ここだって乳首同様、プックリ勃ってるし~♪」

「あぁあっ! 剥かないでっ! 完全に発情ちゃうっ……はぁんっ♥ あ、あ、あ、あ、あ~~~~~~っ!」

「ともかく晶姉、ありがとう! 晶姉からの励まし、心に刻むよ! ほのかさんもありがとう! これからもよろしくね♪」

 宏は愛液の海に浮かぶ秘核を指で磨り潰しつつ、目線で晶とほのかに謝意を伝えた。
 かくして宏の、そして妻達の新たなる歩みが始まった瞬間だった――。


                                            (つづく)


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